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[4000PV感謝]【文房具】で充実最高異世界ライフ!  作者: 鴨鷹カトラ
第一章第二節 苔の迷宮突撃! ~グラファイトを求めて~
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超、思考!

人間は常に死と隣り合わせなんだって、今実感した。


攻撃ステータスが5桁。勝てる相手じゃない。

ライケン・ラビリンスにはこんな魔物がうようよしてるのか?想像しただけで恐ろしい。


龍は俺たちを探してるようだ。

さっきのねりけしでの着地を派手にやったから、思ったより警戒されている。

豪快にやっといて良かった。


『【恐怖Lv100(C)】が【忍者Lv1】に統合。RC物質操作開始。ノードル率上昇中。統合終了』

よぅ。管理者。カンストした称号は新しいスキルになることもあるんだな。

NINJA!いえーい!


テンション上げてる場合じゃなかったわ。

「アマガキさん。ここは撤退しましょう」

ナターシャが言う。

「うむ。撤退!」


◇  ◇  ◇


龍から逃げたものの、出口は見つからない。


「・・・あれ、光じゃないですか?」

前から光。

「出口だ!やった~!・・・って何あれ」


それは魔物だった。

魔物が光を放っているのだ。


『エレキマウス ♀

 HP 3463

 固有スキル【小さな雷】


 攻撃 1224

 防御 2222222

 スキル 1172』


防御バグってない?七桁て!

防御面ではあの龍より優れているのか。

それに、新しくHPが表示されてる。うれしいな。


まだ俺たちの事はばれてない。いける。

「みんな、静かにな」


よし、それでは満を持して【忍者Lv1】よ!効果発揮せよ!


俺、ミコトさん、ナターシャの姿が透明になる。


まぁ、Lv1だとこんなもんか。

「【文房具[サイズ指定A]】」

大量の普通の大きさの鉛筆を投げつける。

技名?

『怒涛ペンシル』でどうだ?


おぉ。すごいすごい。

エレキマウスが威嚇し始めた。


敵を警戒してる様子だ。

よしよし。これで良いだろう。


◇  ◇  ◇


倒した。案外あっさりいけた。

『怒涛ペンシル』使えるな。


『【休息Lv30】を獲得しました!』

休息?取りたいよ!取りたいけど取れないよ!


ボムンッ


目の前にシェルターができた。

・・・え?

明らかにこのシェルターに使われてる恐ろしく頑丈な物質、この世界のものじゃない。

俺の前世のものだ。


「すっ、すっごぉい!」

ミコトさんが目を輝かせている。

そりゃそうよな。


◇  ◇  ◇


シェルター内でぐったりする一同。

転生してきて久しぶりの休息だ。

これを機に考えたいこと考えるとするか。


まず思い浮かんだのはこの二つ。

『RC物質』と、『ノードル』だ。


ナターシャが二つの固有スキルを持つ理由を教えてもらった時は二つの固有スキルの専門用語と思って深く考えなかった。


だが、【恐怖Lv100(C)】が【忍者Lv1】に統合された時に管理者も言っていたので、この世界の共通用語なのかもしれない。


ミコトさん達に聞くのもありだが、ここは自分で考えていきたい。


管理者のセリフからして、スキルが進化or統合されると『RC物質』中の『ノードル率』が上昇し、ノードル率が100%になると新たな固有スキルが解放されるのだろう。


ナターシャは生まれつきノードル率が100%だったようだな。

そしてRC物質。これは恐らくスキルを使用する際に使うものだろう。


まずい。眠い。

寝よう。




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