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夢も現実も男3人彼女さがし  作者: きつねあるき
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《続編》第4部~フリータイムはいつも通りか 第1章~フリータイム前半戦

 男女ペアで行うゲームにより、皆さんの緊張(きんちょう)(ほぐ)れた頃に、司会役が初老の紳士の鍋嶋さんに変わりました。


 鍋嶋さんは、何とかゲームをやり終えたとあって、ホッとした表情をしていました。


 鍋嶋「皆様、これよりお待ちかねのフリータイムを始めさせて頂きます」


 鍋嶋「フリータイムは2回ございます」


 鍋嶋「ドリンクは右後方のテーブルにご用意しております」


 鍋嶋「尚、これからお配りする物は、フリータイム用のシートになります」


 鍋嶋「先に渡した両面刷りのプロフィールシートには、参加者全員の基本データが()っている為、余白が少なくなっています」


 鍋嶋「よって、フリータイムではこちらのシートをご利用下さい」


 鍋嶋「それと、次にお渡しするシートは異性のデータのみになります」


 鍋嶋「え~、業務連絡、皆様にシートが行き渡ったら係員はこちらに合図をして下さい」(会場係の方々が男性用と女性用のプロフィールシートを別々に配る)


 その後、プロフィールシートが皆に行き届いたところで、会場係の方が手を挙げて合図をしました。


「全員に配布しました~」


 鍋嶋「了解しました」


 鍋嶋「お手元に配られたシートは、異性のデータが入った物でお間違いないでしょうか?」


 鍋嶋「もし、同性のシートがございましたら交換させて頂きますので挙手願います」(少しの間、周りを見回す)


 鍋嶋「え~、大丈夫そうですかね」


 鍋嶋「シートには、自己紹介でスピーチした内容も出来る限り追記してございますので、各自ご参照願います」


 こんな感じで、鍋嶋さんは丁寧(ていねい)にスピーチをしていました。


 実「マジかよ、ここのパーティー会社はそこまでするのかよ!」


 剛史「さっきまで必死にメモをしていた事が丸々書いてあるよ」


 誠司「だから俺はメモを取らなかったんだよ」


 実「だったら何で言ってくれないんだよ!お前はそういうとこ意地悪だよな」


 誠司「悪いな…、例の業者の件で頭が一杯だったからさ」


 実「まあ、あの状況じゃ仕方ないか…」


 剛史「あの時のゴタゴタで聞きそびれた、19番~21番の女性のデータもバッチリ書いてあるじゃないか」


 誠司「本当はちゃんと聞いた方が良かったんだけどな」


 実「でも、ここまでデータがあるんだったら、あとは直球勝負でもいいよな」


 誠司「ま、そういう事になるかな」


 剛史「じゃあ、フリータイムではこのシートを見て興味を持ったって言えば、誰彼構(だれかれかま)わずお誘いしても怪しまれないよね」


 誠司「そうなんだけどさ、条件は皆同じだからな」


 剛史「でも、今日は男性が少ないしチャンスなんじゃない」


 実「そんなの男全員がそう思っているよ」


 誠司「とりあえず、本命の前に無難な線で告っておくのがいいかもよ」


 剛史「それいいね~、いきなり本命だと緊張感マックスだからね」


 実「この際、本命はサクッと切って本気度が高い人にアタックするのも手だぞ」


 剛史「本気度っていうと?」


 実「とりあえず、相手がどんな男なのか熱心に聞いてくるんだよ、あとは、女の服装やメイクを見れば大体見当が付くだろ」


 剛史「確かにね」


 実「それで、こっちの誘いに乗ってくる人がいたら、即刻合コンの交渉をするってのはどうよ?」


 剛史「それ乗った!」


 実「やっぱ、相手関係が楽なレース(男女比で有利なパーティー)に出走するなら確実に勝利しようぜ!」(競馬での例え→能力上位馬が集まりやすい特別レースを()けて一般レースに出走する事、一般レースではメンバーが手薄になりやすい上に除外によるリスクも少ない為、勝ちや入着を狙いたい場合は、賞金の高い特別レースを見送って一般レースで上位を目指します)


