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4.観察と推理

捕まって三日目、隼人はこの三日ただひたすら刑の執行を待つ囚人の役を演じてきた。


しかし実際はそうではなく寝る間も惜しんでこの牢屋から脱出する方法を探っていた。


そこでわかったことがいくつかある。


・1 まず、ここは地下ではなく一階であること。


・2 自分とティアがいる場所は違うということ。


・3 ティアはかなり弱っているらしく、刑執行まで持つかわからないこと。


・4 ティアには多くの看守がついているが自分には二人しかついていないこと。


・5 刑執行は予定通り明日の一二時に行われるということ。


彼が疑問を抱いたのは2と4だ。


(なぜ、ティアと牢獄を分けた?性別が違うからか?それとも協力するのを防ぐためか?)


(いや、答えはノーだ、もしそれらが理由なら階層まで分ける必要はない。ということは別の理由がある…)


(……そういうことか)


ニヤリと笑みを浮かべる隼人、だがしかしその眼は明らかに今までのもとは違っていた。


(簡単なことだ、ここは元板世界とは違う。転生なんてもんがあるんだつまり…)


(この世界には¨魔法またはそれに匹敵するものが存在する¨)


(しかし、そうなると一つの答えに行きつく…この世界の人類はそれが使えない…か、だから彼らは俺も当然そうだろうと思い込み、警備を薄く逆に使えると確定しているティアは厚くしたわけか…)


(でも、それだとこの世界に来た時から感じる体の違和感に説明がつかない)


(かわいそうに…)


ふと、声が聞こえた気がしたして隼人は辺りを見渡す。


しかし辺りにいるのは、二人の看守だけであった。


(気の…せいなのか?)


(いいえ、気のせいではないわ)


(!?)


自分の思考が読まれている、その事実に驚きながらも冷静を装う。


(そんなに身構えなくてもよくてよ?私はあなたの¨味方¨なのだから)


多分笑みを浮かべながら話しているであろう、女性の声に不思議と警戒心は薄れていった。


(あんたは一体だれだ?なぜ俺に語りかける?)


(あら?あなた何も覚えてないの?)


自分の言葉に女性は心底驚いた様子だ。


(仕方ないわね、今回は特別よ。)


そういうと、彼女の気配は頭の中から消えた…と同時に激しい眩暈が隼人を襲う。


その眩暈に耐えられず、隼人はその場に倒れるのであった。


今回も短めです。なるべく話のストックがあるうちは3日以内に投稿したいと思ってるのですが…なかなか時間がなくて難しい時もありますね(´・ω・`)

さて、今回は新しい人?の登場ですね!はたしてこの人?が何者なのか?気になるところですね。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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