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琴陵姉妹の異世界日記if  作者: ガンバル。
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買い物しよう!


 姉+アンナと別行動の私です。

 私は全員を引き連れてショッピングモールに来ている。

 そう、私服と寝間着の購入の為である!

 私の作った戦闘着と簡易私服以外何も持ってないので、入用な物を買おうと思う。ちなみに全員にアイテムボックスのウェストポーチを用意している。

 購入した物はトイレでウェストポーチに入れるように指示を出しているので問題ない。

「こんな高価な物を良いのでしょうか?」

 マリーの言葉に元奴隷ズは頷いている。

 確かに高価な物やしな。でも家族になるのにケチケチしててもしゃーないやん。

「気にせんで良えで。あんたらは山田家の家族になったんやしな。貰えるもんは貰っとき。家族に遠慮は無しや!言いたい事を言えへん関係は嫌や。心病んでしもたら治すんも大変になる。」

 色々と思うことがあるだろう彼等。しんみりした空気を払拭するために

「良えか!今から自分の身の回りの物を購入しに行くさかい、二人一組で手をつないで私の後ろを歩きぃや!」

私の言葉にわらわらと二組になった。残った者は残った者同士組ませて買い物に繰り出たのだった。





 


 へい!YOU来たぜショッピングモール!

 サイエス組はあまりのデカさにポカーンとしている。ま、これが普通の反応やしな。アンナだけは例外や!あれはオリハルコンの心臓を持っとるに違いないわ。

「まずは携帯を契約しに行くで!その次にチビから買い物で、チビの次は姉ちゃん等な!最後はおっさん共で〆や。」

 ぞろぞろとショッピングモールの中にある携帯D社の中に入る。

「チビちゃん達の面倒見ながらで良いから自分の気に入った携帯、コレね、陳列している棚の奴でも見てて。」

 私はそう言い残し、整理券を取りつつ、順番を待った。

 サイエス組の中で興味津々なイスハパンが店員さんに操作方法とか機能とか作り方とかを聞きまくっているが放っておこう。

 待つこと30分ほどで

「山田様、お待たせしました。7番のカウンターまでお越しください。」

呼ばれたので、必要書類を持ってカウンターに着いた。

「宜しくお願いします。私の名義の携帯は法人名義に譲渡手続きをお願いします。あと、新規契約で13名お願いします。」

「畏まりました。書類提示をお願いします。」

 必要書類を提示し、手続きをこなして行く。

 最後は13台の機種選びとなったところで、私と店員さんで見本コーナーに行った。

「皆、気に入ったデザインのはあったか??」

 私の問いかけに各々がモックを持って来る。

 デザイン色々な中でボブ達が新機種のiPhoneを選んでいた。おっさんズはiPhoneで揃えるようだ。操作は慣れれば簡単だしね。

 私は、店員さんに機種を用意して貰う前にサイエス組に

「良えか、今後はその携帯を一生使っていくんやからな!後でやっぱり違うの!は出来へんよ。最後のチャンスやで、考えて持っておいで。」

注意したら何人かは選び直しに行った。

 全員が選んだ機種を店員さんに揃えて貰うよう伝え、手続きを再開した。店内にはキッズコーナーとリフレッシュコーナーがあるので、店から出ない約束をして、店内を自由にさせておく。

 開通作業などで約一時間ほど待たされたが、無事に契約できたのでお腹が空いた。

 携帯は一まとめに大きな袋に入れてもらい私はサイエス組を連れて店を出た。

「今からトイレ休憩にするからな。皆、時計の長い針が3を刺したら集合時間や。遅刻したら置いてくから時間には気を付けや。集合はトイレのマークの前やからな。解散!」

 私は一目散に重い荷物を抱え、トイレに入ってアイテムボックスに突っ込んだ。ついでに用も足して集合場所に向かえば、全員が揃っていた。私が最後かいな……ちょっと恥ずかしいやん。

 心の中でブチブチ言いながらチビちゃんの買い物をする事にした。

 やっぱり大人びていても子供!チルドルやジャックは格好良いのが良いとばかりに色々と買い込んでいる。キャラクターバックが欲しいのかキラキラした目で見ていた。

 一応、下着類と衣服数着ときちんと言うことを聞いてたので

「欲しいバックがあれば買っていいよ。」

購入OKを出したら可愛く

「ありがとうございます!!」

好きなバックを手に取って籠の中に入れた。

 私は二人分の籠を持ってレジで清算。

「次は女性陣やな。先ずは下着やね。男性陣は店の横で待っとりや!覗いたら殺す。」

 綺麗なの、セクシーなの、可愛いと色とりどりの下着にキャーキャーと興奮する女性陣。あれやこれやと言いながら手早く買い物を済ませる彼女達は、やっぱり私の顔色を見ているのだろうな、と思った。

 もっと時間を掛けても良えんやけど、こればっかりは打ち解けへんと無理やな。

 可愛い女性服が置いてあるコーナーでも素早く買い物した女性陣に次ぎは男性陣かぁと移動を開始した。それぞれ手に荷物を持っているので、一旦トイレにてアイテムボックスに入れるようにしようかと思い声をかける。

「一旦トイレで荷物を整理して来な。外で待っとるさかい。」

 私の言葉でトイレに入っていく子供と彼女達。

「先ずはご飯にしようと思ってる。お腹空いてるし、男性陣の買い物は悪いけどご飯の後な。」

 そうこう話していると戻ってきた彼等にも同じ内容を話して食事を取りに行った。見る物初めてとばかりに興味津々に食事を頼むサイエス組。こう反応が初々しいと奮発しちゃうよね!アンナの時は、まったくこれっぽっちも思わなかったけどな。

 食事が終わり男性陣の買い物を終わらせたらタクシーを使って家に戻ったのであった。

 初めての買い物で緊張してたらしい彼等はダイニングでグッタリとしてた。その間に私は携帯の設定をして彼等に携帯を配ることになるのだった。


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