俺の願いは
初めまして苺味と申します。
私自身「最強」は大好きなのですが、ただ最強なだけじゃ面白くないので、頑張って願いを叶える系の最強話を考えました。
第三話「僕の願いは」お楽しみください。
(あれ、あの後俺どうなっだうなったんだっけ。赤坂さん助けた後、、、、そう、確かもう一人轢かれそうになったから飛び出したんだっけ、あの人助かったのかな)
そんなことを思い出しながら目を開ける。
初めに写ったのは知らない天井だった。知らない部屋のベットの上、頭を動かして周りを見渡したみる。
可愛い色合いの小物にどこかいい匂いのする部屋、そう女の子の部屋だ。
「え、俺あの後女子の部屋に行ったのか!?、一体どんな流れがあったらこんなことになるの」
そんなことを考えていると外から誰かが近づいてくる音が聞こえてきた
(誰か来る)
そう思って布団を深くかぶり直す。
すると扉が勢いよく開かれた
「ねえ、お姉ちゃん起きてる。ねえ聞いて聞いて、今日ねテストで百点取ったんだよ。しかもねしかもクラスで私だけなの」
「えー私だって今日かけっこで一番だったもん。しかも合唱練習の時一番こえでてるねって褒められたんだから」
そんな二人の言い争いが布団越しに聞こえてくる
(誰なんだあの子たちは冗談なんかじゃないよね。俺のことお姉ちゃんとかかんちがいしてるし、、、うわ)
被っていた布団を二人に剥ぎ取られた)
「も!いつまで寝てるの、今日はルリたちと遊んでくれるんでしょ。いこーよおねーちゃん」
無理やり二人に手を引っ張られ体が起こされる。
(いや、誰だよこの二人、やっぱり顔見ても分からんわ)
「俺のことお姉ちゃんって誰かと勘違いしてない」
この時に気づいた。自分の声がいつもより高いことに。そして次の瞬間確信に変わった。タンスの横に置かれた。姿見。その中に写っていたのはあの「赤坂陽葵」だった
「なんで俺が赤坂さんに」
「何言ってるの早く外いこーよ」
「あ、おねーちゃんまだパジャマのままじゃん、ご飯食べたら行くって言ったのにー」
「ほんとだ。じゃあミユ達先にご飯食べとくから早くきてよね。行こルリ」
そういうと二人は部屋を出ていった。その瞬間部屋全体が歪み始めた。まるで霧のように消えていき、また別のものが浮かび上がり始めた
「今度はなんだ」
次に映し出されたのは、同じ家の別の部屋。今度は誰かが横になっていいる。それを横から眺めている状況だ。
「誰、この人、赤坂の母親かな。それにしてもなんで俺は赤坂になってるんだ」
独り言で起きたのか、話しかけてきた
「ごほっ、ごほっ、ごめんなさいね。いつも迷惑をかけてしまって、私が病気になんてかからなければ良かったんだけどね」
「そっか、赤坂の母親は病気なのか。それに加えて二人の子供の世話って本当にすごい人なんだな」
独り言を話していると、不信がって母親が話しかけてきた
「何を言ってるの陽葵」
そうか相手と会話はできるんだ、この場所
「いや、なんでもないよ。気にしないで」
「そうなの、ならいいんだけど。それで陽葵を呼んだのは理由なんだけどね実は私」
「後1ヶ月持つかどうかって言われっちゃった。だからあなたには本当に二人を任せることになっちゃうの」
余命が後1ヶ月しかないって、赤坂の母親が。
うそだろ。
そんなことが身近に起きてたなんて、なのに学校ではあんなにも明るく振る舞えるなんて。
そしてふと気になることがあった
「ねえ母さん、今日って何月何日なの」
「え5月2日だけどどうして」
それを聞いていてもたってもいられなかった。
俺は母親の話も聞かずに部屋を飛び出した。
もしこの世界が赤坂の記憶なら赤坂の知らない行動をすればこの世界からすぐに出られるはずだ。
扉を出ると同じように視界が歪み始めた。またどこかに行くのかと思っていたけど違った。
何もない黒い空間だった。
