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親友が天使すぎる点について②

お久しぶりです。


先に立って公園までの道程を自転車で走っていく。


偶に後ろをチラ見すると長い髪を靡かせてゆあがちゃんと付いてきてた。

本当は隣に並んで走らせてお喋りとかしたいけど、我慢。


小さくてほわほわして見えるけど、ゆあはそこらへんのマナーについては厳しいんだ。

まぁ、今日は1日一緒だし、お喋りする時間は沢山あるんだし、焦りは禁物だ。


公園に着いて荷物を置いたら、早速ミニ動物園へと向かった。

花が溢れる公園の中をお喋りしながらゆっくり歩いていく。

至福の時間だ。

けど、ゆあの口から知らない人間の名前が出てくるのは少し寂しいな……。


少し落ち込んだ気分は、ミニ動物園に着いたら吹っ飛んでいった。

仔ウサギかわいい!

ちっちゃな毛玉と戯れるゆあも可愛い!!

天使がっ!

ここに天使が居ますよ〜!!


飼育員のお姉さん、グッジョブです!

しかし、仔ウサギの手触りも絶品過ぎる。

え?写真撮ってくれる?

このカメラでもお願いします!


モフモフをたっぷり堪能して、心にも視覚にも幸せな時間を堪能した。

気づけば人が増えてきたので、まだ少し名残惜しそうなゆあを促して切り上げる。


そこのお父さん、こっそり写真撮ろうとしない!盗撮は犯罪です。

お兄さん、彼女隣にいるのにゆあに見惚れすぎ!怒られますよ〜。あ、彼女さん見惚れてるんですね。じゃ、良いか。

あ、一般人なんで撮影禁止ですよ〜。


各方面にさりげなく睨みを利かせて撮影の邪魔、邪魔。

ごめんね〜。

でも、下手に拡散すると怖いお兄さんが出てくるんで、貴方のためです。あきらめて。

まぁ、小動物と戯れる美少女なんて、思わず見とれちゃう気持ちも分かるけど。


しかし、これだけの人間にチラ見されてるのに(中にはガン見もあり)気づかないのもスゴイよね。

まぁ、常時注目されてるし慣れちゃってんだろうな。て、いうか、慣れないと疲れちゃうか。


「仔ウサギ可愛かったですね〜。写真いっぱい撮っちゃいました」

「私も。後で見せっこしよう?」

ほわほわと嬉しそうに笑うゆあと荷物のところまで戻ってお茶を飲みながら次の予定をたてる。





とっても、幸せな独り占めの時間は、しかし出現した邪魔者によって強制終了した。


確かに。

久しぶりのゆあとの約束に無意識に浮かれていて、同じクラスの優に勘付かれたのは完璧に自分の失態だった。


自分も合流させろとの要望を素気無く却下し、あまりにしつこい相手につい実力行使したのも悪かったと思ってる。

だって、本当に久しぶりだったんだもん!

ゆあとの時間を堪能したかったんだもん!

次の機会にはちゃんと声かけるって言ったのに。


まさか他の友達にまで声をかけて力技でやってくるとは思わなかった。

まさかそんな馬鹿な計画に乗ってくる人間がこんなにいるなんて。

ゆあ人気、恐るべし。


まぁ、2時間足らずとはいえ2人きっりも堪能したし、ゆあ嬉しそうだし………まぁ、良いか。

大人数も楽しいよね。


最もしたり顔の優の顔がムカついたから軽〜くお腹のあたりを撫でてあげたけどね。

大事な顔を避けてあげるなんて、私はなんて気遣いのできる人間なんだろう!


ちょっとのあいだ崩れ落ちてて動けなくなってたっぽいけど、気にしない。


結局。

なんと20人以上集まってきた。

で、みんなでアスレチックして(水落してる奴、数人。ゆあがタオル貸してあげてた。準備良いなぁ)、鬼ごっこ(ゆあ………持久力はあるのにね……)や隠れんぼ(ゆあと一緒に隠れた。そして優に見つかった。ちっ)して、とっても楽しい1日だった。


あ、お弁当も当然美味だったよ。

競争率高かったけど、元々私の物だったんだとの主張の元、最低1種類ずつは確保しましたとも。

ちなみにゆあは某おじさんのチキンに幸せそうにしてた。



また、一緒に遊ぼうね!





読んでくださりありがとうございました。


ジャンル設定変えました。

コメディーと言い張るには黒い話が多すぎたので(汗)

「人形遊び」とかホラーだって突っ込みありましたしね。作者も同意でした(笑)

でも、今後は大丈夫!な、はずなのでとりあえずヒューマンドラマで。

今後もよろしくお願いしますm(_ _)m

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