その堕女神、さらに堕ちる
「その昔。その女神が堕ちる前、その女神には恋人が居た。人間の男だ。しかし、その男は転生者に殺された」
「…………」
「……愛する人を殺され女神は堕ちた。そして決意する。男を殺した転生者達。そしてその転生者達を生み出す女神共に復讐をしてやろうと」
「だまれだまれえええ!」
「そんなこと言ってもこれは事実だ。貴様が転生者達を殺して回っていたのはその血の運命。そして、女神をも、殺していったのもな」
私に堕女神の血が流れていた? 人間とのハーフ?
いや、少し考えれば、特にたわいも無いことだ。
「そんなことはどうでもいい。私は転生者共を殺して回る。女神共にも容赦はしない」
「エリス……よすんじゃ……」
「ジジイ!?」
「目が覚めたようだな。ちなみにだが、会長には堕女神エリスをかくまって、殺戮を援助したことにより死刑が下された」
「な!?」
「ほっほ……、わしの命なぞ取るに足らん。エリスよ、お主の笑顔は暖かったぞい。生まれてきてくれて、ありがとう」
ジジイは女神に腹を貫かれた。
「じじ…………おじいちゃああああん!!」
「はっはっは。同胞殺しにふさわしい末路だったな。エリス、次は貴様だ」
女神は天空を貫くほどに巨大な剣を作った。
それを、エリスへと振り下ろす。
「ぐはあ!!??」
「だから、雑魚いんだってば」
巨大な光の剣をパンチで粉々にし、エリスは女神の腹に蹴りを入れた。
女神は地面に叩きつけられ、そのまま粉砕した。
「こうなったら、全部、ぶっ殺す」
女神も転生者も天界も、何もかもを赤く染めてやるわ。




