第1部、第3章~誠司君がはまった罠
誠司「よし!そろそろ話すから聞いてくれよな」
剛史「うん、いつでもどうぞ」
実「女が多くなっても、カップルになれないって話じゃないんだろう?」
誠司「そんな事で態々呼び出さないよ」
剛史「じゃあ、パーティーがつまらないって事だけを言いに来たの?」
誠司「いいや、パーティー自体は昔よりは楽しいけど、新たな問題が発生しているんだよ」
剛史「ふ~ん、今度は何がハズレなんだろう…?」
誠司「さて、それは何でしょうか?」
実「何だろう、見当もつかないや…」
誠司「何でもいいから、1個ずつは考えてみいや!」
実「もしかしてあれか~?お互いに本気だと、カップル率が上がっちゃうから運営側が票を操作しているとか?」
剛史「それ、ありえそう!」
誠司「ブブー!さすがにそんな事はしないよ」
剛史「じゃあ、あれかな?1日2回開催で男性の参加者が少ない時は、1回目に参加した何人かの男に連続出場の依頼があるとか?」
実「それそれ!男の数が少ないと2回目は無料で参加出来るって聞いた事があるよ」
剛史「でも、1回目の女性陣は完全に入れ替えないとダメでしょう」
誠司「そもそも、完全入れ替え制だからな」
剛史「だったら、サクラを入れる余地はないよね」
実「そりゃあ、当たり前だろ!男の人数が足りてないのに女を増やしても意味ないだろ!」
剛史「確かにね…、誠司君も連続出場を依頼された事はあるの?」
誠司「俺も、そういう申入れを受けた事はあるけどやった事はないよ…、仮に連続出場をしたら、正味4時間になるからな」
剛史「もしかして、今のが正解だったりする?」
誠司「いいや、鋭い指摘だったけど正解ではないな」
剛史「じゃあ、正解は何なの?」
誠司「いいか、これが言いたかったんでよく聞けよ!」
剛史「ふんふん」
誠司「最近のパーティーは女性参加者の中に、如何わしい業者が紛れ込んでいるんだよ」
実「マジかよ!ある意味サクラより悪質だな…」
剛史「具体的には、業者ってどんな事をするの?」
誠司「分かり易く言うと、恋人のふりをして高額な商品やサービスをローンで買わせるんだよ」
剛史「でも、そんなのに引っ掛からないよね」
誠司「それが、お恥ずかしい話、俺は2回も業者に引っ掛かったんだよ」
実「そんなにか!よくもまあ易々と引っ掛かったな…」
誠司「そうでもないぜ…、モテようと思えば思う程、カップルになった時の浮かれ度合いもデカくなるからな」
剛史「それって、“彼女になるからこれを買って”とか言ってくるの?」
誠司「いや、そうじゃなくて、向こうは一社員としての完全なるセールスだよ」
実「そんなの、お見合いパーティー申し込みの際に、運営側が見抜けないのかね?」
誠司「それは無理だな…、表向きは身元さえハッキリと開示していれば、悪人かどうかなんて分からないからな」
剛史「それじゃあ、防ぎようがないね…」
実「まあ、どこにでもモグリはいるからな」
剛史「そういう人達は、“結局は騙される奴が悪い”とか言って開き直るんだよね」
誠司「そうなんだよな、連中は高給の見返りに魂を売っているから、大概の事は何でもやるのさ」
剛史「その業者とやらはどんな感じの動きをしてくるの?」
誠司「それはな、フリータイムになると言葉巧みに“まずは友達になりましょう”って向こうから言い寄ってくるんだよ」
剛史「そんなの妄想の世界の話じゃないか!」
実「まあ、俺らにとってはな…」
誠司「うちらも、男ばっかのパーティーの時には、周りの奴らを出し抜こうと思って早い段階で動いていただろ」
剛史「確かに…、そうせざるを得なかったからね」
誠司「それが、若干でも女性の人数が多くなると、雰囲気がガラッと変わるんだよ」
剛史「あれれ?何で男がこんなに少ないの?ヤバいじゃん!って感じになるのかな?」
実「そんなにぬるくはないだろ!」
