生成中の階段より
何もない大地に、一つの石段が出来上がった....。
その石段は、砂のように脆く、少し触るだけで粉々になるようなものだ。
そんな、理由もなく生成された石段は、雨に打たれ、風に吹かれながらも壊れないようにと凛々しく建っていた。
普通の石段なら、すぐ壊れて風化してしまうであろうにも、この石段は何故か耐えるたびに強くなっていった。
何年も何年も雨風に晒されながら強くなった石段の上に、また一つ小さな石段が生成された。
その生まれたての石段は、強くなった石段を見習うかのように小さいながらも凛々しかった。
そうして思うことがある.....。
この石段の完成は、いつだろうか?
そして、誰が登るのだろうか?
最後には何が待ってるんだろうか?
不思議と応援したくなるような.....。
そんな思いが込み上げてきた。




