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[5000PV感謝]【文房具】で充実最高異世界ライフ!  作者: 鴨鷹カトラ
第三章第一節 管理者ランク試験

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木星の剣士

木片に頭を打ちつけよろめいた赤双にすかさず攻撃を入れる。

水魔法は単純な攻撃魔法だが、単純な故早い。


戦場においては速さが重要になる。そう『彼女』の師匠も言っていたようだしな。


水の球を複数構えて発射する。

でも、シンプルさ、単調さは大きなデメリットだ。


「【火魔法・炎界】」

洞窟の床が炎に包まれる。


「【氷下】!」

氷の結晶が召喚された瞬間消える。

でも、ほんのわずかな時間そこに存在した氷の結晶は、確かに炎を消してくれた。


さて、ここからどう攻めようか・・・?


すると、上からアマガキとハゲさんとヤンキーと着物男が降ってきた。

え、どういう状況?


◇  ◇  ◇


アマガキが管理者試験に向かった。

私がしっかり管理者としての常識を叩き込んでおいたから、おそらく大丈夫だろう。


それと、この前旅に出たクラウディ、大丈夫かな・・・?


「私は旅に出る。スピリット、これでお別れだ」


彼の最後のセリフを思い出す。でもなぜか寂しくない。

これが、あの呪いの一番恐ろしい所だ。


―――スピリット・バグが32歳の頃。

若くして廻転の管理者になった時の任務の一つ。


ジュピターソードスマンの討伐。

知性ある人型の魔物で、人間の力では歯が立たなかった。


そのジュピターソードスマンが使うのは[呪術]。

読んで字のごとく(のろ)(すべ)だ。


呪術は人間でも使える者は僅かながらいる。


『混沌世界』に所属する無数の管理者、またはそれに準ずる者たちの調査によると、人間にして唯一神αの側近であるガメ・スクリプトは呪術を使うらしい。


呪術は下級、中級、上級に分かれており、下級呪術ですら体得するのに時間を有する。

ジュピターソードスマンの使うのは名前の通り主に中級呪術である刀系呪術。


スピリット・バグが戦う中で見た呪術は、【渚刀・海斬】、【血刀・赤突】、【操刀・擬人式神】。

そしてスピリット・バグは擬人式神による呪い[冷徹]をかけられ「寂しさ」を感じなくなってしまった。


◇  ◇  ◇


参加者が全員集結した。ここからが始まりだ。


「【渚刀・海斬】」

突如鳴り響いたその声。


「【毒魔】!」

これは無効化しないとヤバい。反射的に体が動いていた。

でも。


水色の斬撃は、築造の管理者、バオに袈裟切りをした。

誰も予備動作はしていなかった。


「【血刀・赤突】」

突如現れた血塗られた刀は、赤双の管理者を串刺しにした。


どこだ?どこにいる?

毒魔で無効化出来ないとなると、この攻撃は()()()()()()()


スキルじゃない攻撃をする不可視の相手に、どうやって勝てばいいんだよ・・・




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