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こんてにゅう〜世界がゲームになった日、既にセーブデータをもっていた俺は…〜#番外編(過去のyuuya編)

はじめまして、あまよです。

描いてる時の顔を一言で表します。

「虚無虚無プリン」

僕は昔、心の中が空だった。

お父さんは僕が生まれてからすぐに交通事故で亡くなった。だから顔はまったく覚えてない。

お母さんは男癖がひどく、最近は出会い系アプリみたいなので遊びに行き、ほとんど家にいなかった。お母さんに褒めてもらうため、構ってもらうために成績は小、中ともに1番だった。けれど、お母さんは「ふぅん。凄いね。」と、そっけない態度。それに「あっ!ヨシくんから今日会える?ってきた!じゃあ行ってくるねー!」ってな感じで彼氏から連絡来た時の方が何億倍も嬉しそうだった。それが悔しくて勉強した。それでもやっぱりお母さんは変わらなかった。しかしそんなお母さんだったがお金はそれなりにあって、お母さんに言えば携帯電話も食べ物もぬいぐるみもなんでも手にはいった。そうして今まで生きてこられた。ただ、"心の隙間"だけはどうしても埋まらなかった。そんな時にお母さんが「なんかタイチくんからゲーム機もらったけどよくわかんないしあんたにあげるよ。じゃあ私はこれからアキくんに会ってくるから。」

そう言ってまた出ていった。正直ゲームの存在は友達から聞いて知っていたが、実際に見ると結構しっかりとしていた。電源をつけてみる。するとそれはいろんな色で光り始めた。そして出てきた光る画面の中にあるひとつの絵に目が奪われた。それは星空を見上げる男女と共にReal crossと書かれていた。そのゲームをやってみることにしたが、始まらない。画面には「付属のVRゴーグルをつけてプレイしてください。」と書かれていた。このごついメガネのことか。最初は違和感が凄かったが、始まるとそんなこと気にならなくなった。名前はローマ字でいいか。ジョブはこの剣士とかいうのでいいな。キャラの見た目は…

次に気がついたのはおそらく4、5時間、もしくはそれ以上たった頃だった。そして気がついた。これこそが僕のことを肯定してくれるものだと。知らないネット上の人が僕と共に敵に立ち向かってくれる。僕より弱い人がこんなにも助けを求めてくれる。そこに僕という存在があると認められたことが、たまらなくうれしかった。

その日から僕は学校から帰ってきてはリアクロをするようになった。成績が下がっても、やはりお母さんは何も言わない。僕に興味がないからだ。だが、もういい。知らない誰かが、僕のことをこんなにも必要としてくれる。その事実が、本当に嬉しかったんだ。

番外編(yuuya編) 完

はじめまして、あまよです。

問1)いきなり主人公の過去曇らせ持ってきた僕の心情は?

A.虚無

不正解!正解は…

特になし

でした!次回に乞うご期待!

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