第一話:113年後の地球に…。
初投稿になります。
追記:後、感想も募集しますのでよろしくお願いします。
他にもキーワードがありますが限度の為、活動報告に掲載しておきます。
血のように染まった赤空、黒く染まった雲、煙と戦火が吹き上がる水晶を帯びた都市、その中枢に聳える美しき城の城内で激しい戦闘が繰り広げられていた。“黒い甲殻を身に付けた機械兵”と“天使の翼を広げた聖騎兵”が戦っていた機械兵は主武装である【プラズマキャノン】を乱射し、聖騎兵達を倒していく。聖騎兵達は等々王座の間へと追い詰められ、玉座にこの城の主である城の礼装をした老人が杖を持って兵達と共に構えていた。すると王座の間の出入り口から煙幕弾がばら撒かれ、警戒したその時、煙から機械兵達が突撃して来た。
《うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ〜〜〜〜!》
聖騎兵達は盾と剣、騎銃を構え突撃するが、機械兵に呆気なく取り押さえられる。残ったのは城主と二人の近衛兵だけであった。兵達が動かない中、王座の間に数メートル大きな機械兵と全身機械の大使がやってきた。大使は無駄な抵抗をする老人に問う。
「アルマダ神聖国教皇 “ダルマスカ・リー・アルマダ”に告ぐ。隣星であるルスペル共和国は降伏しました。民を恐怖に陥れない方法は一つ……【アルマダ神聖国の無条件降伏】しかない。」
突然の布告に近衛兵達は教皇を見る。教皇は機械兵に苦しむ兵を見て、決断を下す。
「…………“神よ、我等に救いの曙光あれ”」
教皇は慈悲を言い、神託杖を話し、降伏を宣言するのであった。
西暦2097年ーーー人類はあらゆる科学技術の発達により、ワープゲートの開発、恒星間移動が可能となり、新たな領土を広めるようになった。
そして2131年ーーー星系連邦【Star System Federation 略称“SSF”】木星軌道上衛星“エウロパ”第一基地【エウロパ・ベース】。
衛星宙域には連邦艦隊の主力となる宇宙巡洋艦【リパブリック級宇宙巡洋艦】と連邦軍は宇宙空間での戦闘を想定して配備していた汎用宇宙戦闘機。【エストック級戦闘機】が巡回していた。
木星圏シリンダー型コロニー【オリンパス】ーーー人口4000万人の人類が住居するスペースコロニー。
何故こんなに詳しく話してるかって?それは僕が転生者だからだ。時は遡る事14年前ーーー。
「てなわけで、君を誤った事で死なせてしまったのです〜♪」
「……」
そう…僕はこの呑気な女神様の手違いによって死んでしまった普通の男子高校生であった。
まぁ、僕にとって丁度良かった……本来の世界の僕は散々虐められて来たし、親かも道具扱い……でも唯一俺に優しく語りかけてくれたのは教師や一つ年下で後輩の恋人だけであった……。
「それでね〜、それでね〜!死なせてしまったあなたに新たな人生を与えようと思っているのです〜♪」
「新たな人生……つまり、異世界転生と言う事ですか?」
「えぇ。でも、異世界と言うより“未来”の地球ですがね。」
「未来の地球?」
「時代と言うのは変わりますからね〜。」
「はぁ…」
そうやって僕は113年後の地球に転生し、父である連邦軍大佐 “アダム・ネルソン”と母である連邦軍中佐 “マリー・ネルソン”の次男 “クリス・ネルソン”として転生した。驚くのはこれだけではなかった…母方の祖父が連邦軍総司令官 “アンソニー・ネルソン”で、祖母がまさかの地球連邦女性大統領 “エレノア・ネルソン”だなんて……この家系と身分が恐ろしいよ。
それに、兄である連邦海軍少尉 “レオン・ネルソン”とは仲が良く、お互いが強い絆で結ばれている。勿論、妹の“ヘレン・ネルソン”もだ。もう時期俺は14歳…オリンパスの名門私立中学校である『アルカナ学園』に転入することになった。
母は清潔な服装でしなさいと言うが、言う事を聞かずに普通の私服で学園へと向かっていったしな。リムジンで行くとか何処かのお坊ちゃんかい!と言う事で僕改、『クリス・ネルソン』として生きる事になりました!
「それにしても……」
クリスは正門から広がる校庭や校舎、グラウンド、体育館を見る。
「流石は名門私立。伊達ではないこの圧迫……女神様から貰ったこの“能力”で、ようやく自分探しに目覚めることと、この名門校に青春を探すか!」
クリスは胸を張って新たな宇宙人生を歩み始めるのであった。
そう…これから起こる大事件に巻き込まれ、僕の宇宙戦争が始まる序章でもあった。
どうでしたかな?初めて書いて投稿したので、文書や内容が下手くそかもしれません。
何か誤字や可笑しかったら編集します。