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短編:詩&エッセイ

すっかり忘れていた。

作者: 尖角

時代は進むんだなぁ、って実感した。


何もせずに、僕はぼぉーっとしていた。


ただ、空の風景を眺め、


雲の形を自分の将来に当てはめて、


そんな毎日で、どうにかなると思っていた。



だけど、雲の形は変化するけれど、


僕の日常に目立った変化は特になかった。



そんな日常と裏腹、 実は世界は進んでいた。


僕の知らないところで、時計の針は確実に進み、


気が付いたら、僕のついていけない速度で加速していった。



世界の片隅に取り残された人。


僕の隣には誰もいなくって、ついに孤独になった。


笑いたくても、一緒に笑ってくれる人がいない。


泣きたくても、一緒に泣いてくれる人がいない。


遊びたいのに、電話帳に友達の番号は入っていない。


いや、そもそも、孤独になった僕に友達なんていない。



加速していく世界。 独りとどまる僕。


僕はいつからか、他人とかかわることを忘れていた。

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― 新着の感想 ―
[一言] なんだか分かるような分からないような・・・・ つまりは『しっかり今やれるべきことをやれ』ということなのでしょうか? これは俺の勝手な推測なので間違っていたらスミマセン。
[一言] なんだか分かるような分からないような・・・・ つまりは『しっかり今やれるべきことをやれ』ということなのでしょうか? これは俺の勝手な推測なので間違っていたらスミマセン。
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