第8話遭遇
another side ガイル
家を出たところでレインとメアリーと別れ2人が村の裏に向かうのを確認してから村の入り口に向かう事にした。
途中で何人かまだ無事な人たちがいたので情報交換をする事にした。
「今どんな感じだ?」
「あ!ガイルさん。正直最悪です。ほとんどの奴らが一瞬で殺されましたよ。」
「敵は何か言ってたか?」
「・・・・・・・」
「どうした?」
「奴らこれがゲームだっていってましたよ。」
「なんだと!ふざけてやがる!」
「それと器を傷つけるなとも。」
「ここで器が出てきたか!」
「はい。預言の通りです。まぁ覚悟はしてましたが、いざとなるとあれですね。」
「すまない。俺のワガママのせいだ!」
「嫌だなー、あなたに助けられた時からこの命はあなたの為に使うと決めてましたから。」
この村の連中は全員、過去に俺に命を助けられたなんて小さい理由で俺の無茶な願いに付き従ってくれた。
「おや?まだ元気な方がいますね?」
「へぇ〜、1匹強そうなの。」
「楽しめそうじゃねーか。」
「アテクシコワシタイ。」
「じゃあボーナスポイントってことっすね。」
俺が話していた相手の胸を剣で貫きながら化け物達が俺の目の前に現れた。
「貴様らふざけやがって。」
「だいぶ感情的ですね。」
「アテクシイタダキ。」
俺に向かって道化のような男が襲いかかってきた。
「だまれ、外道。」
俺はすぐさま固有を本来の使い方で発動させ、一気にその男に近くと首をはねた。
「これはすごい。」
「ボロンが真っ二つなの!」
なんなんだこいつら仲間が今死んだのになんもかんじないのか?