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Rebellion Cord 〜黄昏の彼方へ〜  作者: shun
四章 VSレジーナ
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第1話ギルドカード

すっかり忘れかけてたヤツです。

確か一章の第4話にチョロっと出てたはず・・・。

俺たちは襲われた村へと向かうための準備をしていた。

特に移動手段で手間取った。

なんせ合計で12人も乗るわけなので、通常の馬車では無理なため、商人などが使うものを用意してもらう必要があった。

さらに俺やルードさんを含め、全員御者経験がない為その練習をする必要まであった。


そんなこんなで出発は訓練終了から3日も遅れる事になってしまっていた。

それに関しては、ルードさんのおきた後の事だから焦る必要は無いとの言葉で全員一応納得していた。


全員が御者の訓練を終えて、その他の必要な物、とくに食料や調理道具、各種薬、消耗品などを揃えていよいよ襲われた村へと出発になった。


襲われた村へは、今いるアド村から馬車では2日ぐらいかかるらしい。

その為途中の村で宿を取るか、野宿にするのかをその時の状況で決める事になった。


出発するために馬車に乗る際、御者を誰がするのかという話になったが、


「私がやります!」


「俺もまわりを眺めながらがいいっす。」


そんな事を言いながら、ジェイドとギギが担当してくれる事になった。

そこからは、目的地に着くまで暇なので残りは荷台でそれぞれ暇潰しをしている事になった。


「そういえば、ルードさん襲われた村って名前なんなんですか?」


レンがルードさんに質問をした。

今更感が物凄くあるが、確かにずっと襲われた村しか言ってなかったので名前を知らなかった。


「そういえば言ってなかったな。シルフィーナっていう名前だったはずだ。」


「あってますよ。私も馬車の受け取りの際に聞きましたから。」


御者しているジェイドが、話が聞こえたらしく補足をしてきた。

ちなみにジェイドの説明によって、襲われたのは村ではなく、規模としては街らしい。

この世界では、村と街の違いとして、村の場合は自分達を守る為には、自警団を自分達でする必要があり、更には村を守るための外壁がない。

逆に街の場合は、自警団の代わりに国から騎士団が派遣されるし、外壁があり中に入る為には身分証明として、ギルドカードが役に立つ。

正直いままでギルドカードの存在を忘れていた。

ちなみに奴隷の場合は主人のギルドカードに自動で記載されるので、それが証明になるとルードさんが教えてくれた。

すっかり忘れていたギルドカードを確認してみると、


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


レイン 人族

隷属 ジェイド 狼獣人

ミリー 狼獣人

ユフィー 兎獣人

ルナ 兎獣人

レド 熊獣人

ギギ 狼獣人

グレン 犬獣人

バルド 虎獣人

レン 狐獣人

ライナ 狐獣人


固有恩恵 反逆者 武器錬成


一般恩恵 双剣術 剣術 体術 馬術 投擲術 料理もどき術


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


久々に見たけどだいぶ変わっていた。

最初見た時は固有は変わらないが、一般は、双剣術、剣術、体術、投擲術のみしかなかったから、馬術が増えていた。

最後の料理もどき術は、たぶん未だに俺はまともな料理が作れていないからだろう。


しかし昔ユーリさんの話では、他の人にギルドカードを見せても一般の恩恵しか見れないっていっていたような。


「ああ、それは恩恵に関してだろ?それ以外はちゃんと見れるぞ!そもそも名前とか見れなきゃ本人かわからんしな。」


ルードさんがそこを説明してくれた。

言われれば確かにそうだ!

本人かわからなきゃ意味がなかった。

そういえばジェイド達のギルドカードはどうなるんだろうか?

そこをルードさんに聞いてみた。


「それに関しては、まあ本来は住んでいる村の教会で、成人したら貰えるんだが、状況が状況だからたぶんシルフィーナの教会でもらえるだろう。」


そして話し終えるとルードさんはそのまま昼寝してしまった。

俺とルードさんの話が終わったのを確認すると、ミリーが隣に来た。


「レインお兄ちゃん、そのカード?見せて。」


「ミリー興味あるのか?」


「うん!」


ミリーにギルドカードを渡してあげると、嬉しそうにそれを眺めていた。

俺は1つの疑問を丁度いいので聞いてみた。


「そういえば、ミリー達って全員文字よめるのか?」


「はい、みんな読み書きはできますよ。」


ユフィーが答えてくれた。

なんでも村にいた時ではなく奴隷になった時に、読み書きや簡単な算術などは教えられたらしい。


「ねぇ、レインお兄ちゃんこの料理もどき術ってなに?」


ミリーが一番触れないで欲しいところに容赦なく攻撃してきた。

むしろなんでこんなのが、一般の恩恵のところにいるのか俺が聞きたい。

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