表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
誘われしダンジョンマスター  作者: 北のシロクマ
第2章:ダンジョンバトル
46/255

ドMな男と鳥頭

「これホーク、早く起きて昼食を済ませてしまいなさい」


 中々起きない(起きれない)ホークをリヴァイがペシペシやって起こそうとしてる。


「あ、おのぉ……出来れば回復魔法でもかけてくれれば助かるんやが……」


 ……悪いけど、今は食事中だから手が離せないわね……と、思ったけど、それだと片付かないからポーションを召喚しとこう。


「はい、上級ポーション。自力で飲んでね」


「お、恩に着るでぇアイリはん……」


 上級ポーションでかなり回復した筈のホークだけど、それでもまだ全快はしてないみない。

どれだけ派手にやられたのかしら……。


「しゃあ、復活したでぇ。ゴルァ! ワイの指輪を返さんかい! アレは大事ブヘッ!」


「早く昼食を済ませなさいと言った筈です」


 あのぅリヴァイさん? あまり力が入り過ぎると、またホークが負傷しちゃうから程々にね?



「ジーーーーー……」


 ん? 声と共に視線を感じる……ってルーじゃないの。

ルーはお昼御飯を食べ終わってるみたいだけど、どうしたのかな?


「マスター、お菓子ちょうだい」




 ……たった今、お昼御飯を食べ終えた者の言う台詞じゃないわよ。


「3時になるまで我慢してね」


 何故ルーはお菓子が好きなのか……この謎を解くカギは、アイカが握ってると思うわ。


「わたくしが食べていたジャ〇リコを分けてあげたところ、大変喜ばれまして。すっかりお菓子にハマったようです」


 ……謎でも何でも無かったわね。

もう想像通りの答えだった。


「マスター、お菓子が……食べたいです……」


 何と言うか、アイカが1人増えたように感じるのは気のせいじゃないわね……。

 それにバスケがしたいです……みたいに言っても、お菓子はあげません。


「ルーよ、あまりアイリ様を困らせてはなりませんぞ」


「う……善処する」


 老執事(リヴァイ)の一言で黙ってしまった。

もう眷族(けんぞく)達はリヴァイに任せとけばいいのかもしれない。

 その後、昼食を終えた眷族達は次々とコアルームから出て行き、最後にはホークとルーが残された。


「嬢ちゃん返して~な、な?」


 さっそくホークはルーに返してもらおうとするけど、対するルーは完全にスルーしてる。

 余程人化したかったのかしら?

どちらにしろホークの所持品だから私からも言っとこう。


「ほらルー、言った通りホークに指輪を返してあげなさい」


「ノー、これは戦利品。勝者の証」


 やっぱり返さないつもりのようだ。

 でもそうなると納得出来ないのがホークの方なのよね。


「酷いで! めっちゃ酷いで! それはワイにとっての人生そのものやで!」


 ホークは諦めずに抗議してるけど、ルーはまったく相手にしてないわね。

翼をバッサバッサやってるけど、動く度にお菓子の屑がこっちに飛んでくるから、止めていただきたい。


 ……ってお菓子の屑!?

 見ればアイカがドーナツを召喚してた。

これはルーに対して教育上よろしくない。


「リヴァイ」


「畏まりました」


 ルーにお菓子を我慢させる反面、アイカをそのまま放置は出来ない。


「む、何ですか? って何処へ連れ出すつもりです!?」


 私の意図を察したリヴァイは、アイカをコアルームから摘まみ出した。

 よし、邪魔者が居なくなったところで話の続きよ。

 ルーはいまだにホークをガン無視してるから、私からもう一度言おう。


「ねぇルー、私はホークに返してあげなさいって言ったはずよ?」


「でもマスター、この指輪は譲り受けた物。今更返すのは常識外れ」


「譲っとらんで! 譲っとらんどすえ!」


 最初に常識外れな事して奪った本人がそれを言うんかい!

大体やむを得ず預かったって言ってたでしょうに。

 それとホーク、前から思ってたけど、時々関西弁と関東弁が混ざってるわよ。


「ホークが譲ったなら兎も角、譲ってないなら返してあげないとダメよ」


「むぅ……つまり、正式に譲って貰ったなら良いと言う事?」


 そりゃ正式に譲って貰ったならそうだけど、正式に譲って貰えなかったから奪ったんじゃないの……。


「ねぇ、ルーはこの人化の指輪を譲ってほしいの……お願い、お兄ちゃん♪」




「「「………………」」」


 皆様、お聞きになられたでしょうか、今の年上の男心をくすぐる、あざと~~~い台詞を。


 今ホークに向かって放たれた台詞に、私もリヴァイもホークも皆固まってしまった。

この子(ルー)は一体どこでこのような話術を身に付けたのだろう。

 念のため言っとくけど、私はこんな話術は教えてないからね? 絶対だからね!?


