表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

8/17

穢らわしい! こんの、おめがみどもがあああ!!

 ──────。

 早速来たようね。


「あんた達、死ぬよ」


 ここは荒野の世界。所謂、何も無い、滅んだ世界。自然も人も動物もいない。

 この世界に来て早々、犬共がやってきた。


「きゃははは。あいつなんか言ってたよー」

「そうね、威圧のつもりかしら」

「こーら。貴方達、油断しないことよ。なんてったって、相手は掟破りの堕ちた女神なんだから」


 三人か。私も舐められたものね。


「もう一度言うわ。──殺すわよ?」

「きゃは。聞こえないんですけどー?」

「殺すぞ、っって、──言ってんのよおおお!」

「っぐぇあ!?」


 瞬きをする間も無く、エリスは一人の首を掴む。

 そして、


 グシャ。


()()()!?」

「貴方、本当に腐り切ってしまったようね。元同胞の首根っこをこうも容易く握り潰せるなんて」

「ふふ。そう、元、ね」


 エリスは首を潰した女神を地上に落とす。


「マナミって言うんだこのクソ虫」

「──!? クソ虫はてめえええだろおお!!」

「遅いわね。女神はいつからこんなに弱くなってしまったのかしら」


【堕女神エリス】

 数千年前の戦争の際に産み落とされた。母と父は不明。物心ついた頃から鍛え上げられ、《女神闘技会》で優勝を何度も果たした。最強と謳われた元女神。他の女神よりも何倍も生きている。


「は、はや──」

「てめぇが遅いんだよ?」

「避けて! サヤカ!」


 エリスの攻撃はもう一人の女神に防がれる。


 ふん。雑魚のくせして、もどかしいわね。

 たった今始末したヤツは下っ端中の下っ端だったようね。


 ──もどかしい。うっとおしい。うざい。


「この、汚女神(おめがみ)どもがああああ!!」

「「きゃあああ!!」」


 ()()()()、本気を出したわ。

 女神二人は消し炭となった。


【ジャッジメントアブソリュートブラスト(オブ・ザ・ダークネス)】

 エリスの放つ高等魔法。本来なら光のエネルギーを収束し、闇を打ち破る技。現在は闇落ちしているため、光を飲み込み焼き尽くす業火となっている。


「所詮は雑魚。この私を楽しませるに値しないわね」

 

 




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