表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Rebellion Cord 〜黄昏の彼方へ〜  作者: shun
アフター二章 それぞれの日常
176/180

第11話 リリー達の行方


ライナの手伝いでは、正直トラウマが残ってしまった。

普段は調理状態の肉しか見てなかったし、狩りの時なんて相手も攻撃をしてくるからそこまで意識しないで解体とかできていたからな。


なんていうか、無抵抗の豚を淡々と解体していく様は、軽く猟奇的なものを見ている感じだったな。


特に豚の悲鳴にフツフツと罪悪感が込み上げてきて辛かったな。


「レインお兄さん、まあ、手伝いありがとうございました。」


「あまり役に立てずにすまない。」


「まあ、仕方ないですよ。レドとかも一度は手伝いをしてくれましたけど、結果はおんなじでしたから。」


やっぱりうちの女性陣はたくましいんだな。

俺には時々なら手伝えるけど、毎回は精神的に無理だな。

つか、肉料理が食べれなくなる。


「私はこの肉を持って行きますけど、レインお兄さん一緒に行きますか?」


うーん、どうしようかな。

もう見に行きたいところもないしな、グレンはきっとまだ実験中で立ち入り禁止だろうしな。

かといって、狩りをしているギギ達と合流したりジェイド達との合流も微妙だよな。


「悩んでいるの?」


「まぁな、目的がないからね。」


「一緒に来ないなならいい場所を知ってるよ。」


何だろう。

嫌な予感がするんだけどな。


「ちなみにそれってどこの事?」


「ミーリアさんのところだよ!」


ああ、ミーリアさんのところといえば、服の仕立て屋だったよな?

そこをすすめるって事は、多分だけどそこにはリリー達がいるような気がするんだけどな。


「なあ、ライナ。そこに行くと何かあるのか?」


「うーん、たぶんね、ちょうどいいと思うよ!」


答えになってないし!

何がちょうどいいんだろうか?

しかし、リリー達は朝から一体どこで何をしているんだろうか?


「うん!レインお兄さんはそっちにいった方がいいよ!今家にはレンがいるんでしょ?」


「うん?家にか?ああ、俺の知っている限りだとレンが野菜を持っていったし、他には誰も戻ってないと思うよ。」


「やっぱり。まあ、お昼ご飯はみんな各自で食べるだろうから大丈夫だとして、ある程度晩御飯の準備の下ごしらえしないとだろうから私とレンでしておくわ。」


そういえば、朝から爺ちゃん達に呼ばれて話して、その後は村の中をフラフラとしていたからな。

俺もなんか昼飯を軽く食べよう。

とりあえずは、ライナの言っていたミーリアさんのところに向かった後にでもどこかで昼飯を食べよう。


「よし、決まった!ライナ、俺はひとまずミーリアさんのところに行ってみるよ。」


「わかりました。それじゃあまた後で会いましょう。」


ライナは解体した肉を持って家に帰って行った。

俺はそれを見送った後にライナから教えてもらったミーリアさんのところへ向かって行った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