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Rebellion Cord 〜黄昏の彼方へ〜  作者: shun
二章 災厄の訪れと決断
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第9話父として

another side ガイル


一人は仕留めたが残りの四人が非常に厄介だ。

四人はバラバラに攻めてくるのにこっちが仕掛けていけば、いきなり連携をしてくる。

俺が本来の固有の加速を使って仕掛けてるのに、奴らはその速度にすら追いついてきやがる。


「くそ!何なんだよお前ら!」


「こっちこそしつこいなの!」


その声と共に女は鞭のようなものを振り回してくる。

恐ろしいことにその一撃がとんでもない破壊力がある。


「無視は気に入りませんね。」


さらにもう一人が背後から剣を突き刺してくる。

それを横に回避すると、今度は鋭い突きが別方向からくる。


「すごいな!今のをかわすか。」


大柄な男は楽しそうに笑ってやがる。


「自分が決めちゃうっすよ。」


その声と共に地面正確には俺の影から何かが突き出てきた。


「ちっ!」


それは俺の左肩にかすった。

そんな攻防がどのくらいすぎたのかわからないが、突然奴らのうちの女が俺に向かって、


「ねぇねぇ、あなたはまだ気付かないなの?」


「何のことだ?」


「あなた馬鹿なのー?」


「てめぇふざけてるのか?」


俺は加速をしてその女に斬りかかるが、女は鞭で牽制してくる。

そのタイミングでまた他の連中が俺にそれぞれ攻撃を仕掛けてきた。

それを全て加速で避けきる。

やばいな、このままだと加速の副作用で動けなくなる。


「ねぇ、あなたが最初にきったボロンで気付かないなの?」


言われている意味がわからない。

ボロンってのは、俺が加速で首を飛ばした奴のことだろ?

そいつならさっきからあそこで・・・・・なぁ!

死体がないだと!

そんな馬鹿な?完全に殺したはずだぞ?


「隙ありですね。」


「ぐぁ!」


しまった。

あの女の狙いは俺の意識を逸らすことだったか!

左足を剣で貫かれてしまった。


「ちっ!猪口才な!」


斬りかかるがすでに男はバックステップで離れていた。

しかも剣を抜くときに丁寧に捻りやがった。

完全に機動力をうばわれてしまったな。


「あらあら、親切に教えてあげたねに失礼なの!」


「仕方ないですよ。ボロンの能力を知らないのですから。」


能力だと?

“恩恵”の事だろうがいったいどういう事だ?

奴は不死身だとでもいうのか。


「ボロンは、体をバラバラにされても動かせるのですよ。」


なんだと?

それじゃあ俺が斬ったのは意味ないと?

いや待てなら今奴がいないって事は!


「だから油断するんじゃねーよ。」


「ぐは!」


大柄な男に背後から肺を貫かれてしまった。


「ぐぅ、レイン、メアリー!」


肺をやられてしまった以上俺はもう駄目だろう。

最後の力を使う時がきてしまった。

俺の切り札固有スキル最後の忠義を!

俺の体から闘気が溢れてくる。


「ほう?これは面白そうです。」


何か言ったみたいだが構わない標的は決めているからな!

俺は大柄な男に向かって斬りかかった。


「無駄なんだよ!」


大柄な男は俺の心臓を素手で貫いてきた。

だが甘い最後の足掻きを受け取れ!

俺は大柄な男にそのまま体当たりして背中からそいつの体を剣で自分の体に刺さるのも気にせず貫いた。


「ぐぁ!こいつ。」


ああ、メアリーすまない。

君とした約束は守れないみたいだ。

レイン俺の大切な宝物どうか生きて幸せになってくれ!


次の瞬間には2人の体が光に包まれそれが収まると両方死んでいた。


「これは予想外でした。ゲイツがやられてしまいました。」


「弱弱なの!」


「それよりも早くボロンを追いかけるっすよ!」


生きてる3人はそういうとレイン達の逃げた方へと向かっていった。

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