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第1章 23「決勝戦の終わり」

「さぁ…勝負はここからだ‼︎」

  ミルドに向かってそう叫んだ。

「調子に乗ってんじゃねぇよ‼︎」

  ミルドも負けじと叫んで来る。

「行くぞ‼︎」

  左手の剣を前に出し、加速する。

  相手はさっきまでとはまったく形の違う剣を構えている。シャムシールと言えばいいのだろうか?刀身が曲がっている曲刀だ。

  相手の身体の両脇から樹の拳が二つ飛んできている。

  「ていや!」

  刃から炎を出し、右手の剣を逆手に持つ。右手の剣の日本刀でいうところの峰の部分から炎を出す。

  右手の剣が加速し、逆手に持った剣が樹の拳を捉える。

  二つの拳を打ち破り、次に飛んできたのはミルドの曲刀。

  拳を斬るため右手の剣を使ったため剣は今、左腕の方に来ている。

  今から剣を戻すことは出来ない。

  左手の剣の加速を止め、右手の剣の峰を加速させる。

  剣によって回転し、左手の剣を伸ばすと曲刀に追いついた。

  剣同士が衝突し勢いで押し切った。

  相手はよろつき体勢を崩したらしい。

「ここだ!」

  身体の後ろにある右手の剣を加速させる。左手の剣で相手の曲刀を叩き落とす。

  そして右手の剣を持ち直し、加速させ、回転を加えて峰の部分で相手の頭を狙う。

「あああああぁ‼︎」

  右手の剣の峰が相手の後頭部を捉えた。

「うぐ…」

  相手は地面に叩きつけられ、そのまま気を失ったらしい。

 …つまり

「勝者…マサキ‼︎」

  どうやら勝てたらしい。

「あ、えーっと。や、やったー‼︎」

  不意に何を言ったら良いのかまったくわからず、訳のわからないことを言ってしまった。

  よくわからない喜びの声を上げた後、審判から表彰式をやると言われた。それは当然ミルドが目覚めてから行うので一旦控室で待機ということなので、おとなしく待機しようと歓声を背に控室に戻った。

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