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ごめんなさい、もう許して~おしっこが限界のお姉さんがお隣の男子中学生を我慢姿で誘惑していたら、反撃されて大恥を晒してしまう


◆香織

 20歳/女性

 162cm/B85/W56/H88


 暗めの茶髪で、ふんわり広がるセミロング。綺麗なお姉さんタイプ。

 服装は白のタートルネックのセーター、ぴっちりジーンズ、スニーカー。


 人通りの多い街中を、早足で歩く。


 ようやく冬から春に変わろうというくらいの冷たい空気が、薄手で肌に張り付くジーンズから下腹に迫り上がってくる。


 お腹が鉛のように重たくて、一歩一歩から伝わる振動が、その中身をシェイクし続けた。





 あぁぁ……辛い……っ。



 私は今、物凄くおしっこを我慢していた。


 原因は間違いなく、友達がスターアフォード――通称スタフォで謎の呪文で呼び出した、色々盛り盛りのベンディサイズ(590ml)のコーヒーのせいだ。

 期間限定で4割引とのことで、他のお客さんもかなり頼んでいたけれど、そのせいで1つしかないお店のトイレは大行列。

 もう、テーマパークの絶叫マシンの順番待ちかと言うくらいに。


 友達は平気そうだったけれど、私が我慢できそうになくて、今日は早めに解散したのだ。



 それから歩くこと僅か5分。尿意は加速度的に強まっていた。

 何とか家まで我慢したいけれど……残りの距離を考えると、少し……ううん、かなりまずい。

 恥ずかしいけど、何処かの店でトイレを借りるしかないかも。




「あれ、香織さん?」



 キョロキョロしながら歩いていると、後ろから声をかけられた。

 振り向くと、この年頃では少し高めの声に、可愛らしい顔立ちをした男の子の姿。



「悠馬君、こんにちは」



 隣に住んでいる、6つ下の男の子の悠馬君だ。

 小さい頃はよく遊んであげていて、今は頻度は減ったけど、2人で買い物に出かけることもある。


 今年でもう中学2年生。

 なんと言うか、すっかり美少年という感じに育ってしまった。優しい子だし、学校ではもてるんじゃないかな?



「香織さん、今から帰り?」


「んっ……ええ、そうよ。悠馬君も?」


「うん。へへっ、一緒だね」



 嬉しそうな笑顔を向けてくれる悠馬君。

 悪い気はしないんだけど……今は、少し困る。


 私はもう、おしっこがしたくてたまらないのだ。

 でも、彼にお店のトイレに駆け込む姿を見られるのも、ちょっと恥ずかしい。


 かと言って、家まで我慢するのはきっと無理。



 どうしよう……どうしたら……っ。



 入れもしないのに、キョロキョロとトイレが借りられそうな店を探してしまう。

 冷たい空気にお腹が縮こまってしまいそうで、お腹をさする手が止まらない。


 あぁぁっ……もう、漏れそう……!



「ねえ、香織さん。もしかして……トイレ?」


「うっ……!? あ、そ、その……」



 どうやら、仕草に出しすぎていたらしい。

 悠馬君に、私が我慢をしていることがバレてしまった。



「……実は、そうなの……。悠馬君に会う前から、ずっと、我慢してて……」



 あぁぁっ……恥ずかしい……っ。

 情けない内情を知られてしまい、顔が熱くなってくる。


 でもその羞恥心は、隣を歩く悠馬君の様子を見て、別の何かに塗り替えられた。




 悠馬君は、私の下半身……お腹から太股の辺りに視線を向けながら、真っ赤な顔で唾を飲み込んでいた。

 そして彼の下半身の1箇所……『男の子』の部分が、窮屈そうに盛り上がっている。



 興奮……してるんだ。私が、おしっこが漏れそうで、もじもじしてしまっている姿を見て。

 そう思うと、お腹の奥から尿意とは違う、熱くて甘い感覚が込み上げてくる。




 悠馬君は、小学校の高学年になった頃から、私を女として見るようになった。

 当時の彼は本当に子供で、歳の差もあって真面目に考えることはなかったけれど、成長期の悠馬君は心も体も急速に成長した。


 今はまだ可愛さが残っているけど、あと数年もしたら立派な男性になって、歳の差も気にならなくなるだろう。

 そんな彼が、私が尿意に悶える姿を見て、劣情を催している。



 おしっこはもう本当に漏れそうで、すぐにでもトイレに駆け込みたいのに、私の中に、いけない悪戯心が芽生えてしまった。


 信号待ちで足が止まる。周囲に人は殆どいない。

 私は恥じらいを押し込め、露骨に脚を擦り合わせ、お尻をもぞもぞと左右に振り始める。



「っ……!」



 悠馬君の視線が、私の脚に吸い込まれていく。

 じゃあ、こうしたらどう?



