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【序章】談笑と転生

手直しさくひぃぃぃぃぃぃん!!!

どもども、かれーうどんです。

いやぁ話が進まないねぇくそったれw

それはさておき、今回はちょっとトラブルがあってやり直しになりました()

と言うわけで、全く変わってな内容スタート!











「ここ、何処?」









目を開けるとそこは、目が痛くなるほどに白く、天井も無い真っ白な空間。男は病院かと思うが、病院特有の天井の染みとかが無いのでその可能性は無くなる。


じゃあ何だ?実験室か?……いや、そう言うわけでもない。理由と言えばそんな秘密を持ってるわけでもないし。………ただ一つ、考えられる可能性がある。いや、自分でも考えたくはなかった事だろう。それは__




__貴方、死んだのよ?




………今女性の声が聞こえたが。いや、今はそれよりも考えることがある。


何故俺は死んだのか?男はあやふやな記憶を辿ろうと必死に頭を回転させる。確か、今日はいつも通り朝起きて学校に行き、そのまま過ごした後帰っていて、それで……




___いきなり飛び出してきた大型トラックに跳ねられた。って所かしら?




………そうだ。確かにそうだ。帰りの時、いきなり横から眩しい光が入り込んだと思ったら激痛と衝撃があったんだ。その後で意識が消えた筈なのに………。


死んだはずなら普通、意識がなくなって真っ暗になるのに、何で真っ白なんだ?というか、さっきから聞こえる女の声もあるし……




__そりゃ、私がこの空間の主ですし?それに神ですし?




カミ?あぁ、木を加工して印刷やら手紙やらで幅広く使われる_




__それは紙よ




え?違う?あっ分かった!女の命ってよく言われる皆の頭に生える……




__それは髪。神よ。神様。ゴッドよゴッド




あぁ成る程。神様ね。そんなものも実在するもんだねぇ。




__目に見える事だけが世界じゃない。そう思わない?




確かに。んで、これ俺喋れるん?そろそろ喋りたいけど




__普通に喋れるわよ。ほら、何か喋ってみなさい




ホント?………「ちん○ん!あっホントだ」




__もう少しマシなこと言えないの?……まぁいいわ。話進まないし




神様と名乗る声は嘆息しながら溜め息をつき、俺に話しかける。




『それで、貴方をここに呼んだのは転生してもらうため。所謂、暇潰しよ』




「うっわぁスゲェ正直な神様。んで、何故に俺?他にも頼める奴いるだろ?」


転生理由はともかく、俺以外にも面白そうな人間がいるだろう。こんなコミュ障で陰気な奴なんぞ転生させても面白くないだろうに。死ぬ自信は幾らでもあるが。




『だって兄弟揃って同時に死ぬ人間ヒトがいると思う?それに適当に選んだのも一つだし、そもそもコミュ障が転生したらどうなるかなーって?』




「神様ってのはぁ正直なのが多いの?てか何気にヒドくない?……まぁ良いか。それで、あるの?特典とかさ」




中3の頃から小説サイトで読んできた俺はこういうのを知っている。大半の主人公が特典を貰って無双したり何かと便利な力で問題を解決するのが多いのだ。………あまり自分で言うのもなんだが、もし主人公であれば特典を貰える事も出来るのだ。出来れば生活に不自由しない物が欲しい。いやマジで。




『まぁ出来るわよ?でも不死身と身体強化はダメよ?』




「え?何故に?」


不死身はまぁ仕方ない。流石にチートだしそんな制約があるのだろう。だが身体強化が分からん。そこまで悪い筈でもないだろうに………何か理由でも__




『だってつまらないし在り来たりだし、何より普通すぎだし飽きた』




「まさかの理由がそれ!?」


驚いてしまうのも仕方ないが、確かに小説サイトだと身体強化が多かったりして在り来たりだなぁと思っていたのだ。てか身体強化だけでそんな強くなれるのだろうか不思議で気になっていた。


まぁ、所詮二次創作だから仕方ないけど……




『あっでも、その代わり異能と体質なら渡せれるわよ?体質は所謂体の特徴。例えば不感症とかね』


つまるところ、一種の特異体質のようなものだ。痛みを感じなかったり動物にすかれやすかったりと………まぁ多種多様なのがあるみたいで……。




「えーと………あ!じゃあじゃあ、めっさ頑丈になりたい!ほら、O〇E PIECEの黒ひげみたいな!」




『あれはそういうのじゃないと思うけど………まぁわかったわ。強度はどのくらい?』




「え?えーと……大砲喰らっても、火傷程度で済む位?」




『ま、それなら良いわ。それで、異能は?三つまでなら授けれるけど』




「異能かぁ……じゃあ____」




そんなこんなで詳しく特典を教え、三つの異能を手に入れた。まぁそれに関しては後々話そう。それで、一つ変わった特典を貰えることになった。


それは他の作品の体術や能力が使えるようになる特典らしく、通称『クロスオーバー特典』と言うものらしい。


一応それについては神様の元で修行をして使いなれておこうかと。いくら貰えると言っても、少しぐらい自分で努力しないと悪いからね。んで、その際に言われた一言が




『努力を嫌いそうな人なのに、変に真面目なのね』




酷いことは何度も言われたとはいえ、神様に言われた時は流石に落ち込んだよ。


その時は慰めてくれたけどさ。だがずっと落ち込んでなんかいられない、これから始まる地獄修行が待ってるんだ。


さぁて、気張らねぇとな。




◆◇◆◇◆◇






あれからどのくらい時が経ったのだろう。……え?分からない?俺もどのくらい経ったのか全く分からない。ずっと同じ空間で地獄ありがたい修行をしてきたんだ。時間なんか気にしてられもしなかったよ。