誠司「今までの女性は、待ってさえいれば話し相手に困る事はなかったからな」
実「まあ、積極的な女性が多くなると、そこですぐに“此奴は怪しい!”とは思えないからな」
誠司「それと、業者はお見合いパーティーに1人で来ているから、組織的な活動をしている感がないんだよな…」
実「確かに、フリータイム中のお誘いだと男は勘違いしちゃうよな…」
誠司「そうなんだよ!それで、社会人クラブとか展示会に誘ってくるんだよ」
剛史「それで、社会人クラブって何なの?」
誠司「それはな、20代の社会人に英会話の教材と車の高級オイルとやらをセットにして、社会人クラブの会費と抱き合わせて40万円位のローンを組まそうとしてくる組織だよ」
実「ローンなら払えない金額でもないけどな」
誠司「でも、会員になると今度は勧誘をさせられるんだよ、そうなると、真面にやっても集まらないからお見合いパーティーに紛れているんだよ」
剛史「そういえば、最近のニュースで新たに名前を変えたねずみ講があるって聞いた事があるよ」
実「あ~、あれな、ちょっと前の週刊誌にも載ってたぜ」
誠司「でも、まさか、それがお見合いパーティーに紛れているとは思わないだろうが!」
剛史「社会人クラブの女性に騙された決定打は何だったの?」
誠司「ああ、確かあの時、カップルになった女性から“ダブルデートがしたい”って打診されたんだよ、俺は勢いでOKしたけど、今となっては3人共グルだったって訳だよ」
実「それだったら、俺も完全に騙されそうだよ…」
誠司「騙されたって思った時には、もう、業者だらけの部屋に押し込まれているんだよ…」
実「そこで、何とか逃げられればいいけどな…」
誠司「それは難しいよ…、サングラスをかけた厳つい男性から“説明を聞かないと出られない!”って凄まれ、体を張った通せんぼをされるんだよ」
剛史「それでも、出口に行った人は?」
誠司「男女問わずに押し返されていたよ」
実「そうか…、じゃあ、聞くしかないか…」
誠司「それで、商品の説明は程々に、個室に連れて行かされて社会人クラブの入会を迫られるんだよ」
実「何対何で?」
誠司「俺の時は1対6だったよ…」
実「マジか…」
剛史「それじゃあ、逃げられないよね…」
誠司「俺は、6人の男性からしつこくしつこく30分に渡って勧誘されたんだよ、そん時は何を言っても逸らかされてどうしようもなかったんだよ…」
実「個室から強行突破は出来なかったのかよ!」
誠司「入り口にデカい図体の男が5人もいるのにか?」
剛史「5人もいたの!それじゃあ、タダでは帰れないね…」
誠司「それで、無事に帰る為には契約しないとダメだと察したから、応じるふりをしたんだよ…」
実「それで、何とか帰れたのか?」
誠司「いやいや、そうしたら先程の広間に連れて行かされたんだよ」
実「それで、どうなったんだよ?」
誠司「俺を勧誘した奴が、会場の皆さんに向かって大声で叫ぶんだよ“本日、篠原さんも入会しました~、皆さんよろしくね~”ってね」
剛史「それは恥ずかしいね…」
誠司「そうしたら、会場全体にどよめきが起こって、拍手喝采になるんだよ」
実「何かの宗教みたいだな…」
誠司「それで、再び個室に戻るとローンの審査をするからと待たされるんだよ」
剛史「ローンの審査って簡単に通るの?」
誠司「あんなの、現時点で借金してなきゃ誰でも通るよ!それで、奴らは信販会社の審査にも通ったし、少額でもいいから内金を入れて欲しいと言ってきたんだよ」
剛史「幾ら入れたの?」
誠司「俺は、内金を3000円だけ入れて契約したけど、会場を出るまでは従順に過ごしていたよ」
実「まあ、そうするしかないからな…」
誠司「だけど、会場から出た瞬間、近くの駅までダッシュして即座に解約の電話を入れたんだよ」
実「駅まで行った理由は?」
誠司「あそこなら、人目があるからな」
剛史「賢明な判断だね」
実「それで、解約で四の五の言われたのかよ?」
