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遠足に行こう♪⑤

お久しぶりですm(_ _)m

おやつも食べて元気充電!

残りのポイントもサクサクと回りましょう!

何と言っても、これが終わらないとお弁当が貰えないんです。

遠足の楽しみの半分はお弁当で出来ているというのに、コレは由々しき事態です。

ちなみにお弁当は選択制で5種類から選べることになっています。

愛梨ちゃんと別々のにして交換しようね、って約束しているのです。


「黄色い花を5個書きなさい、だって」

「………ひまわり?」

「まぁ、そうだよね」

とっさに反応したら洸夜くんに笑われました。

いいじゃないですか、ひまわり。大好きなんです!


そんなこんなで、ゆる〜くスタンプラリーを回って無事ゴール、です。

順位?

聞かないでください!

迷子になってごめんなさい。

親交は充分深まったから良いですよね?




そうして、お楽しみのお弁当です。

なんと選択式で和食2種類、洋食2種類、中華2種類、更にカレー弁当なるものがありました。なんでもライスかナンが選べるそうです。


洋食の海老フライにスパゲティか、和食で王道卵焼きに鳥の照り焼きも美味しそうです。

見本がまた、可愛らしく盛り付けされてるんですよね。

色々なものが少しずつ。絶妙の配色で並べられていました。


「ゆあちゃん、決まった?」

「最後の2つが決められません」

見本をじっと見つめながら答えれば、愛梨ちゃんがにっこり笑いました。


「じゃ、それ2つもらって半分こしよう?いろいろ食べれて、楽しいよね!」

愛梨ちゃんが天使に見えます!

そういえば、オカズの取り替えっこする約束してました。


「じゃぁ、コレとコレ、良いですか?」

「いいよ〜。美味しそうだね」

お弁当を貰い、待ってくれてた陸斗君と、洸夜君の所に戻ると、木陰にレジャーシートを広げて待っててくれました。


お天気良くて、良かったです。

ちなみに、陸斗君は中華で洸夜君はカレー。見事にバラバラですね。

結局、みんなのお弁当を真ん中に集めてそれぞれ好きなのを取って食べました。


行儀悪いって言われるかな?ってちょっと心配でしたが、他にも同じようなことをしているグループが結構たくさんいて一安心。

やっぱりみんな、気になりますよね!

それに、同じ物食べるのってなんだかすごく仲良くなってる気持ちになって嬉しいです。


そして、食後はいよいよ駄菓子披露です。

手作りクッキーとは別の意味でドキドキでした、が。


「何これ。うまっ!」

「………美味しい、ね」

「うん。おいしい」

う○い棒、べ○ース○ーラーメン、カリカリ梅にポン菓子。

昔からある子供の味は高級品志向のお子様達の心もガッチリ掴んだようです。


「なになに?面白そうなもの食べてるじゃん。僕にもちょうだい?」

ワイワイ騒いでいたら、ヒョイっと後ろから抱きつかれました。

一瞬ビックリしたものの、声に聞き覚えがあって振り返るように仰ぎ見れば、楽しそうに笑う綺麗な顔が見えました。


「伊織さん」

「あ、覚えててくれたんだねぇ。嬉しいな」

名前を呼べば嬉しそうに頭のてっぺんにすりすりされました。


「伊織、止めろよ!迷惑だろ!」

と、突然そんな言葉とともに伊織さんの体が引き剥がされました。

潰れそうだったのでありがたいです。


「ごめんね、ゆあちゃん。伊織、気に入った相手には直ぐ抱きつきたがるんだ」

振り向けば、些か困り顔の綺龍さんと笑っている兄がいました。


「僕とは別のを妹が持ってるって教えたら興味持っちゃって。少し分けてくれないかな?」

「いいですか?」

兄に頼まれて、愛梨ちゃん達に確認を取れば、突然の上級生乱入に固まっていた3人がどうぞどうぞと寄りかたまって座る場所を空けてくれました。


「あぁ、こっちも変わってて美味しいね」

「俺は、こっちが好きだな。今回のリオのやつはイマイチだった」

パリパリとう○い棒を嚙りつつのお言葉です。


兄、酢昆布や○ッちゃん○カ持って行ってましたもんね〜。

酸っぱいもの苦手な人はダメかもですね。

そこでも愛梨ちゃんが昆布を食べてジタバタしてます。

涙目になっても、口に入れたものを出さないのは育ちの良さですよね〜。

とりあえず、お茶を渡しときましょう。


洸夜君はイカが気に入ったみたいで残りを独り占め体制です。

クッキーの時も思いましたが、甘いもの苦手なんでしょうか?

今度、機会があったらチーカマやさきイカを食べさせてみたくなりますね。


「ゆあちゃんには、代わりにこれをあげよう。甘くて美味しいよ」

色とりどりのマカロンの入った箱を渡されて、私は私で絶賛幸せ感じ中です。

値段的にはかなり不公平な物々交換ですが、誰も気にしません。

みんな的にはレア度は駄菓子の方が高いみたいですしね。


「あ、これ美味しい。お兄ちゃん」

「ん」

ついお家のくせで一口かじったピンクのマカロンを兄の口に放り込んでみんなに驚かれたり生温かい目で見られたのはご愛嬌、って事で。


だって1つしかなかったし、兄にも食べさせたかったんです。

やってからみんなの視線に気づいてちょっと恥ずかしかったけど、後悔はしてません!

子供特権です。大目にな見てください。


「良いなぁ。僕にもあ〜んってして?」

「伊織、子供かよ」

「いいじゃん。可愛いじゃん!可愛い子に可愛く食べさせてもらえるなんて羨ましい」

「………伊織、おっさんかよ」

なんかイトコ同士の会話が漫才めいてきてます。いつもこんな感じらしいです。兄が笑いながら教えてくれました。


「これも美味しかったよ?」

「………(パクン)」

兄に差し出されたマドレーヌを反射的に食べれば、更に生温かい視線が。うぅ。慣らされた体が憎い。


「お兄ちゃんと本当に仲良しなのね。羨ましいな」

無邪気な愛梨ちゃんにそんな風に言われれば、恥ずかしいより、なんだか嬉しさが勝ってしました。

「うん。お兄ちゃん、大好き」

コッソリと答えると「可愛い!」と抱きつかれました。ナゼ?


その後、騒ぎに興味を持ったクラスの子や担任の先生まで加わり、ナゼだか駄菓子の試食会になりましたが、みんなのリアクションがかなり面白かったです。







こうして、遠足は楽しく終わったのでした。





読んでくださりありがとうございました。


久しぶりすぎて何を書きたかったのか分からなくなっちゃいましたσ^_^;



お弁当にニコニコなゆあちゃんを見て和む3人がみえるようです。

幼児期よりゆあちゃんが子供化している気がします。ドウシテコウナッタ(°_°)

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