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夏のバカンスは南の島で③

お久しぶりです。

夏が終わる前に駆け込み投稿です。

青い海、白い砂浜。

やってきました南の海!!

テンション高くやっております、こんにちは。みんなのお友達、結愛です。


予想外の巨大ベッドにはしゃいで使い果たした体力も、冷蔵庫に入っていたトロピカルジュースと少しの休憩で、完全復活!

若いって素晴らしいですね。


というわけで、水着に着替えて別荘の前に広がる砂浜に君臨ですよ。

なんと、別荘の一階のバルコニーから直接砂浜に降りることができまして。

ここら辺一帯はプライベートビーチという事で、別荘に滞在している人しか利用しないそうです。


もう、私はこれくらいじゃ驚きませんよ?

砂浜にはすでに白いビーチパラソルやらリクライニングのチェアーやらがいつの間にか用意されていて、さらにはアロハシャツを着たいかにもな従業員さんもクーラーボックスと共に控えていましたが、驚いたりしませんから!


もう、いちいちセレブムーブに踊らされていたらきりがないと悟りを開きましたからね。

結愛ちゃんは、やればできる子。賢い子。


そんな事より、海と言えば水着、です。

今回は、みんなでお買い物に行って、一緒に選んだんですよね。


て、いうか。

本人以外の三人で、その人に着てもらいたい水着をそれぞれ一着ずつ選んだんです。

で、本人がその中から、着たいものを選ぶという。


結果。


見事にビキニ率が高くなりました。


いや、だって、見たくないですか?美少女の水着。

私は見たかったんですよ。うん。


とはいっても、武士の情けでですね。私はセットでワンピースとかセパレートとかがついている水着を選んだんです。

いろいろなタイプがあって、と~~っても、楽しかったですとも。


ところが、そんな私の配慮は甘かった。

みんな、ひどい。


私の前に並べられた水着は見事にビキニ一択でした。

フリルついたもの。ホルターネックの物。シンプルに三角ビキニと見せかけてなんか布地面積がやたら低いもの…。

誰ですか、最後の選んだ人。

何処のグラドルですか?!


「だって、結愛ちゃんなら着こなせると思って!」

って、いい笑顔で言われたけれど、だまされませんよ?

絶対面白がってましたよね?


いえ、わかりますよ?

ようやくやってきた成長期から約1年。

スクスク育った体は、我がことながら随分けしからん感じに成長中ですからね。

13歳ってこんなだったっけ?とちょっと困惑する位には。


とはいえ、流石にマイクロビキニは却下です。

コレはお外で着て良いものではありません。

後の二つから悩んだ挙句、ホルターネックのものに決めました。


大きめのリボンを首の後ろでちょうぶすびにするのが単純にかわいかったし、下は短いとはいえフリルでスカートっぽくなっていたのが決め手です。色は紺色に少しラメっぽいのが入ってて、大人可愛い感じでした。

自分では絶対選ばなさそうだし、せっかくなので思い切って冒険してみました。


ちなみに。


三人は見事に全員わたしチョイスの水着を購入してましたよ。

私のセンスがいい?

いえいえ。他の選択肢が私に与えられたビキニと似たり寄ったりの雰囲気だったからですよ?

武士の情けなどかけなければよかった……なんて、ちょっとしか思ってませんとも!


そんなわけで。

愛梨ちゃんはピンクのフリル多めのワンピースタイプで可愛く。

美香ちゃんは赤いホルターネックのビキニにキャミソールと短パンのセットアップで。

美香ちゃんのはつらつとした雰囲気によく似合ってますね。

芽衣子ちゃんは緑系のサイコデリックながらのセパレートをワンショルダーのワンピースぽく巻きつけてます。少し恥ずかしそうにしてる笑顔が可愛いです。


うん。我ながら、いい仕事しました。


「結愛ちゃん、まったりしてないで行こうよ!」

みんなを眺めて満足そうにうなずいていたら、早く行こうと背中を押されて連れ出されたら、いかにも南国使用な会場が出来上がっていたというわけです。



「お待たせしました」

「お待ちしました」

 すでにリクライニングチェアでまったりしていたアドルフォさんが片手をあげて迎えてくれました。

 相変わらずのアロハシャツにサングラスがお似合いですね。

 というか、船の時の格好そのままですね。


「それって水着だったんですか?」

「そうだよ~。合理的でしょ?」

首を傾げれば、自慢げに笑ってグラスを掲げられました。

鮮やかなハワイアンブルーのジュースが目にまぶしいです。


「ていうか、なんですでにまったりモードなんですか?先輩!」

呆れた顔の美香ちゃんが、アドルフォさんの手からグラスを取り上げて引っ張り起こしました。

そう。

先に出てきていたっポイ他の男性陣は、すでに海に入ってるんですよ。

むしろ、こんな時に椅子に座り込んでまったりしていそうな兄すら、そっち組ですからね。


「え~~?お姫様たちの登場を待ってたんだよ?」

ぐいぐいと手を引かれ立ち上がりながら安定のチャラい発言を繰り出すアドルフォさん。

ぶれませんね。


「もう!そういうの、いいから。いくよ~」

美香ちゃんと反対のアドルフォさんの手を芽衣子ちゃんがつかんで、二人がかりで海の方に引っ張っていきます。

なんか、お散歩をせがんでるワンコに見えるのは気のせいですかね?


「ほら。結愛ちゃんも行こ!」

思わず温かく見守っていたら、残っていた愛梨ちゃんに手を引かれました。


「今さら恥ずかしがって逃げたそうにしてるのもかわいいけど、諦めていこう?」

「わかってるならせめて何か羽織らせてくださいよぅ」


「駄目ですぅ~。ほら、行くよ!」

私の渾身の抗議はむなしくなかったことにされ、満面の笑顔で手を引かれては白旗をあげるしかありません。

先についた三人に気づいた男性陣が振り返り、みんなで早くおいでというように手を振られればなおの事。


「は~い。結愛、いっきま~~す!」

私は声を張り上げると、逆に愛梨ちゃんの手をひっぱってみんなの元へと走り出したのでした。

 


読んでくださり、ありがとうございました。

季節外れの3月に投稿はじめたこの話。

ふと気づけば夏が終わりかけています!やばい!!

となって、慌てて投稿しております。

言い訳させてもらえるならば、予想外の仕事が頻発しまくり、ちょっとこっちにまで手が回らなかったのと、最初に描いていた構想が仕えなくなり、書きたいことが迷子になりまして…。

言い訳です。ごめんなさい。


とりあえず、涼しくなる前にこの賞を終わらせる目標で頑張ります。

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