表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Rebellion Cord 〜黄昏の彼方へ〜  作者: shun
アフター二章 それぞれの日常
169/180

第4話 研究所


俺は今グレンがいるであろうグレン専用の研究開発用の建物に向かっていた。


まあ、グレンは基本的には戦闘タイプではなく、根っからの開発者というよりも完全にオタクの領域に達しているからな。


この前も何に使うのかはわからないが、なんか変な物を作って満足していたからな。

まあ、あれはなんでもリリー達には助かるらしく今も重宝されているみたいだしな。


確か今もジェイドの話だとそこに篭って何かを開発してるみたいなんだよな。

言われてみると村に帰って来た時に顔は見たし軽く会話もしたけれど、気がついた時には姿がなかったな。

今はいったい何を開発しているんだか?


そんなことを思っているうちにグレンがいる場所へとたどり着いた。


「おーい、グレンいるか?」


一応建物の外から声をかけてみるが反応がない。

もう一度、今度はドアを叩いて話しかけたが反応がなかった。


おかしいな、ジェイドはここにいるって言っていたんだけどな。

確認のためにドアを開けてみると、


ガチャ!


・・・開いたよ。

ドアが開いたってことは、たぶん中にいるはずだ。

グレンは意外としっかりしているから、自分がいない時に誰かに入られないように細工がしてあるとか言っていたからな。


俺はドアが開いた以上は、最初の目的通りグレンに会うために中へと入っていった。


「うわー。」


入った瞬間の感想はこれしか出なかった。

もう、なんて言うべきか完全にゴミ屋敷の一歩手前まできているな。

まず、いろんな紙が床一面に広がっているせいで、足の置ける場所がない。

次にグレンが作ったであろうものが、そこら中に転がっていて危ない。

トドメには、空気を入れ替えていないせいか部屋の中がどことなく埃っぽい。


これは一回掃除をしないとやばいな。

ただやるとしたら、後で家族総出でやらないと無理だな。


っと!

そんな事より今はグレンに会うのが先だな!


俺はとりあえず慎重に中を進んでいって、グレンがいるであろう部屋へと進んでいった。


「おい、グレン。」


「うわっ!!びっくりしたなんだ兄さんか。脅かさないでよ。」


「また、お前開発に夢中で篭っていたんだな!」


「違うよ兄さん!あとちょっと、ほんのちょっとでできそうだから、ちょっと集中していただけだよ。」


なんか言い訳がダメ人間のセリフになってるな。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