全員終結。
「失礼いたします、では一旦お移りくださいませんか」
俺の目の前に立つ頓珍漢な衣装の濁音の管理者。
非常に邪魔。邪魔すぎる。さっさとどけやこの野郎。
「あ?どかね・・・」
もう、話を聞いている暇はない。
俺の両手に集結する光球。
「【奇跡】」
「【毒魔】」
「【築造】」
「【濁音】」
四つのスキルが、ぶつかり合う。
木の骨組みでできた蛇が頓珍漢衣装を襲ったと思いきや、その蛇が消え失せる。
そこに光球が炸裂し、爆音が鳴り響いて横穴が粉砕される。
もう何が何だか分からない。
ただ、落ちていく。
落ち着いて。ここでバランスを崩せば落下死だ。
「【群青の土震撃】」
大量の岩石が舞う。
群青の翼のスキルだと!?
一体誰が・・・?
「【聖光】」
落ち着いて光の槍を放つ。
光の槍はそのまま毒魔の管理者へ。
「【黒魔法・死槍】」
黒い槍が光の槍とぶつかり合い、相殺される。
く、黒魔法だと!?
黒魔法を使えるのはこの世界にも数えるほどしかいない。毒魔はその一人ということか!
もうカオスじゃないか・・・
◇ ◇ ◇
う~ん。らちあかないな。
築造の管理者の攻撃を受けたり、こちらが攻撃したり。
このままじゃ勝ち負けがつかない。つまり洞窟から出ることができない。
それが、こいつの狙いか。
それじゃあ・・・
【築造】で現れた木製の蛇の位置を誘導する。
そして間一髪で俺がよけると、勢い余った木の蛇が天井を壊す。
するとヤンキーと着物男が降ってきた。
・・・やはり。かすかに会話の声がしたからな。
「【毒魔】」
「【築造】」
「【奇跡】」
「【濁音】」
四つの管理者スキルが同時に発動される。
おっと。これは想定外。でも、落ちた先には恐らく・・・
「【氷下】」
ナイス、ユイ!氷の結晶をフィールドにして戦う・・・計画だった。
「【赤双】」
その声と共に、氷の結晶が砕け散る。
な、何だと!?
まさか、赤双の効果はスキル妨害か!?
もう!なんなんだこいつら!?