誠司「いいや、意外とあっさりと受付けてくれたよ」
実「まあ、損して得取れだよな…」
剛史「そうだね、3000円で逃げられたんならね…」
誠司「それがさ、内金は捨てた気持ちでいたけれど、事務局の人に“無理矢理勧誘された”って言ったら、謝罪された上に、後日3000円の郵便小為替が自宅に届いたよ」
剛史「それは良かったね…」
誠司「郵便局に行って換金するのは、ちと面倒くさかったけどな」
剛史「因みに、高級オイルの品質はどうなの?」
誠司「まあ、お高いだけあって、かなり燃費が向上するらしいけどな」
実「そのオイル自体は、奴らが作っている訳じゃないないだろ!」
誠司「そりゃそうだけど、何でオイルがセットになってるのかが分からなかったよ…」
実「ただ単に、セット販売をする際の価格調整なんじゃないの?」
誠司「確かに…、40万円のローンを組ませる為には、英会話の教材だけだとそこまでいかないからな」
剛史「そう考えると、辻褄が合うね」
誠司「女性向けには高級化粧品だったかな」
実「まあ、ありきたりな感じだな」
剛史「一応聞くけど、社会人クラブに入るメリットってあんの?」
誠司「それは、友達が少ない人には仲間が出来て楽しいんじゃないかな、ああいう組織は、いつも楽しげな仲間を大袈裟に演出するからな」
剛史「何で、そんなに高いローンを組ませるの?」
誠司「それは、組織を維持する為だよ」
実「英会話の教材を買わせる理由は?」
誠司「何でも、教育を建前にするとローンの審査が甘くなるからだよ」
剛史「いろいろと裏があるんだね」
誠司「それで、その組織にいる人達は、会員を勧誘すればするほど出世するんだよ」
剛史「お見合いパーティーを隠れ蓑にして勧誘するんだね」
実「女性向けの商品があるって事は、会場内には女もいたって事か?」
誠司「そうだなあ、4割位は女だったと思うよ」
実「けっこういるな…」
剛史「という事は、女性にも被害者がいたって事?」
誠司「そりゃそうだよ!彼女らも何かしらの釣りに引っ掛かったんだろうよ」
実「まあ、女は甘いマスクの男に弱いからな」
剛史「う~ん、うちらがパーティーに出ていた時は男ばっかだったけど、業者による荒らしがなかったって事かぁ…」
誠司「そういう事になるな…」
実「まあ、どっちもどっちじゃないか?」
誠司「そうだな…」
ここで、実君が近くにいた店員さんを呼び止めると、カンパリオレンジを注文をしました。
そのタイミングで、ぼくと誠司君もウーロンハイとゆずみつサワーを追加注文しました。
「はい、ただいまお持ちしますね」
誠司「よろしく~」
実「なあ、もう1つの展示会ってのは何なの?」
誠司「それはな、外国から直輸入した高級ブランドのコートや革ジャン等を、30万~50万円位のローンを組まして売ろうとする組織だよ」
実「お前、また同じ手口で騙されたのかよ」
誠司「そうなんだよ…、今回は気を付けていたんだけど、カップルになっちゃったもんだから、つい、浮かれちゃったんだよ…」
剛史「その時、何か特徴的な事はなかったの?」
誠司「そういえば、デートの前日には“明日は楽しみにしているから暖かくして寝て下さいね”って言われるんだよ、今思うと何のこっちゃだよな…」
「ご注文の品お待たせしました~」
誠司「おっ、早いね~」
実「それで、今度はどうやって誘い込まれたんだよ?」
誠司「それが、最初は普通のデートだったんだよ…、それが、途中から寄りたいお店があるからって言われて付き合わされたんだよ」
剛史「それが、怪しいとは思わなかったの?」
誠司「ん?って思ったけど、結局は付いて行っちゃったんだよ」
剛史「何で付いて行っちゃったの?」
誠司「それは、デートの最初だけは俺のプランで回ってくれたからだよ、だから断りづらかったんだよ」
実「お前も懲りないな…」
誠司「だってさ、さっき迄は楽しくデートしてたからさぁ」
