表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
114/121

夏のバカンスは南の島で 3.5

本日2話目投稿で短いです

芽衣子視点


「は~い。結愛、いっきま~~す!」

元気に手をあげた結愛ちゃんが、愛梨ちゃんの手を引いて走ってくる。


真っ白な肌にすらりと伸びた細い手足。

ポニーテールにした髪が尻尾みたいにゆらゆら揺れて、金色の光を振りまいた。

すらりとしたうなじを飾るのは、白い肌を引き立てる紺色のリボン。

ホルターネックタイプの紺色のビキニはブイネックで、柔らかそうな谷間がのぞいている。

折れそうに細いウエストはおもわずふれてみたくなる……というか部屋で思わず鷲掴みしちゃった。女の子同士だしセーフ!な、はず。他の二人も触ってたし!


私もスタイルはいい方だって自画自賛してたけど、もう、結愛ちゃんは別格だね。

あれでまだ13才なんだから恐ろしい。


走るたぴにポヨンポヨン揺れる胸は、ハッキリ言って青少年には目の毒なんじゃないかな?

実際、みんな結愛ちゃんに目が釘付けだし。

うんうん。わかるよ。

あれは見とれちゃうよね!


って思っていたら、さっさと莉央君が駆け寄って回収して、自分の羽織っていたパーカーを着せかけていた。

うん。その気持ちもわかる。

見せたくないよねぇ。


きょとんとした結愛ちゃんに思わず笑っちゃった。

「ま、こうなると思ってたけど」

隣で美香ちゃんも笑ってる。

「だね。でも一瞬でも見れたんだから、私たちに感謝してくれてもいいんだよ?」

けらけら笑いながら、ほほが赤い陸人君と神谷君をつついて揶揄ってるけど、まぁ中学生だししょうがないよね。


それよりも、小さい頃から結愛ちゃんを知ってる夏樹君はともかく、素知らぬ顔のレオがしゃらくさいよね!見とれてたの知ってるんだからね!

「ムッツリめ」

思わず小声で呟いたら、ちらりとこちらを見て鼻で笑われた。

ほんと、感じ悪い!


「お兄ちゃんから着せられたんだから、セーフですよね?」

 そんなことやってたら、無事迎えに行った莉央君と共に二人が合流。

 少し照れたようにパーカーの袖をもじもじしてるの、可愛いか!


白いオーバーサイズのパーカーはすっかり彼シャツ状態で。

さすがに胸元くらいまでしか占められてないけど、見えそうで見えない谷間が何とも。

「これはこれでエモいのでよし!」

 思わず親指を立てると後頭部をスパンと叩かれた。


「さすがにおっさん臭いわ、芽衣子ちゃん」

「みんなの気持ちを代弁しただけなのに」

あきれ顔の愛梨ちゃんに、思わず反論すると、美香ちゃんに笑いながらパレオの方をほどかれた。

一枚の布を巻きつけて結んでただけなので、あっという間に外れて持っていかれちゃう。

それ取られると、中はチューブトップタイプのビキニなんだけど!下がハイレグ気味でちょっときわどいの。パレオついてるから気にしてなかったけど。


「やだぁ~!かえして、美香ちゃん!」

悪戯な美香ちゃんに手を伸ばすけど、ひらりとよけられた。

「いいじゃ~ん。芽衣子ちゃんだって小柄だけど、出るところは出てスタイル良いんだし。じゅーぶん目の保養じゃん!!」

「よくな~い!こら!かえしててば!」

 そのまま逃げていく美香ちゃんを追いかけて海に突撃すると、すかさず愛梨ちゃんが参戦していて。

 気がつけば、男の子たちも参戦して水かけあったりの大はしゃぎになってた。


 うん!夏だね!

 

読んでくださり、ありがとうございました。


他者視点、楽しいです。

および1話が短いスナック感覚、書くのも楽しいです。


しかし、芽衣子ちゃんのオッサン化がひどい……。

どうしてこうなったのか?

見た目だけなら、乙女ゲーヒロイン設定なので、美少女イメージなのですがね……。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