「んんっ……あぁぁ……んっ……あはぁぁ……っ」

「っ!?」



 尿意に押されるまま、喘ぐような息を吐く。

 上を向いた悠馬君と目が合うと、彼は恥ずかしそうに視線を逸らした。



「ごめんなさい、みっともないところを見せて……んくっ……こうしていないと、漏れちゃいそうで……っ」


「う、ううんっ……大丈夫……! その……お店でトイレ……借りる……?」



 遠慮がちに聞いてくる悠馬君。

 心配そうな言葉とは裏腹に、表情にはこの時間が終わってしまうことへの不安が溢れている。


 そうね、もうすぐ終わりよ。だって、本当にお漏らしをするわけにはいかないから。

 でも、あと少しだけなら……。



「ううん……お店で借りるのは、ちょっと恥ずかしいから、んっ……くはぁぁっ……で、できれば、家まで、んぁっ……! が、我慢したいの……」


「そ、そう……」



 もちろん、本当に家まで我慢なんてできはしない。

 でも私の答えに、悠馬君はあからさまに表情を緩めた。


 だめよ、そんなに露骨に表情に出しちゃ。



 あぁぁっ、でも、本当にもう、漏らしちゃいそう……!



「んっ、んはぁぁっ……くぅっ……! んふぅぅっ……ふぅぅっ……うぅっ! あっ……も、漏れ、ちゃうぅぅ……っ」




 あと少し……あと少しだけだから……!

 あと少しだけ我慢して、彼の表情を楽しんだら……トイレに……!



 そんなことを考えていたから、バチが当たったのだろうか。

 冬の残り香のような冷たい風が、私の全身に叩きつけられた。



「んはあぁぁぁあぁぁあぁぁぁっ……!!」


「香織さん!?」



 全身が震え上がり、おしっこでパンパンの膀胱が、キュッと縮まっていく。

 まずいっ……! 漏れるっ……!!


「んんっ! ん゛っ……! だめっ、待って………!」




 ――ジョロロロロッ……!


「あ゛あ゛ぁぁっ!!」



 我慢しきれず、おしっこが溢れ出してしまった。

 治らない排尿感を、右手を出口に当てて押さえ込む。



 だめっ……もう、我慢できない……!!



「か、香織さん……大丈夫……?」


「ん、あぁぁっ……ご、ごめんなさいっ、くはぁぁっ……! い、今、んっ! 話し、かけ、ないで……あぁぁっ!」



 私は別に、おしっこを我慢する趣味があるわけではないし、もちろん、人前で漏らすなんて絶対にあり得ない。

 悠馬君の視線に当てられて、変な気分になってしまっていたけど、もうこれ以上はだめだ。


 早くトイレに行かないと……漏れちゃうっ……!



「ごめんなさい悠馬君……! やっぱり我慢できないっ……! トイレ、行ってくるね……!」



 物凄く恥ずかしいのに、右手が出口から離せない。

 下着がびしょ濡れで気持ち悪い……!



 あぁっ、神様……っ。



 6歳も下の男の子を揶揄って遊んだことは反省します。

 ですからっ、どうか……トイレまで、我慢をさせて下さい……!



 私の願いが神様に届いたかはわからない。

 ただ確実なのは、神様よりも前に、ちゃんと謝らなければいけない人がいた、ということだ。





「悠馬……君……?」





 トイレに駆け出そうとした私は、悠馬君に腕を掴まれ引き止められてしまった。




「……我慢するんでしょ? 香織さん……」




 私を見る悠馬君の目は、何か今までとは違う仄暗さを宿していた。




 ◆◆




「んっ……んぁぁっ……くぅぅっ……!」



 悠馬君に連れられて、街の中を歩く。

 おしっこはもう限界で、もう何度も下着の中にちびってしまっている。


 この下着はもう穿けない。それどころか、ジーンズにまで隠せないほどの染みが……っ。



「くはあぁぁっ……悠馬君、お願いっ……トイレにっ……んぁぁっ……トイレに行かせてっ……! もう……本当に、漏れちゃうぅ……!」


「だめだよ、香織さん。香織さんはもう大人の女なんだから、お漏らしなんてしないよね?」



 どれだけ頼んでも、悠馬君はトイレに行かせてくれない。

 それどころか、まるで人質をとるように、腰から回した手を膀胱の上に当てている。


 実際に一度逃げようとして、そこを強く押されて漏らしてしまいそうになった。

 ジーンズの染みも、その時に溢れてしまったおしっこが始まりだ。



「お願いよっ……もう、おしっこ、我慢できないの……! 貴方を揶揄ってしまったこと、謝るから……! 本当に反省してる……だ、だから、あぁぁっ、トイレにっ……!」



 もう真っ直ぐ立つこともできない。

 街中で、人目だってあるのに、私はお尻を突き出して、腰の前で手を組むフリをして、おしっこの出口を思い切り押さえてしまっている。



 でも、それでも……あぁぁっ……おしっこが……止められないっ……!



