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第8話「天使の仕事は異世界で」

とりあえずルルちゃんが神様で、私を天使にしようとしているのはわかったけど、天使って何をするの?

運命の人を作るの?

死んだ人を迎えに行くの?

草葉の陰から見守ればいいの?


「私が天使になってやる仕事ってどんなことかな?」

「えっとね…天使が少なくなっている星に行ってもらって自由に過ごしてもらう感じかな?人助けしてもいいし、国を滅ぼしてもいいよ」


星に派遣されるって地球じゃないってこと?

人助けはなんとか理解できるけど……国を滅ぼしてもいいって何?!

天使のやる仕事じゃないでしょ!


「人助けはわかるけど、国を滅ぼすのはダメじゃないかな?」

「そうだねー。やりすぎると他の天使に殺されちゃうかもしれないけどね!」


他の天使に殺されるの?!

なにか管轄があったりするのかな?

気になるけど、まずはその前に星のことからかな。


「天使の少ない星っていうのは地球じゃないんだよね?」

「だねー。地球のゲームでよくある、剣と魔法のファンタジー世界!って感じ。マモルちゃんもゲームをやったり、アニメを見たり、ラノベを読んでたからわかるでしょ?」

「なんとなくの想像はできるね」


私がボクっ娘という言葉を知っていた理由だ。

小さい子はポケットなモンスターを集めたり、妖怪をウォッチしたり、プリティでキュアキュアしたり、アイドル活動したりと様々なアニメを見たり、ゲームをする。

だから私も一緒になってやった。

もちろん華ちゃんと柚ちゃんを巻き込んで。

最後には火乃香ちゃんや、そのお友達も一緒にゲームしてたなー。

なんか、お嬢様がゲームしてることで外部生がすっごく驚いてたけど、それが元で色々仲良くなったんだよね。

仲良くなった人達から深夜アニメとか、ライトノベルを教えてもらって読んだんだよ。

外部生は内部生と仲が悪いって聞くけど、私のクラスは別だったね。


「剣と魔法のファンタジーということは、私も魔法が使えるように?」

「うーん。行ってもらう星の魔法は使えないかな。体の構成が違うから。記憶を失ってもいいならできるけど、する?」

「それは嫌だねー」


華ちゃんや柚ちゃん、みんなのことを忘れるくらいなら魔法なんて使えなくてもいいや。

死んだから会えないけど、楽しかった思い出はあるし、頑張るよ!

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