第3件 空からダイブする時には少なくともパラシュートと遺書を持っておきましょう
4話目です。 やっと本編突入だ・・・。
いちいちパソコンで小説作るのめんどくさいですね。 アイフォーンって口で言って検索するのありますよね。
あれ、小説版で出ないかなぁーー。なんて思っています。
がんばれソフトバンク!作ってくれソフトバンク!犬のお父さん頑張れ!
ていうかおれアイフォーン持ってねぇよチクショーーーーー!
・・・・・・風の音が聞こえる。
小道でささやくようなやさしいそよ風とは違う。レオナルドは風の音を聞く。
ゴ、ゴフオゥゥゥゥゥ。船に乗っている時に船の先端で感じるような、あの耳ざわりな音が聞こえる。あれ?私ってなにしていたんだっけ?レオナルドは考えた。しかし何も思い浮かばない。何も思い出せないのだ。レオナルドは思い出そうとしながら、目の前が真っ暗なことに気づいた。
あれ?何で真っ暗なんだ?・・・・そうか、目をつぶっているからだ。
レオナルドはゆっくり目をあける。
そこには真っ青な空が広がっていた。下には空に負けないほど真っ青な海があった。
レオナルドは空を飛んでいた。レオナルドの頭に今までの出来事が走馬灯のように駆け巡る。
あぁ、そうか・・・。たしか転生マシーンで・・・。ということは今私は鳥になっているのか。
レオナルドは満足していた。鳥になれたことにより人とは違う世界観が見れているからだ。
はは、なんて気持ちがいいんだ。空をとぶことがこんなにも素晴らしいなんて・・。
レオナルドは遠くへ行こうと羽を広げる。しかしそこに羽はなかった。その代わりにそこには細々とした2本の腕があった。
「・・・・あれ?あれれ?腕?これじゃまるで人間じゃないですか・・・。」レオナルドはじぶんの体を見て、心底驚く。高校生くらいの体、転生前より長い足、金髪で短い髪、そしてしわのないつるつるの若い肌。レオナルドは自分が鳥ではなく一人の青年として生まれ変わったことに気が付く。
更にレオナルドは最悪ことに気が付く。自分は飛んでいるのではなく、落ちていることに・・・・・。
「あれ?あれ?あれれーーーーーーーーーーーーーーーーーー???。」急降下しているレオナルドの目線は下の島に向けられていた。
「ありゃぁ、日本かな?ていうかあんなところに落ちたら死ぬぅぅぅぅぅぅぅーーーーーーーーーーー!」
レオナルドのからだはだんだん日本に近づいていき、森が見えてきて、地面が迫る。そして地面に体がたたきつけられた瞬間、レオナルドは気絶した・・・・・・・・。
・・・・さん、・・・・・・・・るどさん、・・・・・・・・れお・・どさん。
あぁ、誰かの声が聞こえる。誰だっけ?レオナルドは目を閉じながら思い出そうとする。
・・・・まぁいいか、思いださなくても・・・。確かこの声がしたら布団から起きるんだっけ。そして歯磨いて、顔洗って、ミケ君の作ったパンケーキを食べる。それから絵を描くんだっけ。毎日その繰り返し・・・。つまらんもんだ。ミケ君、また砂糖と塩を間違えて、しょっぱいパンケーキにさせないだろうか。あの子はおっちょこちょいだからね・・・。
・・・・あれ、ミケ君って誰だっけ?・・・そうだそうだ。私の弟子だ。そして今私を呼んでいるのも・・・・・・みけく・・・・・
「レオナルドさん起きてください!大変ですよ!レオナルドさん!」ミケランジェロの声がレオナルドの耳に響く。
「・・・・・あ、ううん?・・・ここは・・・。」レオナルドはおぼつかない目で起きながら辺りを見回す。さっき落ちながら見たあの森だ。さらに何人もの青年や少女達が倒れている。起きているものもいて、倒れている人の救助に当たっている。
「ミケ君かね?きみも若返ったのか。」レオナルドは目の前の青年を見る。茶髪ですらっとした顔がかっこよさを出している。
「そうですミケランジェロです。レオナルドさんですよね?たくさんの筆持っているから一目でわかりましたよ。」ミケランジェロは名前いりの筆が大量に入ったレオナルドのポケットを見る。
「ミケ君・・・・ここは・・・どこだね?・・・それにこれは・・・・」レオナルドはからだをおこそうとするが全身に痛みが走り、またたおれ込む。
「たぶん、日本のどこかだと思います・・・。さっき空から落ちてくる時に日本が見えましたから・・・。」ミケランジェロは空を見る。すでに空は真っ暗になり、月が顔を出している。
「なんと、ミケ君もフライアウェイ現象にあっていたのか・・・・・。」レオナルドは何とか体を起こす。まだ痛みが走るがしょうがない。
「何ですか・・・その現象。絶対名前今つけたでしょ。」ミケランジェロはため息をつく。レオナルドが無事なのとあきれているのが合わさったため息だ。
「レオナルドさん、どうやらここにいる皆さん歴史人物の人たち何だそうですよ」ミケランジェロとレオナルドは周りを見る。
「おーーい殿、だいじょーぶですかぁ?」部下だったのであろう青年が倒れている青年を起こしている。ほかにも100名ほどの人たちが救助に急いでいる。何がなんだかわからずにボーっとしている人もいる。
「な、なんですかこれは・・・・確か私達は転生マシーンでドカーンでズゴゴゴになって、そしてヒュルヒュウになったはずですが?」レオナルドも混乱してへんなことを言い始める。
「なに言ってるんですか・・・・。私達マシーンが壊れちゃってこんなことになったんじゃないですか。でも何で記憶があるんでしょう?忘れるはずなのに・・・・。」ミケランジェロは腕ぐみをする。
「たしかに・・・・・。なんででしょうねぇ・・・・・。」レオナルドも頭を悩ましている。
二人が考えているとそこに一つのぬいぐるみが歩いてきた。二人ははっとしてぬいぐるみを見る。
「それはねぇ、レオナルドたち。君達が中途半端に転生しちゃったからなんだよ。」ぬいぐるみは二人に向かってしゃべる。
「そっそのぬいぐるみの癖に上目使いなしゃべりは・・・・・まさか・・・・」レオナルドは声を震わせる。ミケランジェロは驚きながらぬいぐるみに声をかけた。
「か、神様!?!」二人の声の先には目をこわばらせたぬいぐるみが立っていた・・・・・。
さてレオナルドたちは一体どうなってしまうのか。お楽しみにしてください。