プロローグ 王子爆誕
方言、時代設定とか適当です。沖縄の方ごめんなさい。
H29.8.25 中盤ぐらいから一生懸命ちゃんとした資料を漁りネタを探しています。
よろしければお付き合いください。
いたっ!いたたたっっ!
くっ くる いっ 息ができなひ
いきなりヘッドロックにアイアンクローかけられて、口を塞がれてるのか?
あっ頭が割れるぅ 苦しいっ ギブギブギブ!
あっ、しっっ死ぬのか俺は? さっ酸素
「おぎゃあ!おぎゃあ!」
「Jmdxuuu vg.km6xq k.4qeoww」
「おぎゃあ!おぎゃあ!ぶーぶー」
「tjamwm moaj7se jijnephp」
「Tm9,w j ja5ujg!, Jgstkmw」
ー ????なにいってるんだ?
よく聞き取れないぞ それに手も足も思うようにっーか赤ちゃん?まっまさか こっこれは今はやりの異世界転生?
ー記憶にないけど、俺は死んだのか? トラックか? いや違うな。んーヤバイ思いだせない。それどこか俺の名前はなんだっけ?
「Tj5wod vipsm6m tjhjejt」
-あっ!いい匂い!これはきっとおっぱ******
-多分転生してたぶん一ヵ月ぐらいはたった。
一日の殆どは意識が飛んで寝てばっかだか、おもらしに垂れ流しの羞恥プレイにも馴れ、いよいよ新しい扉を開きそうになったのはおいといて、
現状で解ったことは
①ステータスオープンと唱えても俺のステータスは表示されないこと。
(上手く喋れないし、聞き取れないので、まだ試す価値はあると思う!)
(プレートに血とか垂らすギルド制もありかな?)
②へその当たりに意識を集中したり、何か練ってみようとしてもチャクラやオーラの様なものは感じられないこと。(チーレムは無理なのか?)
③ むずって泣いてみたが、回復魔法のようなものはないようだ。(現代物理応用は、、、)
④今の所、ケモミミな子は見当たらない。
(エロフはきっとどこかに!)
ー母親らしき黒髪の美人さんと、俺におっぱいをもま、じゃなくて飲ませてくれる乳母? の人とお手伝いさんらしき人がいるが、なんとなく中華っぽい格好だ。
生えだした前歯で甘噛して反応を楽しんでいる。
「ハイサイゴーヤチャンプルデージナンクルナイー!」
「カメーカメーグシケンチョッチュネーサァ!」
ーたぶんあやしてくれてるんだな? ここは笑顔で媚びを売っておくか、早く言葉を覚えなくっちゃ
ー転生して約一年
「すてーたす! おーぷん!」
「ふぁいやー」
「め◯!」
「りーて あどばりあ うるす ありあろす ばる めたりーな!」
最初に話した言葉だけどやはり、出来ない
困ったときのおまじないもやっぱり駄目だ!
時代はよく解らないけど、中世だよな、ネットどころかテレビもなし、乳母がいるんだし金にはまず不自由じゃないだろーけど。まぁ中世ゲルマン風の宇宙世紀とかの未来でもないだろう。
まぁ、パパさんはウシュー、って誰? 兄ちゃんが二人いて、ママさんはバイリンって名前では側室らしいから後継ぎにはなれそうにないっーか 、中世は中世でも東洋系? 中国かな三國志の時代に過去転生なら横山漫画で得た知識でチートいけるかな? マンセーな国とかじゃなきゃいいけど。
こうなったら、メイド服とマヨネーズで内政チートだ!火薬や大砲の作り方でも調べとけばよかった。
ー転生して約三年がたった。
歩けるようになったし、不振がられない程度に片言言葉も覚えた。
家のなかも探検して現状把握に努めた。
俺の名前は真三郎金 幼名ね。金は美飾語、童名っていうらしい
なんと、琉球王国の第三王子様だ。パパさんの名前はウシューじゃなかった。ウシューとは御主で殿とか陛下みたいな尊称で尚元王。ママさんは梅嶺、やっぱり側室なんだけど、じいちゃんは三司官って偉い大臣の一人みたい、まだ会ったことないけどね。
ん?琉球、詰んだかな、琉球って沖縄だよね、過去転生キタ⤵
基本、御内原ってゆー建物、後宮、大奥に当たるのかな? からはでられないけど家には、世界遺産で見たことあるドラゴンの飾りで派手派手な真っ赤な中華風の御殿もあったけど。
アレっ? 確か、琉球って薩摩の島津に攻められるんじゃなかったっけ? それとも既に植民地化されてる? 今西暦何年?島津が攻めて来るのは関ヶ原の1600年の前? 後?