実「それで、展示会ってのはどんな所なんだよ?」
誠司「表向きには、直輸入品展示即売会って事になってるんだけど、一般のお客さんなんていないんだよ」
剛史「広さはどんな感じなの?」
誠司「意外と広かったよ、直輸入品がずらっと並んでいたからさ」
実「その中に入れば、強引に買わされるって思わなかったのかよ!」
誠司「それがさ、展示品は見るだけでも大丈夫だからって騙されたんだよね」
実「それでも、業者と1対1だったら逃げられたんじゃないのかよ!」
誠司「それが、半ば強引にクロークにジャンパーを預けさせられたからさ…」
剛史「人質ならぬ物質って事?」
誠司「そうだよ、あのジャンパーはお気に入りだったから、置き去りにしていけなかったんだよ」
実「それは、辛いもんがあるな…」
誠司「お金が無いって言って帰ろうとすると、ローンの審査が通れば買えますよって、しつこく言ってくるんだよ」
剛史「また、ローンの審査か…、信販会社もグルなんじゃないの?」
実「そりゃそうだろ、奴らは金さえ儲かれば何でもOKだからな」
剛史「それで、誠司君は被害に遭ったの?」
誠司「いや、結局は逃げて帰って来たんだけどね」
実「どうやって帰ってきたんだよ?」
誠司「それは、携帯電話で警察を呼ぼうとしたからだよ」
剛史「実際にかけたの?」
誠司「そりゃそうさ!こっちもやられっぱなしじゃ癪に障るからな」
実「携帯電話を奪い取られる事はなかったのかよ?」
誠司「いや、さすがにそこまでしてこなかったよ」
剛史「でも、ヤバかったんでしょう?」
誠司「まあな…」
実「それで、どうなったんだよ?」
誠司「そうしたら、向こうのお偉いさんが出て来てくれて、“大事にはしたくないから”って、クロークの女性にジャンパー返すよう手配してくれて、すぐに開放してくれたよ」
実「奴らも、自分がやってる事が明るみに出る事を恐れたんじゃないか?」
誠司「確かにな、俺はお偉いさんから展示会の事を口止めされたけど、お前らには言っとかないと気が済まなかったんだよ」
実「まあ、興味深い話だったけどな」
剛史「ぼくなら、逃げられたか分からないよ」
誠司「俺だって、かなりビビッていたけどな」(一同笑う)
剛史「それで、今日の話題はここまでかな?」
誠司「いや、まだもうちょいあるんだよ」
実「俺らに実益がある事か?」
剛史「お見合いパーティーに出たらの話でしょ?」
誠司「そうなんだけど、いろいろ分かった事があるんだよ」
実「カップルになってもデートには行くなとか?」
誠司「いや、そうじゃないんだよ!」
剛史「それじゃ、パーティーに行く意味ないじゃん」
実「まあな…」
誠司「社会人クラブと展示会の業者は、男1人で来ている奴を狙うって事だよ」
剛史「へ~、そうなんだ」
実「だから、散々騙されたのか…」
誠司「男が1人で来ていると、友達がいない奴って思われるみたいで狙い易いんだろうな…」
剛史「その辺を見越して、業者の女も1人なんじゃない?」
実「今までだと、単独行動は動きやすいだけだと思っていたけどな…」
誠司「そういう事で、今後はお見合いパーティーに行くなら男1人だと危険なんだよ」
剛史「それで、もう行く気がなくなったって事?」
誠司「いや、そういう話ではないよ」
実「要するに、お互いに盾になってくれたら、次は安心してパーティーに出られるって事だろ?」
誠司「そうそう、だから頼むよ!哀れな奴を助けると思って力になってくれないかなぁ」
実「でもなぁ…、業者の女にロックオンされると厄介だよなぁ…」
剛史「何か業者を見分ける策はあるの?」
誠司「いい質問だよ!それが分かったからパーティーに誘ったんだよ」
実「何だよ、どんな癖があるんだよ?」
誠司「あのな、業者の奴らはカップルになると、必ず翌週に会場に誘ってくるんだよ」
剛史「うんうん、それで」
