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琴陵姉妹の異世界日記if  作者: ガンバル。
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姉の逆襲

 次の日、私の朝は地獄から始まった。

 スヤスヤと寝ている私に姉は水魔法+姉作成栄養ドリンク(毒)入りの球体を私の頭部を覆い窒息させ声が出ない状態を作り

 「最大出力でいてまえ、キヨちゃんっ!」

 「キュッキュウウウウウウウウウウウウゥウウウウっ!!!」

バリバリバリっと最大出力の電撃攻撃をしかけて私は瀕死になった。しかも姉はポーションで私を回復させ、ティムクインテットを素材と食べ物で釣り、私を焦げたパジャマの上から海老責め縛りをして水(毒)と電撃責めを気が済むまでしたのである。途中で起きた出汁巻き卵が姉達に反撃しようとするも楽白らくはくの糸でグルグル巻きにされたのだった。

 気絶した私とゴロゴロと暴れる出汁巻き卵の額に身動き停止のアイテムを張り付け民衆に晒して【落書きしてね♡】と油性ペンと看板を立てたのだ。私と出汁巻き卵は白目を向きながら夕方まで晒し者になり、落書きされ数日脱水症状と熱中症を起こしてベットの佳人となるのである。

 復活した際に復讐してやると闘志を燃やす私達を姉は見抜いてたらしい。

 姉はやっと学習したのか電撃が通じないからとティムクインテットを差し向けて来たのだった。ティムクインテットの連携は素晴らしく、確実に精神攻撃してくる様は誰に似たのだろうか!?

 私達は二度目の民衆晒しの刑にされ姉に時々水分補給という名の水責めを食らい一日を過ごすのである。

 その後、また私達がダウンしている間に姉とリオンはモンセンと話し合いをしていたのだった。

 



 私は出汁巻き卵の寝相でたたき起こされた。

 「うぅ…頭が…」

 ガンガンするぅと手を頭に当てたら縮れ髪の感触がする。私は慌てて鏡を見ると

 「ギィイヤアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」

盛大な悲鳴を上げた。

 「何処のヤクザなんっ!!パンチパーマやんけっ!!」

 パンチパーマになった私の頭を見て涙を流す。私は速攻、ダメージを受けている髪の毛に姉からくすねていた回復ポーションをぶっ掛けるのである。

 7本の上級ポーションを使い切って、やっと私の髪の毛は元に戻ったのだ。

 「うっさいでっ!!」

 私の悲鳴で起きた姉がゲシゲシとドアを足で蹴っている。私は絶叫して

 「うっせーこっちはパンチパーマになったんやぞっ!死ねカスっ!」

 「え!見たい♡チョー見たいっ!開けて」

姉に言い捨てが、姉は見たい、見たいと扉の前で騒ぐのであった。今回のを教訓にアトリエに出汁巻き卵を連れて引き籠り水除サークレットと解毒イヤリングを作ったのである。

 私は一通り出汁巻き卵にも装備させて大広間に行けば姉はスゲー残念そうな顔をした。

 「パンチパーマ見たかったわ。」

 ポツっと呟かれた言葉にイラっとするが

 「ご飯にすんで。」

無視してご飯を用意する。姉だけはロシアのレーション一式である。

 「酷いやんっ!!私にも同じご飯にしてや!!」

 文句を言う姉に

 「私と一緒やん。文句言うな。」

ふんっと私は美味しいと評判の日本のレーションをさっと取り出して食べ始めた。姉は私が食べ始めたのを見て渋々とロシアのレーションを食べ始めた。紅唐白べにとうきよも一緒にレーションをつついているが不味かったのか、リオンに飯を集っている。割と飯を恵んでくれそうな相手を見極めている辺り、姉より頭が良いのかもしれない。

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