 誠司「俺が連闘(れんとう)でお前らが鉄砲(てっぽう)になるけどな」(連闘→競走馬を2週連続して出走させること、鉄砲→長期休養明けでレースを使う事)


 剛史「ぼくと実君は鉄砲が利くかどうかだけどね(鉄砲が利く→長い休み明けの馬が好成績を残すこと)


 実「いやいや、トレセンでバッチリ仕上げてきただろ」(トレセン→競走馬の管理、調教を行う為の施設群)


 剛史「でも、勝負の勘は鈍っているから7割の力が出せれば充分なのかもね」


 誠司「だったら、いつもより早め早めに仕掛けないとな」(休養明けの馬はスピードが落ちるがスタミナは増加するので、時偶(ときたま)逃げ粘る事がある)


 剛史「確かにね、その位の気分で臨んだ方が良さそうだね」


 実「このレースに3頭出しして勝てなかったら、ずっと未勝利のままかもしれないからな」(3頭出し→1つの厩舎(きゅうしゃ)から同じレースに3頭出走させる事)


 誠司「いやいや、それだったら1頭は大逃げを打つだろ」(多頭出しで逃げ馬が2頭いたら1頭は控える競馬をする事が多い)


 実「じゃあ、お前がそれをやれよな」


 誠司「了解!メジロパーマーの様に逃げてやるぜ」(メジロパーマー→1992年の有馬記念をハナ差で逃げ切った優勝馬、16頭立てで15番人気だった)(ここで競馬の例え終了)


