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最強傭兵団でこの先生きのこるには  作者: 蛇色の海
メルチェナーリョ、、、イタリア語で傭兵
6/27

来須エリオの決意表明

これまでのお話


戦場に転生して女騎士をぼこって

美人のお姉さんを脱がして乳を揉んでキスをしてパンツを脱がして

ガチムチ傭兵団長の一緒に裸で肌を合わせた来須エリオ


果たして彼は傭兵団に入団するのか

びっくりするほどあっさり説明は終わった

あっという間と言うのはこの事を言うんじゃあないかと言うぐらい

あっという間だった


「どうわかったバカエリ?」


「いやいや全然わかんないよ!あまりにも簡単に説明しすぎだよ

言ったよね?お前の説明次第で俺の今後の人生が決まるって?

聞いてたよね?なんで一話またいだらもうすでに終わった事になっているの???」


「静かに!あまりメタ発言を繰り返すと宇宙の法則が乱れる。。。」


「うるせぇよ!お前のキャラも随分変わったな!どこのエクソダスだよ!!」


「いいからちゃんと話聞いて?ちゃんと話を聞いて?聞いてちゃんと話をきけぇバカエリ!!!」


ばちこーんと頭を引っ叩かれる衝撃で目を覚ました俺は先ほどまでの出来事が夢だったと理解する


「はっ夢か、、、」


「夢かじゃないわよ!人が熱心に説明しているのに

にやけ顔でいびきかきやがって!ちゃんと私の話聞いてたの!!?」


「ごめんもっかい最初からお願いします」


野外浴場からベルの専用の天幕の中へ移り

傭兵団の事や何やら聞いているうちにうとうとしていたようだ

すっかり見なれたベルの鬼の形相を見つめながら

ねむけまなこを擦りつつ

説明に耳を傾ける


「今度寝たら承知しないからね!!まずは私達の事!フローデ・メルチェナーリョ。地上最強の傭兵団と呼ばれている。これは冗談でも比喩でもない

まぎれもない事実よ。団員数5000人 歩兵3000 弓兵1000 騎兵1000 そして千の騎兵のトップが私。お分かり?」


寝起きの頭に捲し立てられながらもしっかり聞き逃さないように耳を傾けた

つもりだったが何かの聞き間違いだろうか

こいつが1000人のトップだって?にわかには信じられない


「1000人のトップの割には俺一人にてこずっていたみたいだけど」


「それは本気を出してなかったからよ!調子に乗らないで!」


ふんと鼻を鳴らして説明を続けるベル

本気を出していなかったって言うなら俺もだけどと言葉には出さず

心の中で思うに留めた

「そして今私達が戦っているのがアリアート・メルチェナーリョ

隣国アルトリゾネ帝国のバレナオンダ領に雇われてる極悪非道悪鬼羅刹百鬼夜行、、、」


「ちょ、ちょっとまって!なんだか聞きなれない言葉ばっかりで頭がついて行かないんだけど。もう少し分かりやすくならないかな???」


真面目な顔でベルが考えるように黙り込む 

なんだか眠くなってきた

「寝るなよ」

吐き捨てるように言われてさすがに気合いを入れて目を見開く


「そうね、簡単に言えば東にヤバい国があってそこのやばい奴がやばい傭兵を雇って私達はそれと戦ってるって感じ?」


「それな、今のすごい分かりやすかった」


ふふんと得意げなベルを見て俺は少しばかり可愛いと思った

ただしそれは恋愛感情ではない愛玩動物を見た時の感情だ

顎の下でも撫でてやりたい気持ちを押さえながら質問する


「そのやばい連中とどれくらい戦ってるの?

昨日の風呂とか簡単に作れるものじゃあないだろ?」


「そうね、、、かれこれ1年ぐらいたったかしら 

風呂も作るのに数か月かかってそこから女湯の時間ができるのに

また数か月かかって、、、」


「1年!!長くないか!?いや、どうなんだろう

俺はこの世界の戦争事情とかよくわかんないんだけど

1年間も毎日戦っているのか?」


「毎日って事はないわね。実際今日は攻めてこないし

この時期は雨が多いからそういう日は基本戦わない、、、」


「ええっ!!雨が降ったら戦わないの!?なんかゆるくない?」


「びっくりした、、、急に大きい声出さないでよ!