「う……うぅん、まぁ、せやなぁ。兄としちゃ妹の頼みは聞かなあかんかもなぁ……うん」


 そしてあろうことか、ホークが愚かな兄に成りつつあるようで。


「ねぇ、いいでしょぉ? お兄ちゃ~ん?」


 無表情のままですっごい猫なで声で話してるんだけど、こんな機能がオリハルコンゴーレムには無いだろうし、一体どこでこの技術を学んだんだか。

 その技術を使ってルーはここで一気に勝負を決めるつもりね。

 対するホークは?


 …。


 ……。


 ………。


 …………。


 ……………。


「よし分かった! ワイも男や。ここは1つ妹の頼みを聞いて譲ったるわい!」


「わーい、有難うお兄ちゃん(棒)」


「ええでええで、ええんやでぇ!」


 勝負はルーの勝ちで決まったようね。

これで人化の指輪はルーの手に移る事になるんだけど、ホークは後悔しないのかしら?

 大体にして、ホークはルーに半殺しにされた事を忘れてるっぽいけど、もしかして鳥頭なんだろうか?

 それからルー、せめて感情込めて言ってあげなさい、あまりにもホークが哀れだから。


「まぁ何にせよ良かったわね、ルー」


「イェス、マスター。それじゃお兄ちゃん、邪魔だからどっか行って」


「ほ、ほな、また……」


 何とも哀れな敗者ねぇ……。

そんな哀れな敗者(ホーク)は力なく飛び去って行った。


「アイムウィナー。マスター、勝者のご褒美として、お菓子ちょうだい」


「ダメだこりゃ……」



★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★



 眷族が増えて数日後。

日々のライフスタイルが多少変化した者もいるけど(主にホーク)、大分馴染んだように感じられる。


「お兄ちゃん、空飛びたいから乗っけて」


「おう、任せとき!」


 ホークとルーもすっかり仲良くなって一安心だわ。

今もホークは背中にルーを乗っけて飛び去って行った。


「だいぶ馴染んでますね。一時はどうなる事かと思いましたが」


 その割には呑気にお菓子食べてたような気がするんだけども……。

特にアイカにはルーの前でお菓子を食べるのを控えてもらった。

 その結果、ルーからお菓子をねだられる回数が減ったのは有り難い。


「どちらかと言うと、リヴァイが恐いのではないかと思います。お姉様はルーに甘いですからね」


 ルーの見た目がねぇ……日本の基準だと、小学校低学年なのよ、つまり私から見たら妹のように見えるって訳。


「お姉様もホークの事を言えませんね……あ、お姉様、ダンジョンバトルの申請がきました」


 1週間ぶりかな。

前回は不戦敗になったから、今度は勝ちにいくわよ!


「対戦相手は誰?」


「はい。相手は水虫……様です」


 ……知らない奴ね。

 ま、とりあえずは、話してみてからね。


「アイカ、通信繋いで」


「畏まりました」


 さーて、名前から察するに虫の扱いに長けてるって感じかな?



水虫

『よう、久しぶりだな。お前が負けたって話を聴いた時は耳を疑ったけどよ、まさか不戦敗だったとはな。なんなら俺とのバトルも不戦敗になってくれてもいいんだぜ?』


アイカ

『…………誰?』


水虫

『忘れてんじゃねぇ! テメェに名前を変えられた、元マサキだ! 大体お前が改名したんじゃねぇか! 忘れたとは言わせねぇぞ!?』


アイリ

『え? あーーっ、思い出した思い出した! 確かマタギだったっけ?』


水虫

『マサキだぁ!! マしか合ってねぇだろ!』


 もういちいちうるさい奴ねぇ……。


水虫

『まぁいい。前回は油断したが、今回はそうはいかねぇ。万全を期すために、ルールは俺が決めさせてもらうぞ』


 よく分かんないけど、勝算があるらしい。

どんな手か知らないけど、少しは楽しめそうね。


アイリ

『どうぞどうぞ』


水虫

『今回の対決内容は、お互いの眷族による直接対決3本勝負だぁ!』


 内容は眷族同士のタイマン3本勝負。

恐らく、私が眷族のモフモフを出したら1本取られるから3本勝負にしたのかな?