 剛史「でもさ、今日こそはパーティーの後に飲みに行けるかもね」


 誠司「気が早いなぁ、その前にフリータイムを攻略出来るかどうかだろ!」


 剛史「さっきも言ってたけど、今日は()り好みさえしなければ、飲みはダメでもお茶位は行けそうじゃない?」


 誠司「いやいや、そんなに甘くはないだろ!まずは、相手の警戒心(けいかいしん)をどうにかしないとならないだろ」


 実「まあな、今回だって俺達がモテている訳じゃないからな」


 剛史「確かにね、いくら女性が多いからといって、嫌なものは嫌と言われちゃったらそれまでだからね」


 実「でも、俺はゲームでいい感じになれた人がいるけどな」


 誠司「ああ、それなんだけどな、さっきのゲームとフリータイムは全くの別物だから変に期待しない方がいいぞ」


 実「マジかよ…、まあ、現実はそんなもんか…」


 剛史「だけど、ぼくはゲームを全部クリアしたから、その辺はネタにして話せるんじゃないかな」


 誠司「まあ、お前は最後のゲームで全員から注目されていたからそれはありだな」


 剛史「とりあえず、近日中の合コン目指して頑張りますか~」


 実「迷走して取りこぼすなよ!」


 誠司「お互いにな!」


 剛史「でも、ぼくの方はともかく、誠司君は初白星間近なんじゃないの?」


 実「実は、俺もそう思っていたよ」


 誠司「いや、そんな事はないと思うけど…」


 剛史「22番の女性(里歌子さん)と2回もゲームをしていたし、いい感じだったよね~」


 誠司「何だ、見られてたのか」


 実「お前ら、背丈も高いしお似合いなんじゃないか」


 剛史「ぼくもそう思ったよ」


 誠司「俺の場合、彼女が積極的にゲームに誘ってくれたんだよね」


 剛史「だったら、次のフリータイムでカップルの交渉をしてもいいんじゃない?」


 誠司「いやいや、彼女は可愛いからフリータイムでは争奪戦になるだろ!そうなると、俺なんかじゃどう頑張っても(かな)わないからさ…」


 実「それでも、いつものお前なら猛ダッシュしてでもアタックしただろ」


 誠司「それはそうなんだけどさ~、浮かれてばかりじゃダメだからな!」


 誠司君は、ぼくと実君の顔をジッと見ながら(たしな)めました。


 誠司「とにかく、誰と話しても3人で来ているって言わないとダメだぞ!」


 実「あれ?ついさっき、業者はもういないって言ってなかったっけ?」


 誠司「それなんだけどさ、このパーティーに業者がいたって事は身元確認はザルって事じゃんか」


 剛史「確かにね、ぼくと実君は身元確認無しで入れたからね」


 誠司「という事は、まだ業者がいてもおかしくないだろ」


 実「まあ、そうだな…」


 誠司「そう考えると、1人いなくなったとはいえ、俺の知らない業者が(ひそ)んでいるかもしれないだろ」


 実「まあ、警戒するに越したことはないよな…」


 誠司「だから、業者対策だけは忘れずにな」


 ぼくと実君は、押し(だま)ったままOKサインを出しました。


 鍋嶋「それでは、フリータイム前半戦をスタートとさせて頂きます」


 鍋嶋さんがそう宣言すると、誠司君はいつも通りに単独で行動をしました。


 ぼくと実君は、フリータイムの最初だけは2人で行動する事にしました。


 業者対策として、2人一緒にいるのを相手に見せた方が手っ取り早いと思ったからでした。


 実「察するに、女1人で来ているのは16番の武藤美千代さんだけだよな」(以後、16番の女性を美千代さんと表記します)


 剛史「そうだね、他の女性達は何人かで固まっていたからね」


 実「そういえば、あの人(美千代さん)は(いと)も簡単そうに割り箸通しゲームをやっていたよな」


 剛史「うん、何か怪しいよね」


 実「じゃあ、手始めに彼女に話しをしてみようか?」


 剛史「そうだね」


 誠司君の指摘通り、パーティーに(もぐ)り込んでいる業者が1人参加の女性であるならば、美千代さんにさえ引っ掛からなければ、平和に過ごせるという事になるのでしょう。


 ただ、フリータイムで余計な時間を使ってしまうのは勿体(もったい)ないような気もしました。


 しかし、業者の実態を確かめるには、自らが(おとり)にならないと被害は防げないと判断しました。


 僕らは、美千代さんを警戒しつつ、()り気無く話し掛けてみる事にしました。


 実「こんにちは、今お話ししても大丈夫でしょうか?」


 美千代「はい、大丈夫ですよ」


 剛史「実は、うちら3人で来ているんですけど、あと1人は別行動なんですよ」


 美千代(顔色ひとつ変えずに)「そうなんですね」


 実「失礼を承知で(うかが)いますが、お1人で来られたんですか?」


 美千代「はい、友達にドタキャンされまして…」


 剛史「それは、災難でしたね」


 美千代「2日前は来るって言ってたんですけどね…」


 剛史「病気でもされたんですか?」


 美千代「いえ、今日も遅刻して来るとは言ってたんですよ、それが急に行けなくなったからよろしくってメールが来たのよ…」


 剛史「そうだったんですね」


 実「それでも、ここに来られた理由はあるんですか?」


 美千代「どっちみち、友達のキャンセル料を払わなきゃいけなかったもので…」(美千代さんが(くや)しそうな表情をする)


