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Rebellion Cord 〜黄昏の彼方へ〜  作者: shun
八章 狂乱の宴
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第3話真相


仮面をつけた人物に、襲撃を受けてから1日が立ち何事もなく教会総本山後に向かう事になった。


「そういえば、これから向かう場所ってどんな感じの場所になっているんですか?」


「詳細は不明だが、周りが森におおわれている場所らしいぞ。」


「なんでそんな場所に総本山が?」


「わからない。教会の上層部は不明が多いからな。」


「そうなんですか?」


「お前の爺さんが例外なだけだ。」


そうなのか。

まあ、確かに教会の神父には会ったことがあるけど、それより上の立場の人には会ったことは爺ちゃんを除いてないな。


「ついてみれば詳しい事はわかるさ。」


それからは、その場所に着くまでは馬車でのんびりしていた。


そして教会総本山後に近づくにつれて、ルードさんのいっていた通りで森が続いていた。


ただヘイブルの時と同じような状況が起きていた。

ただヘイブルとは違って魔獣が総本山後に向かうのではなく、逆に魔獣が遠ざかっていっているようだった。


「なんか物凄く嫌な予感がしますね。」


「ひとまずは、目的地まで行くしかないだろうな。」


確かに罠だとわかっていても、目的を果たすためには進むしかないからな。


しばらく森を進むと、目の前に城壁の跡のようなものと、その中にはボロボロになった建物があった。


俺達はその中へと入っていった。


「レイン兄さん、これは?」


「想像していたより酷い状態だな。もしかしたらもう遅かったのかな。」


「いや、ここの感じは少なくともここ最近ではないみたいだな。」


俺とグレンの会話にルードさんが入ってきた。

言われてよく周りを見渡してみると、確かにここ最近に破壊された後ではないみたいだ。


「ルードさん、レインさん少し調べていいですか?」


「ジェイド、何かわかりそうか?」


「調べない事にはなんとも。」


俺達はその場でわかれて、それぞれで調べてみる事になった。


「レイン君、ルードちょっといいかい?」


「アレスさん、何ですか?」


俺とルードさんは、アレスさんに呼ばれてみんなと少し離れた場所に移動した。


「ルード、この異常を確かヘイブルで見たんだな?」


「そうだ、アレス。」


「似てると思わないか?あの時に。」


「あの時だと?」


「そうだよ、あのガイルが重傷を負って、騎士団をやめる事になったあの時だよ。」


「あの時とか?何処が一緒なんだよ?」


「あの時は、前触れとして強い魔獣が一箇所に集まってきてただろ?」


「・・・・・・!まさか!」


「たぶんだが、あの時から全てが始まっていたのかもしれない。


「そんなバカな!」


「あくまでも、私の予想だからわからないよ。」


俺も爺ちゃんから、その話は聞いているがそんな前から奴らが計画を立てていたとは思えない。


「アレスさん、流石にそれはないんじゃないですか?それなら最初から全部を狙ってしまった方が今みたいに邪魔されなくて済むんじゃないですか?」


「レイン君、何らかの手順が必要なのかもしれないよ。」


確かに今のところ封印が解かれたところには、必ず奴らとは別の人がいたはずだからあながち間違ってないか。


「なら、どうすれば?」


「ひとまずは、気をつけるしかないよ。」


「まあ、頭に留めとくしかないな。」


あまり信じられないけど、用心しておくに越した事はないな。


話はそれだけだったらしく、俺達はそのあとはみんなが調査している場所へと戻っていった。


「ジェイド、なにかわかったか?」


「さすがに全部はまだですが、いくつかはわかりましたよ。」


「何がわかった?」


「ここが破壊されたのは、外からではなく中からでした。」


なんだと!

それってつまりここは、魔獣とかではなく教会の人によって破壊されたってことかよ。


なんだかますます嫌な予感しかしてこないな。

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