アイリ

『3本勝負ね。つまり、先に2勝した方が勝ちって事でいいのね?』


水虫

『そうだ。ただし、Sランク以上の眷族は使用不可だからな』


 おおっと、モフモフも出せないようにしてきやがりましたよ、中々賢いやり方だと思うわ。

 それでも負ける気はしないけどね。


アイリ

「それでいいわ。じゃあ申請受理……っと」


水虫

「ふん、今度こそ吠え面かかせてやる!」


アイリ

『ところで、今回は何か賭けるの?』


 確か前回は奴隷にするとかいってた気がするけど。


水虫

『おう、勿論賭けるぜ。今回俺が勝ったら水虫を直してもらう!』


 ん? 水虫を治す? なんで私が?


アイリ

『そんなの自分で治せばいいじゃない。上級ポーションでも使えば治るんじゃない?』


水虫

『ちっげーよ、そうじゃねぇ! 俺は水虫だが水虫じゃねぇんだ!』


 どっちなのよ……。


水虫

『名前を元に戻すにはな、変えた奴に勝たないと出来ねぇんだよ!』


アイリ

『ふーーん? まぁいいわ。じゃあ私が勝ったら、邪神レグリアスの1日パシリね』


 私にメリットは無いけど、噂によるとかなり無茶な要求をしてくるらしいからね、水虫にはモルモットになってもらおう。


水虫

『なんだそりゃ? まぁそんなんでいいんなら好都合だけどな。そんじゃ今すぐ勝負だ。言っとくが今更取り消しはしないからな?』


アイリ

『勿論よ。もう既に受理したからもうすぐ審判が来ると思うわ。アンタこそ、後悔しても遅いわよ?』


水虫

『へっ、上等だ。強がってられるのも今の内だぜ!』


 

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★



カルミーツ

『今回の審判を務める天使族のカルミーツよ。今回の内容は、眷族同士の3本勝負。場所はここ、水虫のダンジョンのボス部屋を使用する。宜しいかしら?』


アイリ

『大丈夫よ』


水虫

『………………』


 あれ? 水虫が反応してないような……。


アイリ

『ねぇ、どうしたの?』


水虫

『……い、いや、なんかこの美人の姉ちゃんに水虫って言われると、(けな)されてるみたいでゾクゾクしてくるような気が……って何言わせんだよ!』


 何言ってんのかしらコイツは……。

 確かにカルミーツさんって、金髪ロングの美人さんに見えるけど。


アイリ

『アンタが自分で言ったのよ水虫』


水虫

『お前に言われても嬉しくねぇ!』


 失礼な奴ね。

だったらカルミーツさんにお願いして、言ってもらったらいいじゃない。


カルミーツ

『どうかしましたか水虫さん?』


水虫

『おおぅ! も、もう1度言ってもらっていいッスか? 出来れば呼び捨てで』


カルミーツ

『あの~、どうかしましたか水虫?』


水虫

『おっほぉーっ! ……いい……めっちゃいい! 最高ッスよ!」


 コイツ……、水虫じゃなくて、その変態趣味を治してもらいなさいよ。


アイリ

『ちょっと、早く始めるわよ!』


水虫

『う、うるさい! 今いいとこなんだ、邪魔するな!』


 あーーーもう!

これじゃあ改名したのはご褒美になってるじゃないの!

 というかコイツ性癖半端ないわね……。


カルミーツ

『あの……そろそろ始めませんか水虫?』


水虫

『この一時を噛み締めたいんです、もう少しお願いします!』


 可哀想だけど、コイツはもう手遅れね。

もう存分に貶してもらうといいわ。


アイリ

『カルミーツさん、さっさと始めるように、罵倒してやって下さい』


カルミーツ

『はぁ……ではいきます。早く始めなさい、水虫、蛆虫、クロコゲ虫!』


水虫

『ひゃっほーーーぅ! はいはいはーい! 始めましょう! すぐやりましょう!』


 コイツは……うん、最早何も言うまい……。

というか、カルミーツさんも楽しそうに言ってたような……。


アイリ

『まずは私からね。出てきなさい、ホーク、ザード、セレン』


 私が出したのはワイルドホーク、リザードマンキング、セイレーンの3人。

みんなBランクのモンスターよ。

さぁ、これを見てどうするのかしら水虫?


水虫

『は、ははは、はははは……お、俺は夢を見てるのか? Bランクが3体って……』


 悲しいけどコレ現実なのよねぇ……。


水虫

『何だよ! 勝てるかよこんなの! 無理ゲーじゃねぇか!』


 でも残念。

その無理ゲーに、アンタは挑んだのよ。


カルミーツ

『それにしても凄いですね! Fランクの内からBランクの眷族を3体も抱えてるなんて、そんな凄いダンジョンマスターは過去にいませんでしたよ!』


 そうよね?