そんな中でよく知っているが映し出されていた。
ーーーデイリー ーーー
『6:30分に起床してください※1分以上経過で失敗とします』
失敗異空間に転移しました。
その時全てを理解した。
俺はおそらくトラックに轢かれた後意識を失って、次の日のデイリーに起きることができなかったから異空間に飛ばされたってことか。
まさか異空間が人の過去を体験させてくるところだったなんて。
そうじゃない早くここから出ないといけないんだ。あの母親が言っていた日付が本当なら俺が轢かれた日が5月30日後一週間もないってことじゃないか。
「おい、一体どうしたらここから出られるんだ」
すると再度画面が浮かび上がる
『5年経過するまで出ることは出来ません』
ーー異空間でのルールーー
あなたが過ごした時間によって元の世界へ戻ります。
この空間で寝た場合、不幸な未来をみることができます
5年間しっかり考えあなたの望みをしっかり決めてください。
「ああ、もうダメなのか母を救ってあげられない。俺が何も決められないようなやつだから・・・」
俺はさっきの夢を見て思ったのだ。
今回のクエストでもらえる報酬「20年」を使えば彼女の母親を助けてあげることができるのではないかと。
でもダメだった。
そもそも最初に望みを言えていたらまた別の未来があったかも知れないのに。
自分のせいで救えたかもしれない命がなくなってしまうと思うと心がどうにかなってしまいそうだ。
「結局は願いも碌に言えない俺が悪いってことか」
あの時こうしておけば良かったなんて何度思ったことだろう。
今までだってそう思うとは何度もあったはずなのに。
勉強しておけばもっといい高校に入れたんじゃないのか、あの時自分からいっていれば女子と仲良くなれていたんじゃないかとか。
今までの人生で後悔したことがどんどんと溢れてきた。
「こんな人生やり直せたらいいのに」
ふと口に出てしまった。
待て、だからこいつは俺の前に出てきてくれたんじゃないのか。
もう一度この人生をやり直すために。
なのに俺はやり直すチャンスを手放なそうとしてる。
俺なんかよりもやり直したいと思っている人は沢山いるはずなのにその奇跡を棒に振ろうとしてる。
最初から今まで、何度も聞いてくれてたじゃないか。
望みは何か。
「これからの人生絶対後悔なんかしない。俺がしたいように生きてやる。したいこと全部叶ったら一体どれだけ楽しい人生なんだろう」
そして決心した
「俺は宇宙一楽しい人生を送りたい。そのために力を貸してほしい。その代わりみせてやるよ宇宙一楽しく生きた人間の生き様ってやつを」
宣言した瞬間ディスプレイに新たに画面が映し出された。
『承知しました。では再起動の後に目的の変更。それに追加システム全般を変更。その後、新規登録を開始します再起動には10年ほどかかる為、獲得アイテム20年を使用して時短を行います』
すると画面は消えすぐに今度は光輝く扉が空中から現れた。
「あの扉を開けばいいのか」
答えを知るわけではないがそうすることが正解なのだと、直感的にそう思った。手がドアノブにかかった時、ドアにまた文字が表示される
『マスター情報を登録、完了しました。新規プログラムを開始します』
するとドアが自動で開き中から人間が出てきた。
『お久しぶりです。この時を待ち望んでおりました。最初はどうなるかと思いましたが、少しはいい男になったようですね』
なんとも言えない自己紹介に苦笑いを浮かべつつ
「それはどうも」
ここから黒井瑠叶の二度目の人生がはじまった。
第三話「僕の願いは」読んでくださりありがとうございます。
私自身人生でやり直したいことが多くありこの作品で全てを消し去っていこうと思っています。
やっと自分の願いに気づけた瑠叶が学校でも異世界でもどう無双していくのか。
是非とも見守っていただけたら嬉しいです




