表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

1/26

第1話「光〇つながりの罠」

初投稿です。なんか壮大な設定は考えてますがだいぶ見切り発車なのでこまごましたことはスルーしてくださいね。

どうやら私は転生したらしい。

しかもアレだ。戦国時代。美濃。蝮の娘。

・・・あとはわかるな?

これはもう勝ち確ですな!なんせ天下人、織田信長ノッブの妻である帰蝶さまなのだから!

旦那ノッブは本能寺で乙っちゃう悲しき定めで史実の帰蝶は出家したらしい(諸説あります)が、そんなもん歴史やラノベやアニメや漫画やプラモやまあとにかくオタクだった私の史実知識による内政チートで回避だ回避!

明智のみっちゃんはどちゃくそ懐柔して本能寺(動詞)できない体にしてやる!なんか母上の親せきでいとこだとかいう説もあるしもしかしたらすぐ会えるかも。

まあ会えたら会うわななんとも日本人的結論に達した私は、記憶を取り戻した5歳からシコシコと内政チートのネタを書き綴る日々を送っている。

ちなみに明智のみっちゃんは一度あいさつしただけだった。懐柔しようとしたら父ちゃん(マムシ)が嫉妬してきたのであんまり近寄れなかった。親バカかよ。


そうやってネタ帳を分厚くする作業をしながら13歳になったとき、父ちゃんに呼び出された。あ、ひきこもり?いいんだよ姫様は奥でおとなしくしてるもんなんだから。

これはあれか。例のアレか。

短剣渡して

旦那ノッブがマジモンのうつけだったら討て」

とかいうあれか!

キタキタキタ!帰蝶ちゃんの一番の見せ場!

唯一の見せ場とか言うな!聞こえてるぞそこ!

まあ外面はよい私なのでしずしずと父ちゃんの前におとなしくお座り。礼儀と淑女しぐさは大事。古事記にも載ってるからね。

「お呼びですか、父上。・・・って、どうされたのですかその傷は!?」

父ちゃん(マムシ)はなんかめちゃくちゃ傷ついてた(物理)。

禿げ頭に包帯巻いて痛々しい。なにあれ史実で斎藤道三が傷負ったとか聞いてねえよ?

というか片腕なくね?マジで何があったんだよ?

「鬼にやられてな。案ずるな、命はある。儂はもう隠居しておるし、何の問題もあるまいよ。ちと便所が不便だがの。」

いやいや便所とか言ってる場合じゃないでしょうよ。なんだよ鬼って。

「鬼とは・・・それほど恐ろしい敵なのですか。ともあれ父上が無事でようございました。」

「儂はな・・・多くの者が討たれてしまった。帰蝶がなついておった十兵衛も死なせてしまった。まだ若かったのに無念じゃ・・・」

は?

「十兵衛さま?明智の十兵衛さまが亡くなったのですか!?」

父は本当に無念そうにうなずく。

・・・うっそだろおい!?おかしかないか!?本能寺(動詞)した後山崎で落ち武者狩りの農民に竹槍ぶち込まれるんじゃないんか!?

どうすんだよみっちゃんいないと織田家の躍進が結構遅れるんですけど!?

「この状況ではもはやどうにもいかん。すまぬが帰蝶、南の尾張に嫁いでもらいたい。」

「は・・・尾張ですか?あちらとは長年争った仲では・・・?」

「もはやそんな事にかまってられる状況ではない。飛騨の鬼を抑えるために防御を固めるしかない。それに、三郎殿(信長)の力を借りる必要がある。」

キタコレ。状況はよくわからんが歴史通りノッブに嫁ぐ流れだ。

よしよしこの後は短刀渡されて「嫁ぐのはわかった・・・だがうつけだったら別に倒してしまってもかまわんのだろう?」の時間だヒャッハー!

「わかりました。帰蝶は尾張の織田三郎(信長)様に嫁ぎまする。」

しおらしく頭を下げる。父は黙っている。

これはあれだな。短刀を出す流れだな絶対。来るぞ・・・来るぞ・・・!

「頭を上げよ。なに、尾張は今の周辺国で最も安全な国。また三郎殿は古今無双の武者である。おぬしの安全は保たれる。心配するな。」

・・・んん?やけにノッブの評価高いじゃん。うつけちゃうんか。

頭を上げた私は包帯まみれの禿に問う。

「あの、三郎さまはうつけとか。父上、短刀をくださいませ。」

父はきょとんとしている。

「三郎さまにおすがりせねばならぬ状況というのは理解しております。しかし帰蝶も父上の娘。三郎さまがまことにうつけであるならば、短刀で討ち取って私が尾張を掌握しても構わないのでしょう?」

ドヤァァァ・・・!

キまった。帰蝶さん歴史イベントフラグ回収完了!ちょっと流れと違うけどまあいい!

父は青ざめている。なんだよニヤリと笑って「さすが儂の娘。おなごでなければと何度思ったことか・・・!」というところでしょ!はやくしてやくめでしょ!

「帰蝶、いつの話をしておるのだ。三郎殿は妖に蹂躙される日ノ本で唯一迷宮攻略に成功した古今無双の武者よ。恐るべき鬼どもを討伐して回るまさに希望の星よ。間違っても敵意など持ってはならぬ!そもそもそなたごときが討ち取れる者ではないぞ。頼むからおとなしくしてくれよ。」

どちゃくそ叱るじゃん。帰蝶ちゃんショック。

というかさ。

妖に蹂躙される日ノ本?迷宮攻略?鬼を討伐して回る?

あれ、なんだろうこれは。

私の認識と現実に重大な齟齬がある気がする。

「申し訳ありません父上。あの、わたくし知らないのですが、鬼とは?迷宮とは一体?鬼って鬼のように強い武者のことではないのでしょうか?」

わからないことは聞くに限る。前世から1分考えて分らんことは人に聞いたほうが早いという信念をもって生きている私だ。すまんな職場で上司になった皆さん!教えてちゃんでさぞうざかったと思う!キャバ嬢構文でどちゃくそほめてやったからチャラだな!もさメガネヲタ女ですまんかったとは思うが後悔はしていない。

父はあきれたように大きな大きなため息をついて、私に懇切丁寧に説明してくれた。

曰く。

ざっくりいうとこの世界は「信〇の野望」じゃなくて「仁〇」なんだそうだ。

「光〇つながりとはいえそりゃないよママン!!」

私は叫んで卒倒したのだった。




〇の中はまあお察しください。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