やっぱりミルドの加護って凄かったんだわ。

それに最高はSSS(トリプル)ランクのアンジェラとリヴァイだしね。


アイリ

『ねぇ、やらないの? やらないなら私の不戦勝でいいわよね?』


水虫

『鬼! 悪魔! アイリ! お前は血も涙もないのか!?』


 だってしょうがないじゃない。

 ってコイツ、今私の事を鬼や悪魔と同列で扱ったわね!?


「プププ、アイリはん、相手にとってアイリはんは鬼や悪魔と同じなんやなぁ!」


「ですね~。相手を絶望の底に~、突き落とすのは~、まさに鬼かと~、思いました~♪」


「悪魔と言えば、悪魔族のディスパイル殿と仲良く街を散策してたで御座ろう。そう考えれば悪魔と言えるのでは御座らんか?」


 クッ、コイツら、後で覚えてなさいよ!?


アイリ

『でもアンタが勝ったら名前を元に戻すんだから、もう水虫って呼んでくれないわよ?』


水虫

『………………』


 あ、フリーズしたっぽい。


アイリ

『おーーーい、水虫?』


水虫

『しまったぁぁぁぁぁーーーっ!!』


 あ、暴発したっぽい。


水虫

『そうだよ。このまま勝つ訳にはいかねぇじゃねぇかよーーーっ!』


 いや、そもそも勝てないんでしょ?

コイツさっき自分で無理ゲーだって言ったの忘れたのかしら? もしかしてコイツも鳥頭なんだろうか?


水虫

『くそ、このままじゃ……勝てない……このままじゃ……』


 あぁ、なんか重症ね。

というかいちいち面倒な奴ねぇ……。


アイリ

「すみませんカルミーツさん。水虫を(ののし)るように呼んでみてくれません? 私が話しても聞いてくれなさそうなので……」


カルミーツ

『はい、わかりました……って、なんで罵るんですか?』


アイリ

『多分そのほうが本人も喜ぶと思うので。水虫を励ます意味でもお願いします』


カルミーツ

『はぁ、では……いつまで落ち込んでるのです水虫。見ていてみっともないですよ水虫。さっさと顔を上げなさい糞水虫。本当にどうしようもない糞水虫ですね。そんなんでダンジョンマスターが勤まると思ってるのですか? カス水虫……こんな感じですかね?』



 いや、あのぉ、途中からノリノリで言ってませんでしたか?

なんだか凄く楽しそうに見えたんですが……。


カルミーツ

『え? …………そんな事はありませんよ?』


 なら今の間はなんだったのよ……。

まぁそれはいいとして、水虫の方は……、


水虫

『うおぉぉぉぉぉ! 俺はまだやれるぅぅぅぅぅ!!』


 あ、復活したっぽい。


アイリ

『じゃあもう1度聞くけど、私の不戦勝でいいわよね?』


水虫

『おう、今回は俺の負けだ。もう完敗だぜ! これ以上ないってくらいの情けない敗北だ! だからカルミーツさん、もう1度罵って下さい、オナシャス!』


カルミーツ

『はぁ、わかりました。このゴミ以下の存在価値の無い水虫がぁ!』


水虫

『有難う御座います! 有難う御座います!』


アイリ

『はぁ……』


 何か疲れたわね。

バトルしてないのに疲れるって、どういう事なのかしら……。


「まぁまぁ。丸く収まったっちゅう事でっしゃろ? ならええやないですか!」


 うん、まぁホークの言う通り、丸いかどうかは不明だけど、一応は収まったわ。

でも私の方は収まってないのよねぇ……。


「ねぇ、アンタ達。私が鬼や悪魔と同じだとか言ってたわよねぇ?」


「違うで御座るか?」


「違うわ!! 違うに決まってんでしょ! こんな美少女つかまえて鬼や悪魔って何!?」


「アイリはん。普通美少女は自分で美少女とは言わんのやで?」


「うーるーさーいー! もう許さないわよ! アンタ達朝まで正座よ!」


「そ、そりゃ堪忍やでアイリは~ん!」

「やはり~、アイリ様は~、鬼です~!」

「朝まで正座、のぞむところ!」


 眷族達から鬼や悪魔と言われるのは、変わらないアイリであった。


ホーク「お前さんも鳥頭かいな」

水虫「違う!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