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琴陵姉妹の異世界日記if  作者: ガンバル。
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中ボス戦


 50階以上になってからモンスターのレベルが爆上がりしている。

 「……おかしい…」

 51階からはアンデット系のモンスターが続き75階に中ボスの出来損ない人工精霊もどきがおった。鑑定したレベルがスゲーことになっている。中ボスのレベルが120超えだよ。こっちのメンバーの主要メンバー以外は平均70~80ぐらいである。

 「姉よ、どうする?めっちゃレベルの差があるんやけど…」

 私の問いに姉は

 「あーほんまどうしようかな?レイドするにしてもちょい対策練らないといけんわ。」

ほとほと困った。

 「レベルの差があるのは分かってるけど、何とかできへんかなぁ?」

 「50階のボスで散々な目に遭ったやん。一度各パーティ解散させて組み直しするしかないわ。そっちのメンバーとこっちのメンバーをシャッフルさせへん?」

 私の提案に

 「良えけど、チームワークがはっきり出来るかなぁ?」

難色を示した。

 「誰とでも組めへんなら今後もダメやろうし、あとは私の指示に従ってくれれば大丈夫や。」

 ニヤリと笑えば

 「まーたえげつない作戦を立てたんやな!?」

胡散臭そうな顔をする姉。

 「全員無事であいつをボコ…ブッ殺…じゃない倒すためやんけケチケチすんな。」

 「別に良えけどな。」

 「OK!じゃあ、ボス戦前に一旦集合かけるなー」

 私は特大の拡張メガホンを取り出し

 「全員集合や!!前衛職は一番右に集まれ。中間職は真ん中、魔法・回復や後衛は一番左な。」

 皆はガヤガヤと言いながら大移動していく。

 三つに分かれた彼等に私はメガホンで

 「それぞれ同職で5人パーティ組みなー」

グループ分けをした。

 グループ分けしたところで私は全員に中ボス戦の戦略を説明した。




 「後衛ぃいの先制でオールストライするから魔法陣が出たら魔力を注げぇえええ!!」

 私はオールストライの巨大魔法陣を作り上げ、魔力が注ぎ込まれるのを確認し

 「威力増々オールストライィイイイ!!」

 広範囲で全体に3回攻撃をする機会を得る魔法を放った。

 「追加にアクア・プリズムぅううううううう!メアリアァアアア!!!」

 アクアプリズムで時限爆弾設置し、レイを全範囲に連続して発動させるで全範囲連続してレイを乱発。レンの乱発から連動式にアクアプリズムが発動。これで1/3のHPが消えた。

 「姉ぇえええええ、お前の手料理と新薬をぶち込めぇええ!!」

 私は姉に命令し姉は姉作の手料理と新薬を出来損ない人工精霊にぶちまけた。毒でスタン状態になった。

 <楽白(らくはく)身動きできへんように糸で縛ったり!!>

 <シャッシャー>

 楽白(らくはく)はピューっと糸を巧みに操り出来損ない人工精霊を縛っていく。

 <サクラ、光の結界を広範囲ではって!>

 <分かったですのぉー>

サクラの光の結界で出来損ない人工精霊が放った魔法を打ち消した。

 「皆、総攻撃やでぇえ!いてこましたりぃいいいい!!」

 私の号令で約250人が一斉に攻撃して中ボスを打倒したのであった。

 「オーロラヒール」

 私はHP回復のためにオーロラヒールを放って、回復をし、それでも回復したりひん奴はサクラと一緒に怪我人を治す。

 一段落してドロップを回収すると何とも変なアイテムが出て来た。

 「これも幻想級のアイテムかぁ…にしても使いどころがねーわ…」

 姉に鑑定してもらい姉も

 「これは酷いな…」

同意した代物。

 「ギルドに売ったら?」

 そう言うと

 「う~ん、せやけど一応チートアイテムやん。」

ブツブツと考え始めた。

 「チートだろうが、使えない代物を持ってても仕方なくね?」

 チートだが使えないアイテムなら不要やろって言って売るように説得をするのであった。

 こうして予想以上にレベルの高い中ボスに対し、私達は警戒をしながら進めるように心掛ける様になる。


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