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Rebellion Cord 〜黄昏の彼方へ〜  作者: shun
八章 狂乱の宴
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第8話戦闘準備

いつも読んでいただきありがとうございます!


無事に5000PV突破できました!

これからも完結できる様に頑張ります。


俺達は無事にヘレンさんやリリーのいる場所まで戻ってきた。


「レイン?どうしたの顔色悪いわよ。」


「大丈夫だよ、ちょっとあっただけだから。」


「本当に?」


「ああ。」


さっきの事があったせいだろうな。

それにしてもそんなに顔に出ていたのだろうか?


「アレス達はまだみたいだな。」


「ルードさんどうします?」


「どうするも何も待つだけだ。レイン焦るな。」


「・・・・・・はい。」


ダメだ!

奴の事を考えてしまい、どうも落ち着けてないな。

少し気分転換に誰かと別の事について話していよう。

ちょうどグレンとミリー、ルナが何かやっていたのでそちらに行く事にした。


「何をつくっているんだ?」


「あっ!レインお兄ちゃん、今ねグレンさんに教えてもらいながら、ルナちゃんと一緒に罠を作ってるんだよ!」


「ルナね、こういう作業好き。」


「レイン兄さん、2人とも手先が器用で助かるよ。」


どうも3人は別々のパーツを作っているらしく、何が出来上がるのかは見ただけだとわからないな。


「これって完成したらどんなものになるんだ?」


「僕が作っているのは、敵が引っかかったら重傷を負わせるもので、ミリーちゃんのは足止めのもので、ルナちゃんのは罠への誘導するものですよ。」


「相変わらず、詳細は教えてくれないんだな。」


「兄さん、答えの分かっているものほどつまらないものはないですよ?」


「まあ、そうだけど隠す必要なくないか?」


「敵が何処で聞いてるかわからないので、用心に越した事はないですよ。」


「それにしても慎重すぎないか?」


「ちょうどいいくらいですよ?」


「もう!2人だけで話してルナともおしゃべりしようよ!」


グレンと話していたらルナがプンプン怒りながら話に入ってきた。

それにしても、もう時期したらルナの事もなんとかしないと、さすがに不味くなってきたな。

ルナは自分の名前以外、人の名前を呼んでいない。

たぶん無自覚なんだろうけど、いい加減ルナの気持ちに向き合わないとだな。


「ごめん、ごめん、ルナはどんな感じの仕上がりなんだ?」


「ルナは完璧主義なんだよ?もちろん完璧!」


自信満々に完成したとらばさみのようなものを見せてきた。

たしかグレンは罠への誘導するものって言っていたんだがこれをどう使うんだろうな?


「すごいな、ルナ。その調子で頼むよ。」


「ルナにお任せ!」


ルナは褒められたのが嬉しいのか、また道具の作成に集中してしまった。


「なんだルード達は戻ってきていたのか?こっちもある程度情報が集まったから戻ってきたよ。」


ちょうどアレスさん達がここに戻ってきた。

その後は全員で情報交換をしていった。


どうやら正面と裏に魔獣達が集まっている事がわかった。

そして、両方に亀の様な魔獣を中心に、複数の魔獣で集団が作られているらしい。


そして正面には、イワンが言っていた母さんの仇であるボロンがいる。

俺はなんとしても奴と対峙をしたい。


「正面と裏だから2チームに分けるぞ。それぞれが激しい戦闘になるから注意しろよ。」


ルードさんはそういって2チームに分けていった。


1チーム目は、正面担当で俺、ルードさん、レド、ミリー、ジェイド、ユフィー、バルドが当たる事になった。


2チーム目は、裏担当でアレスさん、ヘレンさん、リリー、ルナ、ギギ、グレン、レン、ライナが当たる事になった。


「レイン、大丈夫だな?」


「はい、絶対に先走りません。」


「奴はイワンの情報では、体をバラして操れるから全方向に用心が必要だぞ。」


「わかっています。」


「ジェイド、俺とレインはすぐにボロンを攻撃しに行く。魔獣達の方はお前が指示を出せ。グレンのあの道具を使って構わない。」


「了解ですけど、あの亀の様な魔獣はどう対応すればいいですか?」


「グレンのを口に放り込め!」


「わかりました。任せてください。」


「こっちの計画はそんなところだな。」


正面チームは作戦を決め終わると、裏チームも作戦が決まったらしくアレスさんが代表して話しかけてきた。


「ルード、気をつけろよ?」


「わかっているさ。そっちも十分気をつけるんだぞ。」


「まだまだ心配される程じゃないさ。」


「さて、そろそろ始めるか。そっちは頼むよ。」


「ああ、裏は抜かれない様に押さえ込んでおくよ。」


俺達は正面へ、アレスさん達は裏へとそれぞれ行動を開始した。

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