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Rebellion Cord 〜黄昏の彼方へ〜  作者: shun
四章 VSレジーナ
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終話次なる一手

another side 闇


「フハハハハ!」


実に最高だ!

私は順調に力を取り戻せていっている。

こんな短期間に二つも封印が解けるなんて、やはり人とは愚かだな。

この調子なら予定より早く、全ての封印を解いて愚か者どもの住む世界を破壊できるだろう。


「主人、伝えておくべき事が。」


「何だライケル。」


「シルフィーナの封印を解除した場所で、レジーナが何者かと交戦して死亡したみたいです。」


「そうか。」


「・・・・はい。」


「それだけか?」


「はい。」


「わかったさがれ。」


ほほう。

私の眷属にしたものを倒すとは、面白い事をする奴がいたものだ。

これは楽しめそうじゃないか!


しかし残りの封印の場所はまだわからないのか、ボロンの奴は戻ってこないな。

まあ、簡単に見つかってしまったらつまらないからな。

そんな事を考えていると、


「アテクシゴキカン!」


「ボロンか?」


「アテクシオドロキ、フウインアストラニフタツ、ヘイブルニモウヒトツアッタ!」


「ほう?予想とは違っていたか。してその位置はどこだった?」


「アストラニハ、ココトココ。ヘイブルニハココ!アテクシビックリ。」


ボロンが指した場所はアストラ地方では、アストラ王城のあるところと、元神殿総本山か。

ヘイブル地方ではなるほどな!

ヘイブル王城のあるところにあったか。

これはまずヘイブル王城の封印を解き、それからアストラ王城と元神殿総本山に戦力を向けるか。

しかしレジーナが死亡したのは、タイミングが悪かったな。

眷属召喚を使った後だから新しくよぶにも、かなりの時間が必要になってしまっている以上しばらくはこの人数で行くしかないか。


それにしても誰をヘイブル王城に向かわせるか?

まだルーガイとリメアは実戦で使えるレベルではないし、ボロンは効率が悪すぎる、となるとライケルかイワンになるか。


そういえばイワンは、封印を解くために獣人の村を滅ぼしたんだったな。

奴には褒美をやらないとだな!

よしイワンには、意識を持ったままでヘイブル王城の封印を解かせてやるか!

身体は私の命令を聞くようにして、自分のする事を体験させてやろう。

きっと私に感謝をするだろう。


「フハハハハ!」


考えただけで最高じゃないか!


「おい!イワンを連れてこい。」


「アテクシリョウカイ。」


ボロンは、フラフラとその場から去っていった。

しばらくするとイワンが現れた。


「どうだ気分は?最高だろ。」


「・・・・・・・・」


「相変わらずか?今はそんな事はどうでもいい。これからお前はヘイブル王城へ向かい封印を解除してこい!」


「・・・・・・・・」


結局イワンは、何も言わずに去っていった。

つまらない奴だ!

せっかく縛りを緩くしてやったのに、会話を拒否するなど面白みに欠けているな。


まあこの調子で全封印を解除して、アイリスを何とか片付けてからこの世界の掃除だな!

そういえばもう一つの器は何をしているのか調べなければな!

私にとって危険であるのならば、ルーガイとリメアで殲滅させなければな、クククク、今から奴らが出会うのが楽しみだな。


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