あっ。そういえば言い忘れてたんだが、俺の転生先は中国の184年。いわゆる三國志の時代だ。しかもただの三國志の世界ではなく、それを題材にした異世界の『恋姫†無双』という世界だ。初めて聞く言葉の為に話すが、恋姫無双と言うのは2007年1月26日に発売されたエロゲーで、活躍する武将達が女の子になるというハーレムもの。


しかもアニメも放送され、三期やライブまで行われた程人気のあるゲームなのだ。まぁ、そのキャラ一人一人に魅力があるし、可愛いし……と、まずゲームの世界に転生できる時点で本当ファンタジーだと思う。神様マジスゲェわ。


……それはそうと、何故そんな世界に転生させるのかが疑問に思って聞いてみたのだ。理由はどうせ適当だろうと高を括りながら。




『え?理由?そんなの貴方がハーレムになれるか面白そうだからに決まってるじゃない』




屈託の無い笑顔でそんな事言われた。マジふざけてやがるぜ神様。まぁこの?伝説の超童貞のビビりである俺に?そんな事あるわけ無いけどさぁ?……そんな事考えている途中に神様がすっげぇニヤニヤ見てた気がする。すっげぇ悪い顔してた気がする。


それはそうと修行の事だが、そんな長い間修行してると時代変わらないなか?とか。


それについては大丈夫らしい。曰く、神様の空間だと時間という概念がなく、例えで言うなれば某龍玉の精神と時の部屋みたいなものだ。




『ふぅ、これで一通り覚えられたわね』




「うん。一通りというか嫌と言うほどやったよね?というか体に叩き込んだよね?」




『それくらいやらないと身に染みないでしょ?頭じゃ忘れたけど、体が自然に反応するってやつよ』




「それ本当にあるのかねぇ………ま、良いや。それより俺ってどこから転生なの?この状態で?それとも赤ちゃんから?」




『ん~………そうねぇ、面倒だし、そのままで行きましょ』




ホントそこだけは適当だなぁ。


そう考えながら最後の要望として原作の方ではなく、アニメの方に変更してもらったんだ。理由としては二つある。原作知識が全く無いからだ。ゲームは未成年だから買えないし、動画で見るとしても長い時間見られるわけでもない。


だがアニメの方は動画やDVDで見てあるし、話も分かりやすく、何よりもアニメを見て原作を知った程なのだ。因みに推しは董卓というロリ。もうあの押しに弱い感じで甘々な所がたまらねぇっすわぁ………




『一応言語機能は自動でつくから安心してちょうだい。と言っても、修行ついでに書きの練習をしたから大丈夫よね』




おっといけない。ついつい妄想を仕掛けてしまったよ。読み書きについては一応どうにかなったので安心はしてもいいだろう。だが心配なのはどこから始まるのか、というところだ。


一応聞いてみたが、こればっかりは神様でも分からないらしい。案外万能と言うわけでもないもんだなぁ。




「さて、長い間付き合ってもらって悪かったな。それとありがとう」




そう俺は神様のいるだろう方向に頭を下げ、お礼を言う。




『物語を面白くなるんだったら、これくらいなんともないわよ』


そう神様は嬉しそうに答える。するといつ現れたのだろうか、隣に黒い扉が現れる。




『そこから転生できるわよ。さ、行ってらっしゃい』


神様、今までありがとうよ。


再び頭を下げて笑い、背中に弓を背負って扉の方に踵を返す。そのまま扉を開けると光が差し込み、眩しくなる。


「……あっそうだ。名前、言ってなかったな」


思い出したかのように扉をそのままにし、振り向いて名前を言う。


「立神。立神黎溟たてがみれいじって名前だ。また会おうぜ、神様」


俺はそう親指を立てて笑い、踵を返して扉の向こう側へと歩いていった………___














◆◇◆◇◆◇




あの男__黎溟が黒い扉転生先の向こうへと行ってすぐに扉が消え、私はゆっくりと歩いて扉の近くへと来る。


私___黎慈と対話してた神でもある私はこれまでの事を思い出す。最初は割りと驚かなくて、変な奴だとは思っていた。


だけど、面白い子でもあったわね。


「さて、私が選んだ兄弟の一人………どんな風に関わるか、楽しみね___」





黎溟「ところで神様。あんたって何の神様なの?」

神『私は紙の神様よ』

黎溟「俺のボケを引きずらんといてくれん?あ、それと次回の恋姫無双は……」

神『転生した立神黎溟は平原の近くで転生をし、ある少女と出会う。そのまま近くの村である問題と直面するのだが……?』

黎溟「じ、次回の恋姫無双。第壱話──」

神『「関羽との出会い」よ。お楽しみにね?』

黎溟「台詞とるんじゃねぇわ!」

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