 そこで、ぼくと実君はチラッと顔を見合わせました。


 その理由は、美千代さんの言動が(うそ)か真か判断出来なかったからでした。


 なので、もう少しだけ鎌を掛けてみる事にしました。


 剛史「でしたら、今日はお友達の分を立て替えたって事でしょうか?」


 美千代「ええ、だから近いうちにキャンセル料を回収しないとならないんですよ」


 剛史「急用とかなら仕方ないですけどね」


 美千代「それがそうでもないみたいなの…」


 剛史「と言いますと?」


 美千代「多分、あの子はナンパされたか何かでしょ」


 剛史「それでお一人で」


 美千代「そうなりますね…」


 剛史「責任感が強いんですね」


 美千代「それほどでも…」


 実「あの、不躾(ぶしつけ)で申し訳ないんだけど、うちら2人の中で後日会いたいと思う人はいますか?」


 美千代「えっ…、そんな事いきなり言われても…」


 実「ははは、冗談ですよ!気を悪くしたらごめんなさい」


 美千代「いえ、お見合いパーティーってそういう場ですからね」


 剛史「じゃあ、僕らはこれで」


 美千代「はあ、もう行っちゃうんですか?」


 剛史「やっぱり、2対1じゃ不釣り合いかなって思って」


 実「そうそう、何か(いじ)めてるみたいで悪いじゃん」


 美千代「そんな事は…」


 剛史「じゃあ、そういう事で」


 美千代「┅┅┅┅」


 うちら2人は、美千代さんから距離をとると、彼女が業者か否か(ささや)き合いました。


 実「あれで業者だったら絶対分からないよな」


 剛史「でも、業者は商売のプロだから何とも言えないよね」


 実「本気度は高めだったけどな」


 剛史「それでも、1人で来ているのは怪しいよ」


 実「そうだな…、あの誠司が(だま)されるんだから、俺達に分かりっこないよな…」


 結局は、美千代さんが業者であるかどうかは分かりませんでした。


 しかし、美千代さんはうちら2人と話している時に、嫌な顔をしませんでした。


 実「もう、この中に業者は(まぎ)れてないんじゃないか?」


 剛史「ぼくもそう思うよ」


 実「じゃあ、今日は3人で来たって前置きした上で別行動にしようぜ」


 剛史「分かったよ、それじゃあまた後で」


 会場内をうろうろしていると、ぼくから見て右の方にフリーになっている女性を発見しました。


 ぼくが最初に話すのは、その女性にしようと思いました。


 そこで、()かさずその女性の近くに歩み寄りました。


 胸元に付けられた番号札を横目で見ると、すぐに7番という事が分かりました。


 7番の女性は、黒髪のロングウェーブで、甘い香りを(ただよ)わせていました。


 甘い香りの香水は、女性らしさを引き立たせるのに好都合なのでしょう。


 会場内には、似たような芳香(ほうこう)を放っている女性が数人いました。


 プロフィールシートに目を落とすと、7番の女性は小宮真由(まゆ)と書いてありました。(以後、7番の女性は真由さんと表記します)


 ぼくは、精一杯の笑顔を作りながら、


 剛史「どうです?もうパーティーでいい人を見付けましたか?」


 と、(たず)ねると、真由さんは、


 真由「何か、今回の男性は若い子が多いのよね…」


 と、残念そうに答えました。


 再び、プロフィールシートに目を落とすと、彼女の年齢は25歳と書いてありました。


 剛史「何だ、ぼくより1つ年下じゃないですか」


 と言うと、真由さんは目の色が変えてプロフィールシートをチェックしました。


 真由「あ~、この方ね、確かに26歳って書いてあるわ」


 剛史「あの、お話しされていた男性は何歳の方なんですか?」


 真由「23歳の男性がバラバラに3人来ましたわ」


 剛史「そうなんですね、短時間に3人も来たんですね」


 真由「ええ、そうですね」


 剛史「(すご)い人気ですね!もしかしたら1番人気なんじゃないですか?」


 真由「いえいえ、そんなんじゃないと思うわ」


 剛史「またまた、ご謙遜(けんそん)を~」


 真由「でも、年下だったので全部お断りしちゃったわ」


 剛史「えっ、そうなんですか」


 それを聞いて、ぼくは(あせ)りました。


 という事は、ぼくと実君が美千代さんと話している間に連続で3人もフったって事か…。


 これは、完全に負け戦なんじゃないか?


