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銀色の塔  作者: カレッジ
1/1

この大馬鹿野郎が!

みる。


2012年、外宇宙からの知的生命体の接触は、地球という狭い世界の中で小競り合いを行いながら満足していた人類を、未曾有の混乱にたたき落とした。


自身を滅ぼしかねない戦争を行っていた人類は[未知]に怯える生きものであった。

各国は一つの脅威に団結し宇宙人の対応に対して様々な議論を尽くす。

だが議会は踊る、されど進まずという昔の言葉のようにいたずらに七日間が過ぎ。


結果、宇宙人は交友な接触をしてきたところから徹底抗戦派を抑え穏便派の意見が通ることとなった。


その背景には相手がどれほどの戦力を持つものか解らないとい事もあるし、あわよくば驚異的な技術を己のものにしたいという欲もあった。


6月28日、各国の軍隊が集まる空港に、楕円形の銀色をした舟が降り立ち、その中から人類の歓声と歓迎の音楽につつまれて人と変わらぬ姿の宇宙人は地上に降り立った。


だが、警護をしていた一人の兵士が臆病さに駆られて発砲、その凶弾は兵士が混乱していたにもかかわらず、吸いこまれるように宇宙人の頭蓋を貫き、肉を割いて脳みそを青い血と共にアスファルトの大地にまいた。


その発砲音に、関が切れたかのように次々と銀色の舟に向かって銃弾を撃ち込む兵士たち、目の前で起きた惨劇に動揺から生まれた人々の静けさは、すぐさま逃げ惑う人々の恐慌の叫び声と兵士が抱えるライフルの発砲音にかき消された。


だが、銀色の舟はその銃弾を意に介さず空にあがり、射出された銀色の球体が赤い光線を報復とばかりに撃ち込んだ、銀色の舟と球体はあらゆる武器の直撃を無意味にし、放たれた光線は戦車や家屋を容易く両断した。

人類は自身の存続のために決死の抵抗を見せたがその全ては徒労に終わる、各国の主総達はこれを最大級の危機と判断し、ついには核攻撃にまで踏み切らせたが、それは地球の草木を焼き、放射能の毒を撒き散らすだけであった。

人類は敗北し、銀色の球体に追いやられて悲嘆と屈辱の内に地下に逃げ込むほかなかった。


そして3年の時をかけて人類の全てを地下に追いやった後、銀色の舟は地上に塔を作り上げた

太陽と月の光を受けて神秘的に輝くそれは死んだ者への弔いの墓のようであり、地球は私のものであると主張する、人類が月に建てた旗のようでもあった。


銀色の塔が地上に建ってから7年後からこの話は始まる。

銀色の舟が地上に初めて降り立ったあの暑い夏の日に…。


登場人物

女性3名 サイキックの傭兵、添い寝屋の機械女、少年の妹

男性5名 酒場の主人、サイキックの傭兵、猪の槍戦士、少年、町はずれの科学者

犬一匹 ハイイロ


約8話


ー10年前から生まれ始めたサイキック達ー

ー追放者の地下集落ー

ー荒くれ達の傭兵酒場ー

ー元軍隊による守られる人々のシティー

ー地上に建つ銀色の塔ー

ー物流を担う地下鉄道ー

ー一軒の草原の家ー


機械の心、導く大人

今を生きる傭兵、過去を無くした傭兵

母と子を捨てた父、怒る少年と笑う妹

過去に準ずる男、過去に狂う男

争う二つの人類

地下への侵攻

一人の犠牲

その過去の記憶


夜のテンションと中二病が合わさるとスゴイ化学反応が起こるぞ!

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