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♥ 警察署 4 / 取調室 1


──*──*──*── 取調室


 調しらしつなかはいると、にもゆうとうせいらしいわかものすわっていた。


マオ

「{ えと……このひとけいたいしたってうわされんぞくごうかんなのか?

   オレにはあくとはえんそうなりょうみんえるんだけど…… }」


セロフィート

「{ なにごとはんだんしないことです。

   調しらべをすれば、かれほんしょうかります }」


マオ

「{ そだな…。

   じょうほうけたらだよな }」


 オレはセロをよこでチラッとてからうなずいた。


 はんだんしたらぜったいこうかいするあいが、オレのそばるってことわすれていた。


 もちろん、セロのことだ。


 セロはいているうえしずかにこしろしてすわる。


 るだけのどうなのにゆうひんあふていてじょうひんだ。


 れんぞくごうかんはセロのぼうまえにして、ことうしなっているみたいだ。


 ポカンとけたくちからよだれれてるんだけどぉ〜〜〜。


セロフィート

はじめまして、れんぞくごうかんさん。

 ワタシは【 オカルトめいたんてい 】とばれるセロッタ・ホームス・シンミンといます。

  ぼうけいさんとこうたいしてきみ調しらべをまかされました。

  ワタシのことは “ ホームス ” とんでください。

  かれはワタシのじょしゅをしているマオ・ワトスン・シンミンです。

  “ ワトスン ” とんでください。

  くれ(ぐれ)れしく “ マオ ” とはばないようにしてください。

  さっそく調しらべをはじめましょう 」


マオ

「 …………あのさ、よだれれてるからいたらどうかな? 」


 オレがれんぞくごうかんこえけると、れんぞくごうかんあわててよだれそでぬぐった。


 ずかしいのか、かおだ。


セロフィート

「 ワタシはじな使つかえます。

  調しらべははじめてです。

  ですから、じなぜたワタシなりの調しらべをします。

  ワタシのまえではきみきょけんもくけんじんけんことこころてください。

  ワタシのしつもんにはしょうじきこたえてください。

  ウソあいゆびつめを1まいずつぎます。

  いたおもいをしたくなければ、しょうじきこたえてください。

  あしで20まいつめがありますから、20かいウソけますね。

  では──、はじめましょう 」


 セロはかいにすわるっているれんぞくごうかんたいして、がおやさずにった。


 「 つめぐ 」ってったよな?


 セロがぐのか?


 いや、セロは調しらべをするやくだから、もしかして──、じょしゅのオレがれんぞくごうかんつめを1まいずつぐの??


 いやなんだが……。


マオ

「 セロ、つめぐってのはほんなのかよ?!

  調しらべじゃなくて、ごうもんなんじゃ…… 」


セロフィート

ほんとうウソけるためにはひつようしょです。

  マオはなにもしなくていです。

  すわってていてください 」


マオ

「 オレがつめやくじゃないんだ?

  かったぁ〜〜〜(////)」


 オレはホッとむねろしたら、いてるこしろしてすわった。


 なにもしないでてるだけならラッキーだな。


 オレは大人おとなしくセロの調しらべをかんさつしている。


 てるだけってのもひまだな。


 セロのこえれするから、ついついってしまっていたけど、これがごく(ごく)いっぱんてき調しらべではなかったことオレはスッカリわすれていたんだ。


 セロのしつもんたいして、「 ノーコメント 」をしたれんぞくごうかんとつじょ、けたたましいめいげた。


セロフィート

わすれてましたね。

  “ ノーコメント ” もウソとみなしますから、つめぎます 」


マオ

「 セロ… 」


 ほんに “ わすれていた ” のかあやしいな。


 オレはウソだとおもう…。


 れんぞくごうかんうらめしそうなひょうじょうをしてセロをいらんでいるけど、とうのセロはおだやかながおれんぞくごうかんている。


セロフィート

「 そんなかおでワタシをにらんでもです。

  つづけましょう 」

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