69/81
脱出案
視界が暗転する。
暫くすると、白い空間が見えてくる。
「ここは・・・」
壁に手を当てると、波紋のようなものが出てきて、腕が壁の中に入った。
「えっ!?」
慌てて手を引き抜く。問題なさそうだ。
・・・なんとなく、状況は分かったような気もしなくもない。
呪いによってこの異空間に閉じ込められたってことかな。
これ、他の管理者もこのだだっ広い空間にいるのだろうか。
それとも、別の空間にいるのだろうか?
・・・多分後者だろうな。
あの呪い一つで広大な空間を作り出すのはMPを幾ら鍛えても無理がある。
別々に空間が作られているのだとすれば、一つ一つの空間は小さくなるから、後者だろうってことだ。
もしかしたら、その一つ一つの空間も実は極小で、動けば動くほど広くなっていくシステムなのかもしれない。
動きすぎて、空間にかかる負荷が増えすぎると・・・
考えないようにしよう。
とにかくこの空間から脱出することを第一に考えないと。