 そう思ったものの、ぼくは真由さんより年上という事もあって、“簡単に引かない方がいいのではないか?”、と思い直しました。


 剛史「確か今回のパーティーは、男性24~28歳でしたよね」


 真由「ええ、でもプラスマイナス1歳ならOKって書いてありましたわ」


 剛史「成る程ね、真由さんにとってプラス1歳はOKでも、マイナス1歳だと厳しいって事でしょうか?」


 真由「そうなのよ…、年下の男の子はやんわりと断っても物怖(ものお)じせずにガンガンくるのよね…」


 剛史「(ちな)みに、僕らは3人で来たんですけど、大学時代の同級生なんですよ」


 真由「私達は、会社の後輩と2人で来てるのよ」


 剛史「その方は今どちらに?」


 真由「私より人気になっているみたいだから、あっちこっちに行ってるんじゃない?」


 剛史「何番の方なんですか?」


 真由(プロフィールシートを指差しながら)「ほら、ここここ、この桜内(亜香(あこ)さん)って子よ」


 剛史「そうなんですね」


 真由「皆さん別行動なんですか?」


 剛史「ええ、そうですよ」


 剛史「年上希望って事なんですが、1つ上でもOKな感じですか?」


 真由「ええ、本当は30歳位でもいいんですけどね」


 剛史「そうですか…」


 真由「でも、今日初めて年上の方とお話出来たのでとても(うれ)しいわ」


 剛史「ぼくも、話しを聞いてくれる人と出会えてラッキーですよ」


 真由「もしよかったら、連絡先をこのシートに書いて下さらない?」


 剛史「ええ、勿論(もちろん)です」


 ぼくは、真由さんに背を向け、椅子(いす)の上にプロフィールシートを置きました。


 そして、シートの余白にぼくの携帯番号と名前を記入しました。


 剛史「ぼくにも、連絡先を教えて頂けますか?」


 と、尋ねると、


 真由「こちらから掛けさせてもらいますのでまた今度ね」


 と、うまく(かわ)されてしまいました…。


 剛史「分かりました、じゃあ近いうち連絡下さいね」


 そこで、交代の笛が鳴りました。


「今話している方とは、別の方と話して下さ~い」


「皆様、ペアを変えられましたでしょうか?」


「それでは、どうぞ始めて下さいね~」


 と、会場係の方が案内をしました。


 次に、ぼくは9番の女性の方とお話する事になりました。


 プロフィールシートを見ると、9番の女性は宮野千恵(ちえ)さんと書いてありました。


 ぼくは、その名前を見て少し前の事を思い出した。


「ああ、この人は手塚さんと留理子さんの3人で風船割りゲームをしていたっけな」


「てことは、手塚さんの人気に当てられてフリーになったって事かな?」


「これは、チャンスかも知れないな」


 そう思ったのですが、ぼくと千恵さんは住所が遠かったので、(ろく)に話も聞いてもらえませんでした。


 他にも、あれこれとお話ししましたが、全く盛り上がりませんでした。


 それならばと、合コンのお誘いをしてみたものの、()え無く撃沈(げきちん)しました。


 最後には、千恵さんから、


 千恵「ごめんなさ~い、私は好みのタイプの人としか話したくないの」


 と、会話さえも拒絶されました。


 ぼくは、ショックを受けながらも、その場をサッと去りました。


 ここで、早くも誠司君が言っていた通りの展開になってしまいました。


 この時点で、前半戦の残り時間が無くなりそうだったので、これ以上声を掛ける事はしませんでした。


 鍋嶋さんが腕時計を見ながら言いました。


 鍋嶋「はい、皆様お疲れ様でした」


 鍋嶋「ここで、フリータイム前半戦の終了となりま~す」


 前半のフリータイムでは、真由さんのプロフィールシートに連絡先と名前を書く事しか出来ませんでした。


 本当は、ゲームでペアになった女性に真っ先に話し掛けたかったのですが、他の男性からのアプローチが頻繁(ひんぱん)にあった為、行く事が出来ませんでした。


 やはり、3人共可愛らしい方だったから競争率が高かったのでしょう。


 その辺りを見越して、ゲーム中にアタックしておけばよかったなと後悔しました。


 フリータイム前半戦では、一緒にゲームをした女性と話す事が出来なかったので、後半戦に期待する事にしました。

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