緩いって言われても私達フロメルは専守防衛が契約内容だから

来たら相手をするって感じで、、、

まあアルメルが、、

アルメルって言うのはアリアート・メルチェナーリョの略称ね

まあそのアルメルが、、、何考えているかは知らないけど

まあ相手が攻めてこない日が多いから雨の日は、、、

とにかく戦の日は団長か副団長から通達されるから

そうしたら支度をして戦場に向かう

場所は専らペイシュパルデ平原」


「ええっ!毎回同じ場所に進軍してくるの?」


「そんな事私に言われても困るわよ!

だけど、平原の北はコロミレバレーって言う切り立った崖になってるし

南はスダペイシュパルデって言うジャングルがあって

とても進軍できる場所じゃあないのよ

だから基本はそこに進軍してくる

だからそこで迎えうつ」


「それを一年間も続けてるの?そういうのって泥沼っていうんじゃあ」


ベルはふぅーとため息をついた後釘を差すように言った


「今から一通り説明し終えるまで無駄口禁止」


うっ、なんだか語気が強い

あまり茶かさないほうがよさそうだ

よさそうだけど1年もずっと戦っているって?

あんなに強いキーリさんがいるのに?

まさか敵にも同じような奴がいるのか

背筋にぞわっと寒気が走る

逆に眠気はすっかり冷めてきた

ベルの言葉に耳を傾ける


「えーとそれで、、、まあ相手が諦めるまでひたすら

追い返し続けるのが私達の仕事

それ以外は畑を手伝ったりセイジョルニの街の警備をしたり、、、

セイジョルニの街って言うのはコリナポルタ王国の領地の一つで

そこの領主が私達の依頼主になるわ

セイジョルニの街は陣営地からすぐ近くにあるからそこまで飲みに行く連中も多いんだけど素行不良な奴も良くいるの

そう言う奴らは副団長の手で品行方正な傭兵に教育されるから

あんたもおかしな事は慎むようにした方がいいわよ」


「ちょっとまって畑の手伝いっていった?まあ町の警備はわかるけど

畑の手伝いって?」


「無駄口は禁止だって言ったでしょ!

するわよ畑の手伝いくらい!

領民からしたら傭兵なんて訳の分からない部外者なんだから

御用聞きでもなんでもやらなきゃならないの!」


「それってお前も、ベルもやるの?畑の手伝い?てぬぐいにもんぺ履いて?」


「もんぺって何!

はい!その話お終い!」


なーんかおかしい気がする

いや異世界なんだから

俺が知ってる傭兵と違ってもなんらおかしくはない、、、のか?