ヤバッ! 生存戦略を立てなきゃ摘んでしまうではないかーい!
転生して四年目
嘉靖39年7月ってこんな元号聞いたことねぇー!慶長とか天正じゃないの?
で、西暦、日本の何時代に相当するかまったく不明
◆
首里城正殿 下庫理 玉座の間
グァーン!グァーン!グァーン!
「首里天加那志のおなーりぃ!」
銅鑼の音と進行役の役人の合図で正殿前の御庭に集まった琉装姿の家臣が一斉に平伏する
「「「ははーぁ!」」」
「真三郎金様、平伏を」
俺に正装させて御庭に連れてきたおっさんがそーっと耳打ちする。初めて会ったが、母方の叔父様に当たるらしい。
四歳児らしく言われた通り素直に平伏する俺
「面をあげよ!」
おっパパさん登場だ。ママさんは側室でちょっとエキゾチックな黒髪の沖縄美人、正室である妃の他に、後二人も側室がいるハーレム野郎である。
ファンタジー物の金の王冠じゃなくて帽子みたいな王冠を被って龍の袍ってゆー中国風の正装の琉球国王様だ。
顔は三國志に出てきそうな口上に左右に二本、顎に長いのが一本の三本髯でちょっちゅなボクサーとか毛深いゴリラっぽい感じではなく、沖縄なのにちょっと線の細いイケメンだ。
「皆のもの、面をあげよ!」
「余が第三王子、真三郎金に金武間切を与え金武御殿に封ずる!
大和名は大金武王子朝公、唐名は久、尚久といたせ!」
「真三郎様、ありがとうございます! 謹んでお受けいたしますと」
後ろに座った叔父さんが小声で俺にアドバイスしてきた。
「ありがとうございます! すいてんがなち! ちゅちゅしんでおうけいたしましゅ」
かっ噛んでしまっった。涙
「ハッハッハ!なかなか口達者ではないか、朝公!そなたの傅役には叔父にあたる安李をつける。
池城安李、そなたの姉の子じゃ、早速采地に御殿を建て、よく輔弼してくれよ。」
「ははっ! 大金武王子の名に相応しき立派な御殿をつくりましょうぞ。」
「おじうえさま! よろひくおねがいいひましゅ」
大金武王子って、ぷっ! クーラーでも発明してチート無双できるかな?
後ろに控えてた髯面のおっさんが叔父さん? ママさんには似てないなぁ
いや、くりっとした目元と少女漫画のような長い睫毛は、、、、、
「大新城安基! 池城安棟!御殿が完成するまで一年やそこらはかかるであろう。
朝公はまだ四つじゃ、孫の為じゃだれぞ良き小姓なり、指導役をつけるように!」
「はっ! 既に何名か心当たりがおります。お任せを!」
後ろで平伏してるじいちゃんは会ったことあるな
見た目は日長一日三線でも弾いて「なんくるないさー」とかいいそうな好好爺っぽいけど、パパさんを王位に就けるのに貢献して三司官(大臣クラス?)と羽地って所の按司、領主にまで登り詰めた遣り手らしい。
一旦は引退して安棟叔父に大臣職ごと家督を譲ったものの、具志頭間切の新城村を采地として与えられての首里駐在、王の相談役として未だに実権を握ってるらしい。
因みに親子で名字が違うのは領地の地名を名乗るからで、唐名の名字は毛と言うらしい
「朝公!よく学び、王子として立派に勤めるようにな!」
「はい、べんがくにはげみ、すいてんがなし、ちふぃうふじんがなし、ぐーでぐにせいしんせいひ、おつかえしまひゅ」
「おっ! これは、これは、一端の口をききよる。安基! 従者を就けたら円覚寺で学ばせよ! 久米で官話や漢学も学ばせよ、よいな」
「ははーっ!」
んー社交界デビューだからってちょっとやり過ぎたかな?