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Rebellion Cord 〜黄昏の彼方へ〜  作者: shun
二章 災厄の訪れと決断
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第3話予兆

教会で“恩恵”を手に入れたあとは、リリーと話して、ひとまず固有について互いの両親に別々に相談をする事にした。

俺は家に帰り父さんに固有の事を相談した。


「父さん俺の“恩恵”の固有なんだけど?」


「どうした?父さんみたいに高速草刈りだったのか?ならばともに世界を目指そう!」


「いやちがうから!」


「なんだって!そんなバカな!」


父さんは無駄にショックを受けていた。


「父さん、俺のは2つあって「反逆者」と「武器召喚」だったんだ。」


「「武器召喚」の意味はわかるがどんな武器が召喚できるんだ?」


「それが、召喚の仕方がわからないんだよ。」


「まあそれもそうか!そのうちできるようになるだろ。しかし問題は「反逆者」だなまったくわからないな。」


「父さんでもしらないの?」


「ああ、今までに聞いた事がない。仕方ないもうじきルードのやつが村に来るだろうから聞いてみるか。」


「あれ?ルードさんもうじきくるの?」


「昨日連絡があったからな。」


結局父さんも「反逆者」については分からなかったので、とりあえずはルードさんがくるまで放置する事になった。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


another side ガイル


レインがついに“恩恵”を手に入れた。

それ自体はよかったのだが問題は手に入れ固有である。

「反逆者」と「武器召喚」どちらも初めて聞くものだった。


2つのなかでも「反逆者」は何だか嫌な予感がする。

これは仕方ないリリーちゃんの里帰りも、もう直ぐだからアレスに頼んで別口で調べてもらうか。


それにしてもルードの奴はどうしたんだろう、いつもならこまめに連絡をよこすのに昨日から連絡がない。

何かあったのだろうか?


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


another side ユーリ


今日は成人の儀でレイン君がとんでもない固有を手に入れてしまった。

「反逆者」の力は教会の記録にかろうじて残っていた。

ただし今までに授かった者は一人もいないので、いわゆる伝承という形で残ってるだけで本当かわからない。

これは大至急教会本部のあの人に伝えなきゃいけないな。

滞在が長くなりそうだから後で代わりを近くの教会から派遣して貰わないとだな。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


another side ルード


ガキン・・・キン・・・ガキ


今俺は得体の知れない者と斬り合っていた。

理由は少し時間がさかのぼるが、ガイルに通信専用の道具であと少しで村に着く連絡をしたあとだった。

村に向かう道の途中で、今目の前にいる男にいきなり斬りかかられた。


「貴様なにものだ?」


「・・・・・・・・」


「何が目的で俺を襲ってきた。」


「・・・・・・・・」


相手は一切話さずただひたすら俺に斬りかかってくるだけだ。

しかも相当強く防ぐので精一杯で、全然反撃ができていない。

そんな防戦一方で時間が過ぎていってしまっている。

この男の目的がわからない。

俺を襲ってなんの得があるというのだ?

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