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Rebellion Cord 〜黄昏の彼方へ〜  作者: shun
アフター一章 不死者の章
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第17話 敵対者


「ユーリさん、あれ誰だか知ってますか?」


「さすがに原型がわからないとなんとも言えないよ。ただ後ろにいる1人はよく知っているよ。」


「ああ、そいつに関しては我ら正教騎士団が今回よーく世話になったな。」


正教騎士団が世話になったっていう事は、今回のはじめに俺達とカウベルさんたちが危うく殺し合いになりかけた原因を作ったやつか!


「どうやらレイン君もわかったみたいだね。」


「ユーリ、あいつは俺達正教騎士団がもらうぞ。」


「いいよ、まだ何人かいるみたいだからね。」


ユーリさんの言葉で相手を見ると、7人ぐらいこちらに向かって歩いていた。


「さて、お前達の目的はわかっているから、名前ぐらい名乗ってもらえるかな?ああ、バイロンあんたはいいよ。」


「愚か者め、我らがレステア様を奪った者達に名など名乗るわけがなかろう。」


「うーん、名前知らないと呼ぶのに困るんだけどな。まあ、無理だと思うけど一応聞いておくか。このまま引く気はないかな?」


「愚問、レステア様を救う為に来たのだから、貴様らを殺して救うまでだ。」


敵の目的はレステアの血である以上、最初から無理だと思っていたが、体がボロボロになっても死なないから攻めてこれるのか。


「なあカウベル、そっちは何人いける?」


「そうだな、やれて4人だろうな。俺とオーウェン、部隊を2つにわけてそれぞれ1人づつだな。」


「なら、こっちは私とレイン君、ロウ君の3人で1人づつしかないか。」


ユーリさんとカウベルさんでそんな話をしていた。


「私も戦えますよ?」


その時、レステアが話に参加をした。

レステアはそうは言うが、顔色はあまり良くなかった。

やっぱり、今目の前にいる7人の事を知っているのだろう。


「いや、レステア君は私達の切り札になると思うから、自分の身を守る事だけに集中してくれ。」


ユーリさんは、すぐにレステアにそう返した。

切り札になるって、ユーリさんはレステアの何を知っているのだろうか。


「いつまで我らを無視している!」


ガキン!


いきなり敵の代表みたいな男がユーリさんに襲いかかって来た。

ユーリさんは、難なくその攻撃を防いだ。


「私はこいつをやるから、他を頼むよ。」


「なら、俺たちはバイロンとそっちにいる3人をもらう。」


ユーリさんとカウベルさん達は、そう言って敵を連れてこの場から離れて言った。


「なんだ、俺たちはこのガキどもを殺してレステア様を救えばいいのか?楽勝だな。」


残った2人は笑いながら俺達に向かって来た。


「レインさん、俺はあいつを担当します。なのでもう1人とレステアさんの守りをお願いします。」


「おい、ロウ!」


俺が止める前にロウは敵を1人連れて、俺たちの前からいなくなった。


「おいおい、俺の相手はお前1人かよ?せいぜい楽しませてくれよ。」


目の前の男はゆっくりとナイフを取り出した。


「あら、1人じゃないわよ?」


「レステア?」


「レインさん、私は守られるだけの存在なのはもう嫌なの。私も戦わせてもらうわ。」


「けど、武器ないだろ?」


「必要ないわよ。まあ、後でわかるわ。」


レステアはどうやら何を言っても戦いに参加をするみたいだな。

それにしても、武器を持っていないみたいだけど、どうやって戦うのだろか?


「はあ、あまり無茶しないでくれよ?」


俺はゆっくりと自分の武器を構えた。

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