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Rebellion Cord 〜黄昏の彼方へ〜  作者: shun
アフター二章 それぞれの日常
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第14話 教会にて

体調がなかなか戻らず更新が不定期になってしまいすみません!



「で、結局これはどういう事なんだ?」


俺は今リリー達に連れられて家に帰ると、すぐにジェイド達男集団に着替えをさせられて教会に連行された。


「その、レイン兄さんすみません。リリー姉さん達には逆らえないので。」


「そうっすよ!逆らうと飯がなくなるっすからね!」


「・・・諦めて。」


「肉のためだからレインの兄貴すまん!」


「研究資金は大切ですからね。」


全員口々に反省していない言い訳をしてきた。

言い訳するぐらいなら、少しぐらいは俺に状況を説明してほしい。


というより、家に帰ってから説明するとかリリー達言っていたのに、何の説明もないままになんか色々進んでいっていて置いていかれているんだけど。


「なあ、何をするのかくらいは教えてくれないのか?」


無駄だと思いつつも周りに聞いてみると、全員が示し合わせたように顔を背けた。


「おい!」


「いや〜、教えたのバレたらヤバいので。」


「無理っす!」


他の連中も無言で頷いてやがる。

くそっ!

うちの家族に俺の味方はいないのか!


まあ、食事を抑えられたら無理だな。


「やあ、レイン君。朝会ったばかりだけどまた会ったね!」


俺たちが教会の中の部屋でそんなやり取りをしていると、ドアからユーリさんが入ってきた。


「どうしたんですか?」


「うーん、それはねー、レイン君がよく勇気を出したと感心したから、始める前にどんな感じなのか様子を見にきたんだよ!」


あれ?

この感じだとユーリさんはこれから何をするのか知っているんだろうか?


「あの〜、ユーリさん。どういう事ですか?」


「おや?」


俺の言葉が意外だったのか、ユーリさんはすぐに周りを見渡した。

ジェイド達はユーリさんと目が合うと凄い勢いで首を横に振っていた。


あんな勢いで振って大丈夫なんだろうか?


「ああ!そういうことか!」


なんかユーリさんが1人で納得したぞ。


「まあ、なるようになるからレイン君ガンバ!」


「いや、応援するぐらいなら教えてほしいんですけど。」


「それは彼らのためにも無理だね!まあ、サプライズは楽しいじゃないか!あと少しで始めるからそれまでそこで待ってなよ。」


それだけ言うとユーリさんはすぐに部屋から出ていってしまった。


俺はそれを見てから、


「これだけは教えてくれ!危険はないよな?」


「それは大丈夫ですよ!」


何でそれは即答できるのに、内容は教えてくれないんだろうか?

これ以上はきっと誰も答えないだろうから話を雑談に変えて時間を潰すことにした。


しばらくするとドアのノック音が聞こえて返事をすると、


「準備できたから移動するよ。それとジェイド君は行ってきなよ待ってるから。」


「ありがとうございます!レイン兄さんまた後で。」


ユーリさんが再び現れてどうやら何かの準備ができたから移動をするみたいだな。


あれ?

ジェイドだけは別行動なのか?

わけがわからないまま俺は教会の礼拝堂に連れていかれた。



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