誠司「次に会った時に、“この先に私の女友達が働いている会場があるんだけど、入場無料だから見に行っもいい?”って言ってくるんだよ」
実「まあ、その時点だと行くかもな」
誠司「そうなんだよ、大概の男はそう言われると、のこのこ入ってしまうんだよ」
剛史「展示会の片鱗もないからね」
誠司「極め付けは、“女友達に私の彼氏を自慢したいから一緒に来てくれない?”って誘われるんだよ」
実「それで、男の下心をまる出しにさせるんだな」
誠司「行ったら最後、展示会の業者に囲まれて、あれこれ高額な輸入品を勧められているうちに、囮役の女はドロンって訳だよ」
剛史「何か、人間不信になりそうだね…」
誠司「でも、手口が分かっていればそんなに怖くないだろ」
剛史「まあ、それはね」
誠司「業者の女は、初対面でもやたらと気があるような素振りを見せるし、カップルになるように仕向けてくるんだよ」
実「男は、オーバーアクションで迫って来る女には弱いからなぁ…」
誠司「でも、お見合いパーティーでカップルになったら、無碍には出来ないだろ」
実「そう、それなんだよなぁ…」
誠司「でも、展示会の対策が無い訳じゃないんだよ」
剛史「ふんふん、それは何なの?」
誠司「あのな、もし、カップルになった女に電話であやふやな会場に誘われたら、必ずこれだけは言って欲しいんだよね」
剛史「何て言えばいいの?」
誠司「それはだな、“その会場に俺の友達を連れて行ってもいい?”って聞くんだよ」
剛史「それが効果的なんだね」
実「まあ、話は最後まで聞こうぜ!で、続けて続けて!」
誠司「そうすると、今までと明らかに態度が変わって、あからさまな拒絶をするから」
剛史「そうなったらどうするの?」
誠司「じゃあ行かないよ!って、極力オーバーに怒鳴って電話を切ればいいんだよ」
実「成程な、初回のデートの前に見極めろって事だな」
剛史「実際にデートをしちゃった時はどうするの?」
誠司「奴らは、展示会に引きずり込みたい一心だから、男が好きそうな服装で釣ってくるんだよ」
実「その辺はプロ意識高いな…」
誠司「初回のデートが不安だったら、途中で俺らがデートに合流って事にすれば、業者の女は慌てて帰って行くよ」
実「成程な、悪魔でも業者は1人で来ている男狙いだからな」
剛史「ちなみに、実際に契約しちゃう人っているの?」
誠司「会場に行ったら最後、ほとんどの人は無理矢理契約させられているよ…」
実「そうなったら、後悔しかないな…」
誠司「こっちが1人なのに対して業者は何人もいるからな」
剛史「けっこう修羅場をくぐったんだね…」
誠司「でも、最近のパーティー自体は大分システムが変わったから行く価値はあるよ!」
誠司「俺が最近通っている渋谷にあるお見合いパーティーなら、初回1000円割引券があるから今度行こうよ」
誠司「そこなら4500円から1000円引きになるから、3500円で参加出来るよ」
剛史「3500円か~、値段は安くなったけどね…」
誠司「業者が心配なら、3人いれば誘ってこないし俺にはもう区別がつくよ」
実「じゃあ、俺は最近パーティーに行ってないから出るよ」
誠司「恩に着るよ!あとは剛史だけだな」
実「お前はどうするんだよ?」
剛史「う~ん、どうしようかなぁ…」
誠司「何だよ、ノリが悪いな~」
実「因みに、誠司の戦績は、18戦18敗2業者って事になるんだな」
誠司「確かにそうだけどさ~、これからは業者は見抜けるし、サクラもほとんどいないから戦いやすいだろ」
剛史「ぼくに見抜けるか分からないけどね」
誠司「それなら、業者が分かった時点で伝令に行くからさ」
実「それなら安心だろ?」
剛史「じゃあ、せっかくだしぼくも出てみようかな」
誠司「そうこなくっちゃ!俺と同じ轍は踏ませないからさ」
ぼくも、新しいシステムのお見合いパーティーはどんなものか興味があったので、参加する事にしました。
それに、今こそ再び3人で結集する時なんだろうとも思いました。




