テリブル

　ひさびさに、韻を踏むのを軸に描いてみました。

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　テーブルに飾った しゃれこうべ

　渇いた眼窩(がんか)からスイセンを咲かす

　とうに失われたその眼(め)に

　おまえが なにを映してきたのかだなんて

　知る術(すべ)は残ってないけど

　テリブルに睨(にら)むは しゃれこうべ

　尖(とが)った頬骨(ほおぼね)で柔肌を削(けず)る

　すりあうものもない いまなら

　尖(とが)らせたけりゃ 尖(とが)らせてくれ好きなだけ

　なぐさめになりゃしないけど

　ケーブルに繋(つな)いだしゃれこうべ

　虚(うつ)ろな眼窩(がんか)から凶兆が覗(のぞ)く

　イーヴルにニヤける しゃれこうべ

　尖(とが)った頬骨(ほおぼね)は鮫肌も削(けず)る

　ルーヴルに飾ったしゃれこうべ

　ファーブルの網にも しゃれこうべ

　ピープルが畏(おそ)れた しゃれこうべ

　ノーブルに微笑(ほほえ)む しゃれこうべ

　パープルに染まった しゃれこうべ

　マーブルに渦巻く しゃれこうべ

　メープル シロップ漬け しゃれこうべ

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　駄洒落じゃないってば！

制作：ひだまりのねこ先生