「ゆうま、くんっ……漏れちゃうっ……漏れちゃうっ……! お願い、もう許して……もれ、ちゃう……!!」



 お腹が、絶対に受け入れてはいけない快感に襲われるたび、手の平に生暖かい感触が広がって、ジーンズの濡れた感覚が、少しずつ下に落ちていく。

 もう私のジーンズは、お尻周りがびしょ濡れで、太股までおしっこで染まってしまっている。




「もう……もう……だめ……。もう……我慢……できない……!」




 街の人達がこっちを見ている。

 明らかに漏れそうな仕草を隠せず、ジーンズをびしょ濡れにしてしまっている私を。


 それなのに、私は逃げ出すこともできない。




 もう、だめなの。


 もう、本当に我慢の限界で、さっきから小さなお漏らしが止まらない。


 きっともう、すぐそこの喫茶店のトイレにすら、私は間に合わない。




 なのに……あぁっ、なのに……!



 悠馬君が、もう一滴も入らない私のお腹を……!

 また、ぐっと……押し、込ん、でぇぇ……!!



「あ゛ぁぁっ!! だ、だめっ、押さないでっ……! 出ちゃうっ……あぁっ! 出ちゃうっ……!!」



 あぁぁっ……こんな、彼を揶揄うような真似を、したばっかりに……!



「やめてっ……やめてぇぇっ……!! あ゛っ! あ゛っ!!? もうっ……だ、め゛えええぇぇぇぇっ!!」





 こんな……こんな…………おも……らしぃぃ……!







「あ゛あ゛あ゛あぁぁあ゛ああぁぁあ゛あ゛あぁぁあ゛ああぁあああ゛ぁぁぁぁ~~~~っっ!!!!!」






 その瞬間、取り返しのつかない快感と水飛沫が、下着の内側に迸った。

 『ジョオオオオッ!』という擬音が聞こえてきそうなほどの、物凄い勢いの水流。

 それが私のおしっこの出口から溢れ出して、下着もジーンズもびしょ濡れにしていく。


 そのジーンズもすぐにおしっこを吸いきれなくなり、やがて私の生き恥は、股布を突きつけてバシャバシャと足元で跳ね回った。


 耐えることをやめたお腹が気持ちいい。


 生温く濡れていく、お尻と脚が気持ち悪い………恥ずかしい……っ。




「あ、あの、香織さん、僕……!」



 悠馬君が、やっと正気に戻ってくれた。

 私の有様を見て、罪悪感に打ちのめされた顔をしている。


 貴方がそんな顔をする必要はないわ。

 全部、私が悪いの。


 調子に乗って凄い量のコーヒーを飲んで、貴方の反応が見たくてギリギリまで我慢をして、貴方の心を弄んで……。


 だから……バチが当たったの。


 こんな、こんな大勢に見られながら……私………!





 お漏らし………しちゃった………っ。





「うぅっ………ひぐっ………ずっ………うぅっ………うぇぇぇっ……!」




 泣いたら、余計惨めになるのに……涙も嗚咽も止められない。

 それならいっそ、体中の水分が全部涙になってしまえばいいのに。


 そうしたら……このお漏らしだって……止まる……のに……。



「ひぐっ……! えぐっ……! うぅっ……ぐずっ……うぁぁっ……! うあぁぁあぁっ……!」



 お願い………見ないで………っ。



「うわああぁぁぁああぁぅぅあぁぁあぁあぅあぁぁあぁぁぁっっ!!!!」




 ◆◆




 あの後、どうやってあの場から逃げ出したのか、私は覚えていない。

 気がついたら人気のない高架下に連れて行かれて、悠馬君から新品の下着とジーンズを渡されて……確か、それに着替えた後、家まで連れて帰ってもらったのだ。


 お漏らしでびしょ濡れになった服は、悠馬君が処分すると言っていた。

 そして、彼は泣きながら私に謝って、逃げるように自宅に帰っていった。



 ジーンズは、サイズを1つ間違えたみたいで、物凄くキツかった。




 あれから2週間、彼には会っていない。

 気まずいのだろう。彼の方から私を避けている。


 でも……私は……。



「あっ!」



 大学の帰り、あの商店街を避ける道を歩いていると、久しぶりに悠馬君を見つけた。

 彼は私を見ると、慌てて踵を返して逃げ出してしまう。



 だめ、行かせない。




「待って、悠馬君」




 私は貴方に会えた時のために、あの忌まわしい疼きを抱えながら、いつもこの道を歩いているんだから。

 思い出すだけで心が張り裂けそうになるのに、何故か体から離せなくなってしまった、この感覚を。



 あの商店街を避けるのも、今日でおしまい。

 私は、彼からもらったキツキツのジーンズに包まれた脚を、もじもじと擦り合わせた。




「助けて、んっ、ほしいの」



「たす……ける……?」



「ええ、そう……んはぁっ……あっ、もう……」






 ――おしっこ……漏れそう……。



ノクターンノベルズに、場面転換後の展開を変えた別verを投稿しています。

興味があればお越しください。


Nコード:N4789IA

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