「こんな所かしらね、、、

もしもあんたが入団したら最初は

風呂焚きと風呂掃除と畑仕事と夜警だから

止めといたほうがいいわよ

ここはひとつ入団するのは止めておいてどこへでも行ったらいいと思うわ」


なんだかあからさまに嫌われているなと思う

だがよくよく考えればこいつが居る傭兵団に入る理由は特にないのだ

せっかくすごいステータスを持ってここに来たんだから

その力を生かす事も考えたいと思いベルに質問する


「あのさ、話は変わるんだけどこの世界に魔王とかいないの?」


その言葉にベルはきょとんとした表情の後にこれでもかと笑いだした

「え?魔王?え??え?魔王?ふっふふ魔王?ふふ、

あーっはっはっは!魔王だってひっひーひ

いないわよそんなの

おとぎ話じゃあるまいしバカエリってホント馬鹿ね!!」


こいつ腹立つわ~~~

だがおとぎ話じゃあるまいしってセリフはいわゆるフラグって奴だ

世間では認知されていないだけで着々と人類の生存圏に侵攻する準備をしていると言う可能性はある


「なるほど、それじゃあ魔法は?あとエルフとかオークとか、、、」


そう聞くとベルの顔色が変わる

まるで百面相だ


「魔法ね、、、そういうのを使える人はいるって話だけど私はあった事ない

それとエルフとかオークね、、、居るわよ、、、この辺に集落はないけどね

、、、ちょっと私から質問、あなた別の世界から来たって?それ本気で言ってるの?」


唐突にこちらが説明する側になったので少しばかり驚いた

あの場にはベルも居たし今更下手に取り繕うのもおかしい話になるだろう


「そうだよ、女神オニャンコポンに導かれてこの世界にやってきた、、、

んだと思うんだけど、、、あんまり自信ない、、、

だってこの世界に来るまではテレビ見ながらネットしてたんだから、、、

ああテレビだのネットだ言うのは俺の世界の道具でさ」


俺はあるがままに自分の身に起きた事をベルに伝えた

ベルはこれ以上ないほど訝しげにしていたがそれでも最後には納得してくれた


「ふーん、、、まああんたみたいのは傭兵団には多いからね

故郷にも居れない、行くあてもないそういう奴らの行き着く先

それが傭兵って職業なんだから」


、、、納得はしたようだが理解してくれたのかは怪しい雰囲気だ


「それで?どうするの?止めておくでしょ?」


ベルはさっさとどこへでも行ってくれと言う雰囲気を

まったく隠していない

だったら異世界から来たなんて話をいちいち説明させるなよと思う



だがベルがどう思っていようが関係ない

俺の人生を選ぶ時が来た


思えば元々居た世界では流されるように生きてきた

日本の片田舎で生まれて近くにある小学校から近くにある中学校へ

その後は定員割れしている地方の公立高へ

流されるように生きてきた

だけど


これは女神がくれたチャンスだ


新しい人生を送るチャンス


それを後悔のない物にする答えは





「、、、やめとくよ。傭兵団に入るのは止めておく

旅に出ようと思う。どこかあまり人が行ったことのないような場所がいいな

いい場所知ってないか?ベル?」


俺は傭兵団に入らない事にしようと思う

残念なのはキーリさんと一緒に居られない事だけど

まあ広い異世界、これから色々な人と出会えばいい


俺が答えを出すとこれ以上ない笑顔をしたベルは満足そうに話しかけてきた


「そう!!あなたがそういうなら仕方ないわね!団長には伝えておくから!

行くなら東、、、はダメだアルメルがいるから、、、そう!南がいいわ!

暖かいし森の奥には未開の土地の原住民がいるとかいないとか!」


「南か、、、暖かい地方ならそれもいいかもしれないな

北の渓谷だっけ?その先は?何かないの?」


「コロミレバレーの先には

コリナポルタ山があるけどその先の事はあまり詳しくないわ

まあ山を超えようとしたら結構大変よ?あまりお勧めはしないわね」


山越えかジャングル探検か、どちらを選んでも退屈しないで済みそうだ


「まあさっさと決めてさっさとここから出ていく事ね

あんたにかまっている程私も暇じゃない、、の、、、あれ、、、?」


俺は真後ろにある天幕の入口からやってくる

人影に気付かず今後の予定について考え込んでいた

うーん山を超えるならやっぱり暖かい恰好だよな、、、

それで火を起こしてテント張って暖かいスープなんか飲んで、、、


「お前!!なんでここに、、、!バカエリ予定変更、さっさとじゃない今すぐここから出て行って!」


がたんと椅子から立ち上がり剣を抜くベル

俺と言えばそんな事にはまるで気がつかず

南に行くなら

やっぱり涼しい恰好をしていかなきゃなんて考えていた


「バカエリオ!話を聞け!!ああ、もう!」


剣を構えてベルがこちらに向かって来る所でようやく

南に行ったらトロピカルジュースを飲もうと決めた俺が

意識を脳内から現実へ持ってくると

ベルが剣を振りかぶってこちらに向かってきていた

何で?と疑問に思っている間にその剣は俺の頭上に振り下ろされた

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