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Rebellion Cord 〜黄昏の彼方へ〜  作者: shun
アフター一章 不死者の章
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第12話 行動開始


正教騎士団とは結局週に3日は俺たちの村に来る事で話がついた。

それから一回は全員で移動することになり、カウベルとオーウェンは残りの団員を呼ぶために一度この場所をさっていった。


「そういえばユーリさん、結局邪神教ってどんな事してたんですか?」


俺はユーリさんに近づいてレステアに聞こえないように小さい声でたずねた。


「聞いて愉快なものじゃないよ、不死の力を手に入れるには、彼女の血が必要だったんだ。だから信者とは名ばかりで彼女を傷つけ出た血を飲んでいたんだよ。」


「なんていうか、最悪な連中ですね。」


「だからこそ当時は彼女の存在を誰にも見つからないようにする必要があったんだよ。今なら大丈夫だと思ったんだがいまだに奴らの生き残りはいたみたいなんだよな。」


結局今回のレステアを外に出す事にしたのは、そういった背景があったからだったんだな。


それにしても、そんな外道な事をしてまで不死の力って欲しいものなんだろうか?

俺からしたらそんなに長く生き続けるのはむしろ拷問のような気がするんだけどな。


「レインさん!騎士団じゃない集団がこっちに向かっているみたいです。」


いままで周囲の警戒をしていたロウがいきなり叫んできた。


「騎士団じゃないってなんで言い切れる!」


「先ほどの2人がいませんし、全員が顔を隠しています!」


やばいな。

さっきのやつが言っていた、時期に宗主が迎えに来るって言っていたのはこの事だったのか!


つまり俺たちの行動はまだ何処からか監視されているのか!


「これはちょっとマズイかな。俺たちだけだときついし、こっちに仕掛けてきている以上向こうも襲撃されて足止めされてるだろうな。」


「どうしますかユーリさん。」


「仕方ない、正教騎士団との合流を考えつつ移動をしながら対処しよう。」


ユーリさんは簡単に言ったけど何かいい方法があるのだろうか?


「おや?レイン君にロウ君、それにレステアちゃんまで私を疑っているのかい?ひどいなこういった事態も想定済みだよ。これを持ってきているから安心だよ!」


そういってユーリさんが取り出したのは、たしかグレンが作った爆弾ってやつじゃなかったっけ?


「ユーリさん、それどうしたんですか?」


「いやー、思いつきでグレン君に作ってもらった通過したら爆発するもの作ってもらったんだ!」


うちの家族になんてもの作らせてんだよ!

しかも思いつきでとんでもないもの作らせて満足気に自慢してきたし!


「さあ、みんなちゃっちゃっと埋めて移動しよう。」


これ、埋めて大丈夫なんだろうか?

なんかものすごくヤバそうな感じしかしないんだよな。


まあ、結局はみんなで協力して全部の爆弾を埋めてしまった。

相手には同情をする事しかできないな。


「それじゃあ追いつかれる前に正教騎士団と合流を目指そうか!」


ユーリさんに促されて俺たちは行動を開始した。


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