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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

黒猫虎 コレって純文学?

真面目そうな美しい文学少女と共に、森のトロールをコントロールする大変に真面目な研究

作者: 黒猫虎

この作品は「なろうラジオ大賞2」の参加作品です。少々残酷表現があるため(人肉系)苦手な方はブラバお願いします。(^人^)

【 トロールをコントロールする研究 】



 街で真面目そうな美しい文学少女に声を掛けます。


 彼女に男たちに声を掛ける仕事を依頼します。


 男たちにお金を渡し、森の中にある彼女の家――実は私の家――まで袋入りの塩と砂糖を一袋ずつ運ばせます。



 男たちが家に辿(たど)り着いたら、落とし穴に落とし、棍棒で殴りつけます。


 叩いて、男たちのたたき(丶丶丶)を作ります。


 男たちの持ってきた塩か砂糖を振りかけていきます。



 (しばら)くして、真面目そうな美しい文学少女に連絡を取ります。


 彼女は既に指名手配されているので、簡単に言うことを聞きます。


 森の私の家まで着いてきてもらいます。



 彼女に、私の研究の手伝いを頼みます。


 森のトロールをコントロールする研究です。


 トロールは人間の肉、それも美しい清楚な文学少女の柔らかい肉が大好物ですからね。



 森のトロールの前に彼女の姿を見せます。


 トロールは、彼女目掛けて走ってきます。




  ドシン


     ドシン


   ドシン


      ドシン   




 そこで、彼女に、家の影に隠れてもらいます。


 トロールは、彼女を追いかけて家の影を覗き込みます。


 するとそこには、男の塩漬けと砂糖漬けが置いてあります。


 トロールは、その肉を先ほどの真面目そうな美しい文学少女だと思い込んで食べます。


 翌日も、その翌日も、同じ事を繰り返します。




 (しばら)くすると、トロールは、こう考えます。



「彼女は無限に食べることが出来る不思議な人間なんだ」



 と。




 それは、普段何も考えないトロールが、考える準備ができたということです。


 犬と同じ様に、芸を仕込む様に命令を仕込んでいきます。


「待て」「お座り」「お手」「チンチン」


 上手く命令が聞けたらご褒美で文学少女――と思わせた塩漬けの人肉と砂糖漬けの人肉を食べさせます。



 その内、トロールは文学少女を肩に乗せるようになります。


 そして、行き先を指示出来るようになり、荷物を持たせられるようになり、最後に武器を持たせます。



 後はお分かりですね。


 そう。


 戦争に連れていき、沢山の敵兵を殺してもらいます。




 どうでしょう。


 この研究に投資をして頂けないでしょうか。


 いえ、お金は必要ありません。


 ただ、あなたの街の市民を何人か提供して欲しいだけです。


 もちろん、声かけなどは私の方で。


 ただ、ご許可だけ頂ければ結構でございます。



 ああ。


 お許しくださり、有難うございます。



 えっ、どうしてこんな研究を思い付いたか、ですって?


 それは、思い付いたからですよ。



  『トロールをコントロール』



 というダジャレを。


 中々(なかなか)でしょ?


 くふふ。





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― 新着の感想 ―
[一言] 『トロールをコントロール』 ダジャレのオチ好きです! 壮大な計画の発端がダジャレって! まさに科学者(変人)ぽい! あと文学少女が『チンチン』って命令するんですか!..艸'皿`)゜。・.・゜…
[良い点]  料理のレシピを読んでいるような気分になり、楽しく読ませて頂きました!  ありがとうございます。
[良い点]  多分最後のダジャレを書きたかった作品なのかなと感じました。なぜ文学少女の必要があったのかの解釈が私の理解力では追いつきませんでした。 [一言]  読ませて頂きありがとうございました
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