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窓部加奈子の嘘エッセイ  作者: 窓部加奈子
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殺人について

 私はこの江幅香織のことが憎くて、憎くて、憎くて、憎くて、憎くて、憎くて、憎くて、憎くて、憎くて、憎くて憎くて憎くて、憎くて憎くて憎くて、憎くて憎くて憎くて、憎くて憎くて憎くて憎くて憎くて憎くて憎くて憎くて憎くて、憎くてたまらなかったのだ。その『憎くて』というモノローグを自分の中で繰り返しながら、それに合わせてナイフを江幅香織の腹部に突き刺していく。数えて36回ほど突き刺す。我ながらよくこんなに突き刺したものだと思う。

 江幅香織の腹からはでろーんと小腸がはみ出している。36回も突き刺したのに、ボロボロになった小腸はまだひと繋ぎの状態になっていて、私はその小腸を江幅香織の首にかける。

 その小腸のマフラーは江幅香織によく似合っている、と私は思う。

 江幅香織は悔しいけれど死んでもやはりクラスで一番美しいその顔には変わりがなくて、だから小腸みたいなグロテスクな首飾りが最高にお似合いなんだ。

 私はそういう感性をしていた。

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