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Rebellion Cord 〜黄昏の彼方へ〜  作者: shun
一章 ジルド村の日常
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第7話師匠到来

「そうそう!すっかりわすれてたわ。今日あたりにルードさんが来るらしわよ。」


母さんはそう言うと、気絶している父さんの首を掴んで玄関まで引きずっていき、そのままドアを開けて外に投げ捨てた。

あっ!顔から着地した。

とりあえず見なかったことにして、今はルードさんについて考えよう。


ルードさんはこの村に住んでるわけではなく、常にいろんな場所に行ったり来たりしているらしい。

本人曰く、一つの場所にとどまるのはつまらないからとのこと。

そんな人だが剣の腕は超がつくほどの達人クラスでもあり、たまにこの村に来たときに俺も剣術を教えてもらっている。

ただその教え方は、とてつもなく鬼でほとんどが実戦形式のものばかりだった。

教えて欲しいと頼んだ時なんて、いきなり模擬戦をさせられてボコボコにされたものだ!

その後は、ひたすらダメ出しをされたあげく基礎体力づくりの地獄だった。

またこの村に来てくれたということは、剣術を教えてくれるのだろう。


「母さんそれじゃ俺は、村の入り口付近に来てないか見てくるよ!」


「そう?じゃあきをつけるのよ。」


そんな短い挨拶をして村の入り口に向かっていった。

途中で何人かの村人に挨拶を交わしながら歩いていると教会の近くでリリーとユーリさんに出会った。


「あれ?リリーにユーリさんじゃん!こんな所でどうしたの?」


「あら?レイン明日お爺様とお祖母様に会いに出かけるじゃない。そのときにユーリさんも一緒についてくるからその細かい連絡を伝えてたのよ。」


「そういえば明日からしばらくいないんだっけ?」


「そうよ!あら寂しいのかしら?」


「そりゃそうだろ。」


「あら、嬉しいわ。」


そう言ってリリーは俺に抱きついてきた。


「あの〜お二人さん人前でいちゃいちゃとかっぱないですな!これが愛の力マジやべ〜。」


ユーリさんが暴走を開始したので急いでリリーと離れた。


「てかユーリさん教会離れて大丈夫なんですか?」


「金目のものないから大丈夫っしょ。」


まぁ相変わらずだった。


「それよりレイン君は、どしてここにいるんかい?」


「あ!そうだったルードさんが時期来るらしいから出迎えようとしたんだった。」


「レイン、私も一緒にいくわ。」


「なら私は明日の準備を終わらせてしまうか。」


ユーリさんは手をひらひらとさせながら教会へと戻っていった。


その後俺はリリーと一緒に村の入り口に行くとそこには、全身黒をベースにした服を着ている大柄な男性が腕を組んで待っていた。


「久しいなレイン、約一年ぶりか?見た感じはちゃんと鍛えていたみたいだな。」


「お久しぶりですルードさん!そうですね一年ぶりくらいです。」


「む?隣はリリーだったか?」


「お久しぶりですルードさん。その通りです、私がリリーです。」


「そうか、見違えたな。さてレイン早速お前の家に案内してくれ。」


そうして俺とリリーでルードさんを家に案内していった。

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