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琴陵姉妹の異世界日記if  作者: ガンバル。
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私には休憩がなかった!

 姉が朝食の席で爆弾発言をした。

「ご飯食べながら聞いてや。現状、部屋が圧倒的に足りん。そこで、昨日アンナと共に内装を専門にしとる職人のところに行ってきた。こっちの言葉で言えば内装業者やな! 急な仕事を捻じ込んで貰っとるから着工までに2週間かかる。サイエスの1日が、こっちでは1週間になるねん。で、そこでその2週間をどうしようか考えとる。イザベラは問答無用でレベル上げな! それ以外は、どうしたいか聞かせてくれんか?」

「私はアトリエに籠ってノロマ達成せなあかんし、その手伝いにイスパハンを借りるで」

 アサリの味噌汁を飲みながら、私がボソッと宣言する。

 残り15名はの希望を聞く姉。その中でルーシーが

「あの、買って頂いたものを使ってみたいのですがダメでしょうか?」

 おずおずと挙手して姉に伺いを立ててきた。

留美生るみな、使い方教えんかったん?」

 何で教えてへんねんという姉にブチっと切れて

「お前、取引先から帰ってきた時の皆の顔思い出してみ。脱力感が半端なかったやろう。ガチで疲れてますって時に、何教えられても覚えられんわ」

 正論かましたら成程と納得して代替え案を出した。

「使い慣れる必要はあるしな。うし、ワウルが講師として皆に教えてやれ。イザベラはワウルの助手な」

「ちょっ、姐さん嫌っすよ。人に教えるなんて苦手なんっす」

と拒否られてた。ワロス。

 姉は面倒臭そうな顔で

「使いこなせるまで教えろとは言っとらんで。電源のON・OFFとネットの見方、地図アプリの使い方、メールの送受信の仕方。これだけ出来れば良いわ。後、娯楽にゲームアプリの使い方なんか教えたり」

「それは、私が教える」

 シュバッと手を挙げてランランに目を輝かせるイザベラが居た。

 一番ゲームにハマっているいるもんな。

 スマホの操作に慣れるなら、実践が一番!

 姉の事だどうせ適当に触って慣れろとでも思っているのだろう。

「じゃあ、ゲームはイザベラに任せるわ。後、この作品見ておいて損はないで」

 ジブリールの名作映画や魔女っ娘アニメ、ド定番な青春ドラマなどなど、リモコンでテレビを操作しながらオンデマンドDiTV動画配信画面を表示させた。

 契約する配信会社によって見れるものが異なるので、一番安い会社と契約をしているらしい。

 姉のN●K嫌いな為、N●Kジャミング対策も万全である。

「他にしたい事はあらへんか?」

「あ、あの! ディゼニーランドという場所に行ってみたいです!!」

 イーリンが丁度特集で流れていたディゼニーを行ってみたいと言い出した。

 ディゼニーの入園料だけで結構なお金が飛ぶし、大人数なら割引適用の対象になる。しかしそれだけの金と引率が大変なので姉は行かないって言うだろうなぁ。

 それに私達は、この間行ったばかりだしな。

「うーん、ごめんな。ディゼニーは、つい最近行ったばかりやねん。またの機会やな」

姉の言葉に、ガーンッとショックを受けた顔をした。

「ディゼニーやないけど、この辺に2つテーマパークがあるさかい。そこへ行ってみたらどうや?」

「テーマパーク代の予算は1人3万円。事前にネットで情報調べて各自で行くこと。ただし、ジャックとチルドルは大人同伴が大前提やから一緒に行ってくれる人を見つけて説得しいや~。後、スマホとパソコンの基礎が使えるのが条件やで。お金は留美生るみなに預けておくから宜しく」

「何で私やねん! アトリエに籠るって言うてるやん」

「私とアンナは他にもやることがあるし、日本こっちの金銭感覚があるのはお前しかおらんやろう。大体、家計の財布握ってんのお前やん。お前が率先してやれ。家長命令な」

 伝家の宝刀『家長命令』!を出した姉にメシマズ攻撃したると思い

「ハイハイ、オ姉サマ。ヤラセテ頂キマス」

 不服そうな顔をしながら、新人君達の押し付られた。

 

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