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爆縮と体温の機知(3)

悪魔の方が、まだ可愛い

傷ついた人は

人に優しくなる

それは既に

消えてしまっていて

怨念だらけの汚物が

人混みの中を歩いている

世の中にあった

怪異的な登場人物は

昔は稀であったから

その鮮烈さと悲しさを

感じようとして

出来上がった物であった筈だ

それが、今は違うらしい

ウィルス感染でもしたのだろうか


注射針の使い回し

堕落心の正当性を主張する

新しい考え方という

欲望に塗れた物

逆立ちする平和を信仰している

腐った人間が動いている

それが見えてくる

生きているだけで

ホラー映画だ

悪魔の方が、まだ可愛い


嘘でカジュアルに着飾って

手に入れられる物があるのなら

それを手に入れたって

悪いことではなくなったのだろう

下劣に映るのは

感覚が違うだけだから

当人が納得しているのなら

それで笑って棺桶の中だ

幸せな一生だよ

嘘つきであったとしても

誰も気がつかないなら

そのまま消えるのだから


湯気みたいに

いつかは消える相手だと思って

人付き合いをしている

その危うさは

あの姿と何が違うのだろう

行動と心情は

ウィルス化して

身体の中に浸透していく

そして、出来上がる

新しい化け物の概念

それに特効薬は無く

対処方法も無い

生きているだけで

ホラー映画だ

悪魔の方が、まだ可愛い


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